観 察 月 日 2015.5.8.晴 25℃
観 察 場 所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
あなたは、チョウとガを区別する人ですか、それとも、しない
人ですか。
殆どの日本人は蝶と蛾を区別して見ています。私も子供の
頃、先生?から大人の人からその区別点を教えてもらった様
に思います。
(1)蝶は日中活動するが、蛾は夜活動する。
(2)蝶は体毛は少ないが、蛾は触ると粉や毛が付く。
(3)蝶は色鮮やかで美しいが、蛾は地味な色をしている。
(4)蝶は翅を立てて止まるが、蛾は平たくか屋根型に止まる。
位だったと思いますが、どうでしょうか。ところが、(1)~(4)の
例外が多く区別点には成り難いのです。しかし、(1)は「そうだ
よね」と言いたいのですがどうでしょうか。
日中ハルジオンを覗いて見たら、花上で吸蜜している開長15
cm程のホソオビヒゲナガというガが目に止まりました。金色の
細い翅に白い筋が1本、特徴は何と言っても雄は体の何倍かあ
る長い髭を風にそよがせていました。その飛ぶ姿は、翅をひらひ
らさせ、長い髭を踊りの様に動かすさまは、私には、子供の頃開
いた絵本に載っていた羽衣の天女の姿を思い出させました。
学問の世界では、チョウもガも鱗翅目のグループとしてまとめて
いますが、私達一般の人の間では、蝶と蛾を何となく区訳している
のに過ぎないのです。
日中、ハルジオンの蜜を吸う ホソオビヒゲナガ 雄。
雌は 髭が短い
イタチハギの蜜を吸う。(伊勢原市 仁ガ久保林道)
優雅に 髭を そよがせる。
*日中 活動する ガはまだまだいる。
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