観 察 月 日 2014.5.30 晴 29℃
観 察 場 所 狛江市 多摩川中流域
コアジサシは宿河原堰堤と河原で抱卵していた。
一羽のコサギが飛来してコアジサシの巣に近づくと。
コアジサシは飛び立ちコサギに攻撃を、コサギは地面にうずくまった。
コアジサシはすかさず攻撃。
一寸不思議に!コサギが集団?で抱卵していた堰堤上は、カワウも集団?で賑わうのに
コアジサシは・・・・・
「河原でコアジサシが営巣していて、コサギが巣に近こうものなら、
コアジサシは巣から飛び出し執拗に攻撃を掛けていましたよ」Yさん
の話を聞いて昼食でまだ座っていた私は立ち上がった。
「犬や人間が散歩をしていて、うっかりコアジサシの巣に近付くと、
巣を飛び出し、攻撃して来る」とは聞く話だが、とはいえ体の小さな鳥
故に、外敵が多く激減の傾向にある。
中州でコアジサシが抱卵していると言うので、双眼鏡で探して見た
が見つからなかった。
その時、一羽のコサギが飛来し巣のある方向に歩き始めた。
「コアジサシが飛び立ちましたよ」とYさんの声。コアジサシは、コサギ
の頭目掛けて2回3回と急降下の攻撃を掛けた。その度にコサギは地面
に伏す姿勢を取ったが、我慢できず20m程も飛び川の水の中へ逃げた
が、コアジサシはそこまで追跡し攻撃し、巣を守る気強さを感じた。
ところが、ここでは宿河原堰堤で抱卵しているコアジサシが何羽もいる。
そこにはカワウが沢山いて、羽を広げたり羽づくろいをしたり賑やかだ。
これに対してコアジサシは何の反応も示さない様に見える。巣との距離が
この程度なら良いのか、それともカワウが居る方が天敵のカラスやタカの
類を防ぐために役だっているのか、不思議に思えた事であった。
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