足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1039 ~ タマゴケ の 水玉レンズ ~

2012年03月22日 | 植物

まわるく盛り上がるタマゴケの集まり

針刺しに待ち針が?

霧雨の露を宿したタマゴケの

観 察 月 日  2012年 3月 18日 雨 12℃

観 察 場 所  厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)

 予報では夕方からの降雨のはずが、昼には霧雨が降りだした。

 今年の冬は気温が低かった。そして、雨も少なかった。春を待つ

生き物達にとっては、この雨は恵みの雨になるだろう。

 春先はコケが美しい。それぞれ形の違った茎葉から、伸びた柄

の先に形の違うをつけるたらだ。

 観察路脇の斜面に、鮮緑色の葉が深々として美しく、その集ま

りが半円形に盛り上がっている。その中から沢山の柄を伸ばし

、先端に付けた玉状のは緑色で、みずみずしく艶やかだ。初

心者には、どれも同じに見え、区別し難いコケの中で、一度見た

ら間違える事のない特徴的なコケ、それがタマゴケだ。

 の形を見るのなら若い内の方がよく、タマゴケも青いリンゴ

を思わせる美しさから、リンゴゴケとも言われている。

 その小さなリンゴ形のに、降りしきる霧雨の露が宿り、水玉

レンズとなって、3月の景色を写し出していた。

 


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