まわるく盛り上がるタマゴケの集まり
針刺しに待ち針が?
霧雨の露を宿したタマゴケの
観 察 月 日 2012年 3月 18日 雨 12℃
観 察 場 所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
予報では夕方からの降雨のはずが、昼には霧雨が降りだした。
今年の冬は気温が低かった。そして、雨も少なかった。春を待つ
生き物達にとっては、この雨は恵みの雨になるだろう。
春先はコケが美しい。それぞれ形の違った茎葉から、伸びた柄
の先に形の違うをつけるたらだ。
観察路脇の斜面に、鮮緑色の葉が深々として美しく、その集ま
りが半円形に盛り上がっている。その中から沢山の柄を伸ばし
、先端に付けた玉状のは緑色で、みずみずしく艶やかだ。初
心者には、どれも同じに見え、区別し難いコケの中で、一度見た
ら間違える事のない特徴的なコケ、それがタマゴケだ。
の形を見るのなら若い内の方がよく、タマゴケも青いリンゴ
を思わせる美しさから、リンゴゴケとも言われている。
その小さなリンゴ形のに、降りしきる霧雨の露が宿り、水玉
レンズとなって、3月の景色を写し出していた。