観察月日 2018.12.9. 曇 3℃
観察場所 山北町 玄倉
車窓から見える景色の中に、木立一面に赤紫色の花を付
けたサザンカが目に映る。
車を降りると、元ビジターセンターの垣根に植えられたサザ
ンカの根元に、赤紫の絨毯が敷き詰められていた。
庭に入ると、小形の葉に二重鋸歯のイロハモミジが赤く染ま
り、葉は前種より大きく、鋸歯は単純なオオモミジは、黄色に
染まっている。
空気は冷たく、鉛色の雲は厚く、急に冬が来た感じだ。先ず
は建物をバックに記録撮影。この寒さでは、生き物の姿は無
いだろうが、人気のなくなった建物の壁面から冬を探す。
「ハラビロカマキリがガラス窓の枠に、しがみついています
よ」と誰かの声!
予想外れに驚いた皆が駆け寄る。“腹部が膨れているので、
産卵前なのだろう”“寒さで、これから産卵出来るのだろうか
”皆それぞれが呟く。
次に、西面から北面への建物の角に、ジョロウグモ♀が、
頑張っていた。「早く産卵すればいいのに」と呟く人がいた。
北側に回る。軒下の壁面に、ヒラタグモの円盤状の巣が並ん
でいる。クモの糸で作られたスリーピングバックの中で冬を越
すのだろう。
建物の外壁には、何匹ものエサキモンキツノカメムシが見ら
れた。越冬場所を探しているのだ。
探せばまだまだ見つかりそうだ。多くの生き物が利用してい
るのだ。
サザンカの花弁で 敷き詰められていた。
イロハモミジ
オオモミジ
バックは 元ビジターセンターの建物。
ハラビロカマキリ♀ 産卵できるのだろうか? みんな心配顔!
ジョロウグモ♀ 「早く産卵すればいいのに」 心配 心配!
巣から顔を出した。ヒラタグモ。
通称 ”エサキ さん”
越冬場所を 探している。
★ まだまだ 見つかりそうだ!