足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

Mo.892   ~なつかしのミズオオバコ~

2010年09月07日 | 植物




   観 日  2010 8 18 晴 34

   観    厚木市

    「確か、この辺りだと思うのだが」

    誘ってくれた二人は、懸命に田んぼの中を探している。

    「一か月前は、イネもこんなにも育っていなかったし、水も澄ん
   でいたし・・・」

      イネは今が花盛りだ。水が深深と張られているが、藻が繁殖して
   深緑の水面にイネの影が落ちて見難くそうだ。

    「ありましたよ!」 

   と言われて、畔とイネの間の水中を覗き込むと、白に淡いピンクを
   染めた
25cm程の花が咲いていた。葉は水中に20cm程広げてい
   るのが見えた。

    わたしが初めて出会ったのは、50年前の頃の水元植物公園であっ
   た。
余り整備のされてない沼の澄んだ水中に、葉を大きく広げ、そ
   の中心から突き出た花は幻想的であった。

    花は朝開き、午後にはつぼみ始める1日花だ。種子が育つ子房は花
   の下に細長くあり(子房下位)、花弁がつぼむと横方向になって水
   中に沈みこむ。
    思い通りの魅力ある植物であった。

 

 


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