足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1377 ~ ミサゴ と ノスリ~

2016年01月25日 | 野鳥

観 察 月 日  2016.1.9.晴 9℃

観 察 場 所  清川村 宮が瀬

ジョウビタキの動きに気を取られていると、「何を写しているので

すか」と突然声を掛けられ、思わず ハツ とした。

 見るとカメラも、スコープも持っていない人だ。「時々この林道を

散歩しているのだが、タカの類を見ます。今も樹の頂上に止まっ

ていましたよ」と続いた。

 林道では多くの人とすれ違うが、目を合わせ互いに会釈する人

も居るが、鳥に集中しているのか、黙々と歩いている人が多い。こ

んなに話し掛けて来る人は始めてだ。そこで、「どのあたりで見まし

たか」と聞き返すと、「すぐそこですよ」と歩き始めたので付いて行っ

た。

 指さす方を見ると、遥かダムの対岸で、葉を落とした樹木が生い

茂ってるところだ。肉眼ではとてもタカの姿は確認出来ないが、スッ

と伸びる裸木の針葉樹の頂上に、白い頭が浮き出て見えた。

 「ミサゴですね」と言うと、「あの木には良く止まっている」のだと

言う。

 長いレンズで撮影し、拡大して見ると“ミサゴ”だ。そこから、樹の

幹を下げて行くと、枯れ枝を積み上げた“巣”がある。ミサゴのもの

かどうか解らないが、大きい。

 そこから暫く移動すると、突然後方から大形の鳥が、低空で頭上

を飛び越し、前方の樹に止まった。私のすぐ後ろに見た人がいて

「後ろ向きなので頭が見えない。何かなー」私は首を振った。その

後2度飛翔を繰り返し、枝に止まって振り向いてくれた。

 「多分“ノスリ”の若鳥ですかね」私は呟いた。

ジョウビタキの動きを追っていると、突然・・・・・

「タカが止まっている」 それは遥か対岸の・・・・・

裸木の林の中 肉眼でも白い頭が 解った。

”ミサゴ” だ!

止まっている幹を 下げていくと・・・・・巣材が!

頭上を 低空で飛び 止まるが・・・

それからも飛ぶが ピント合わない?

今度は 「ノスリの若鳥かな?」 つぶやく。


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