足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1582 ~ 7月の玄倉 ~

2018年07月22日 | 昆虫

観察月日  2018.7.8 曇 28℃

観察場所  山北町 玄倉

 246号を右折すると急に雨が落ちてきた。玄倉に付くと雨は小

降りとなり、先に来た人達はケヤキの木の下で待っていた。

 雨も止み、ビジターの池に行くと、先月産卵したモリアオガエル

の卵塊はしぼみ、新しい卵塊があり、今年は計8卵塊となった。

 建物の前に野鳥が落ちていた。「オオルリの♀で、幼鳥の様だ」

とWさん。「建物のガラスの当たったのかしら?」と誰かが。ガラス

を見たが、衝突の跡は付いていなかった。

 裏のエノキの枝にテングアワフキがいて、2秒~10秒の間隔で

腹部末端から水滴を落とす。

 林道へ出ると、エビガライチゴの花が終わっていた。が、イチゴ

が見えない。Uさんが刺の枝の中から探して来た。一粒口に入れ

ると、甘みは柔らかく、少々酸味がして、美味しかった。

 すぐ横にサルナシの蔓があり、実はまだ青いが鈴なりだ。来月は、

野のサルと競争になりそうだ。若いUさんが採ろうと葉を掴むと、

「む、む、む・・・」手を放して後すざりをした。そこには、ムモンホソ

アシナガバチが巣を造っていた。「巣は細く成長する筈。これも来

月が楽しみ」と私。

 先を歩いていた人達が、キハダの木の所で立ち止まり、何かを見

ている。葉には、アゲハチョウ型の幼虫が止まっていた。「これ、

ミヤマカラスアゲハの幼虫ですよ」と私。Sさんがスマホから、その

成虫を検索した。「すごい、きれい!」皆 感激!

「野鳥が落ちている!」

エビガライチゴ だ。

サルナシ

ムモンホソアシナガバチ

ミヤマカラスアゲハの幼虫

自然関心人間の仲間たち

 


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