観察月日 2018.7.15 晴 30.1℃
観察場所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
建物の壁面に、中形のセミの抜け殻を見付けた。まだ、アブラ
ゼミもミンミンゼミの鳴き声はしない。近寄ってアンテナを見たら、
アブラゼミであった。
毎年この時期のミニ観では、エサキモンキツノカメムシの産卵
哺育を観察している。いつものミズキの木へ行って見ると、1匹の
雌は1令幼虫を哺育していたが、もう1匹の雌の卵はまだ孵化し
ていないが、その半分ほどの卵の色は茶に変色し、寄生蜂に寄
生されている事を物語っている。それでも親は体の下に抱いてい
る。自然は、複雑な事をする物だ。
谷戸の入り口で、ルリボシカミキリが飛んだ。Yさんが、2009年
7月号のミニ観だよりを持って来ていた。そこには、初めてルリボ
シカミキリに出会った事が書かれていた。
谷戸に降りると、Kさんが「カブトムシがいるわ」とクヌギの根際
を指さした。大学のフィールドによくいるので目についたという。
雄が雌を頭から抱えていた。
構内にはデーターマツが多く、大木になっている。「シカの毛か
付いている!」又もKさんが見付けた。よく見ると、シカの雄の角
砥ぎで樹皮が削られていて、樹脂が噴出し、毛が付着しているの
だ。ケヤキ広場へ来た所で、又々、Kさんがしゃがみ込み、地面を
見つめ追っている。その先は、クチクラだけになったニイニイゼミ
の頭部を、クロヤマアリが運んでいた。
アブラゼミは アンテナの3節が太く長い。
すぐ近くに、羽化したばかりの アブラゼミがいた。
エサキモンキツノカメムシ 1れい幼虫を。
半分程 寄生。
ルリボシカミキリを 一時採集。
「カブトムシが!」
[シカの毛が!」
アリが運ぶ!
★ 暑さに ご注意を!