足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

  No.1382 ~ 事故?カンムリカイツブリ ~

2016年02月06日 | 野鳥

 観 察 月 日   2016.2.12.曇 10℃

 観 察 場 所   小田原市 酒匂川 

 酒匂川へは何回か野鳥を見に来ているが、この頃は鳥の飛

来が少ない様に思うがどうだろうか。

 台風が来て川の様子が変わったり、重機が入って川の改修

が行われたり、水の流れが変わったり、それらに連れて鳥の

様子も変わったり、川には川の歴史があるのだろう。

 今日は、ダイサギ、コサギ、アオサギが小魚を狙っている様

を見ながら飯泉取水堰へと歩いた。

 取水堰は水深が深くなり、オオバンの群れが泳いでいるの 

は前と変わらず、砂利が溜まり浅瀬が生まれ、沢山のカモメ

の仲間とカワウが羽を休めていた。

 それらの群れから遠く離れた水面を、ただ一羽孤独に泳い

でいる小型の水鳥が目に入った。レンズを通して見ると、頭

の羽毛が立って見える。隣で見ていたFさんが「カンムリカイ

ツブリね!」と私の方を向き、私は頷いた。

 間を置いて、離れたところで見ていたRさんがやって来て

、「ミミカイツブリですよね」と確かめる様に話し掛けてきた。

「私が見ているカンムリカイツブリは、首が長く立っているのに、

これは首が短く立っていない?」と続けた。

 カンムリカイツブリの特徴の一つは、首が長い事だ。それを

意識して見ると首が短く立っていない。そこで改めて見ると、

“首は背に向かって丸めている。”だから、短く見えるのだ。

「首に怪我をしているのでは?」Fさんが小声で叫んだ。

 カンムリカイツブリの左の首筋に、肌色の“くの字”に折れた

ひご状の物が突き出て見える。筋肉の筋が出ているものか、

それとも首に何かが付着しているのか、突き刺さっているのか、

よく解らないが、人間が関わっていなければ良いのだが。

 カイツブリは泳ぐ方向を変え、堰の方へと猛スピードで行っ

てしまった。

コサギ・ダイサギ・アオサギを見ながら歩く。

飯泉取水堰

カモメの仲間とカワウの群れが。

遠く離れて一羽 カンムリカイツブリが泳ぐ。

左の首筋に 肌色の何かが。 怪我!事故?何かあった・・・・・・・

長い首を 背に曲げている。 ”くの字”に見える、何かが首に。だから首を、伸ばせない?

それでも、元気に 猛スピードで泳いで行ってしまった

★ 何かアクシデントがあったのか? これでは、潜ることも、餌をとる事も、出来ないだろう。


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