足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1323 ~ ホソオビヒゲナガ の 時間 ~

2015年05月21日 | 昆虫

観 察 月 日  2015.5.8.晴 25℃

観 察 場 所  厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)

 あなたは、チョウとガを区別する人ですか、それとも、しない

人ですか。

 殆どの日本人は蝶と蛾を区別して見ています。私も子供の

頃、先生?から大人の人からその区別点を教えてもらった様

に思います。

  (1)蝶は日中活動するが、蛾は夜活動する。

(2)蝶は体毛は少ないが、蛾は触ると粉や毛が付く。

(3)蝶は色鮮やかで美しいが、蛾は地味な色をしている。

(4)蝶は翅を立てて止まるが、蛾は平たくか屋根型に止まる。

位だったと思いますが、どうでしょうか。ところが、(1)~(4)の

例外が多く区別点には成り難いのです。しかし、(1)は「そうだ

よね」と言いたいのですがどうでしょうか。

 日中ハルジオンを覗いて見たら、花上で吸蜜している開長15

cm程のホソオビヒゲナガというガが目に止まりました。金色の

細い翅に白い筋が1本、特徴は何と言っても雄は体の何倍かあ

る長い髭を風にそよがせていました。その飛ぶ姿は、翅をひらひ

らさせ、長い髭を踊りの様に動かすさまは、私には、子供の頃開

いた絵本に載っていた羽衣の天女の姿を思い出させました。

 学問の世界では、チョウもガも鱗翅目のグループとしてまとめて

いますが、私達一般の人の間では、蝶と蛾を何となく区訳している

のに過ぎないのです。

日中、ハルジオンの蜜を吸う ホソオビヒゲナガ 雄。

雌は 髭が短い

イタチハギの蜜を吸う。(伊勢原市 仁ガ久保林道) 

優雅に 髭を そよがせる。

                                *日中 活動する ガはまだまだいる。


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