我が家の菜園
モンシロチョウの幼虫に食べられ穴だらけ
蛹がいる外壁
モンシロチョウの蛹
観 察 月 日 2013 1.3.晴 9℃
観 察 場 所 横浜市 瀬谷区
家の外壁・網戸に計4匹のモンシロチョウの蛹が付いているのが目
に付いた。今までには無かった事だ。
今年は何故! それには訳がある。
毎年庭の菜園で白菜と大根を作っているが、この秋にはモンシロチ
ョウ・ヨトウガ等の幼虫が多く(消毒をしていない事もあるが)白菜は結
球しないものも出た程だ。この冬は、多くのモンシロチョウが蛹になった
であろう事が想像出来る。その内の幾つかの蛹が目に止まったのだ。
菜園から外壁までの距離は1.5m、そこから壁面を登り1.4m・92cm・
95cm、
網戸は2.5mの位置に蛹は付いていた。ホルモンの刺激を感じた幼虫
は白菜を降り外壁を目指して地上を“モコモコ”と歩いたのであろうか。
その答えは[NO]である。
幼虫の目は単眼で、小さな粒状の目が左右4個づつ計8個あるが、視
力は身の周りがおぼろげに見える程度で、家がある事など見えていない。
白菜の上で成長した多くの幼虫は、蛹化の場所を求めて気の向くままに
歩き、四方八方に分散して行ったに過ぎないのだ。
越冬蛹にとって恐ろしいのは、捕食者である野鳥に見つかる事だ。これ
に対して幼虫は行き当たりばったりに見えるが、その行動こそが想像も
つかない多様な場所に蛹化する結果にもなっているのだ。
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