イヌガラシの上を飛ぶ。
産卵
産みたての卵 6月8日
孵化したばかりの幼虫 6月12日(体長3㎜)
5令幼虫 7月2日
幼虫の頭部 黒い粒は単眼
蛹 7月10日
蛹の中はチョウの体は完成
観察会から帰ってみたら羽化していた 7月15日
観 察 月 日 2012.7.15. 晴 29℃
観 察 場 所 山北町 玄倉林道
林道の山側には水がしみ出ている所があり、キツネノボタンの一種
と共にイヌガラシが黄色の小さな花を付けている。そこを中型の白い
チョウが飛び、吸蜜したり、葉に危なげな止まり方をしては卵を産み
付けている。
中型の白いチョウと言えば、モンシロチョウかスジグロシロチョウだ。
羽に黒い紋があるのがモンシロチョウで、スジグロシロチョウは名前
の通り白い羽に黒い筋があるので区別できる。
又、モンシロチョウが開けて明るい畑地を好むが、スジグロシロチョ
ウは林辺など暗い場所を好む様だ。そこには野生のアブラナ科の植
物があるという事になる。
私が子供の頃は、「モンシロチョウは外来種で、スジグロシロチョ
ウは在来種だ」と言われていた様に記憶している。が、その後代表的
な食草イヌガラシは人里植物で、史前帰化の疑いが濃厚と言われ、
それを食草としているスジグロシロチョウも同じ歴史を辿っているもの
?と考えられそうだ。
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