観察月日 2018.7.27 晴 29℃
観察場所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
5月、ハルジオンの咲く花畑をミニ観の人達と、「そろそろ、ヒ
メジョオンにバトンタッチをする頃だね」そう呟きながら歩いた。
あれから1~2カ月、広場の風景は今どうなっているのか、行っ
てみた。
ほうきの様に枝を広げた“アレチノギク”、円錐状に枝を整え
た"オオアレチノギク”や“ヒメムカシヨモギ”が草原の前面に並
び、夏の草原の風景を描き上げている。
5月の時の様に草原を縦断仕様と一歩足を踏み入れたが、
草丈が膝より高く、引き返した。
足元の暗い草陰の中から、オトギリソウの茎が伸び黄色の
花が一輪開いていた。草を揺らすと、若草色をした10mm程
のバッタが跳び出す。オンブバッタの子供なのだろう。草の中か
ら急に2m程飛び立った茶色の大形のバッタがいた。体長10㎝
もあるショウリョウバッタだ。他のバッタに比べ成長が早い。
一段と伸びたススキの葉裏を覗いて見ると、黒い頭に毛深い
2本の角、どこか、“可愛い”クロコノマの幼虫が3匹いた。
毎年“秋のミニ観”では、ケンポナシの果軸(実が付く枝の部
分)を味わうのを楽しみにしている。果軸を見ると、茶色に変化
し少し膨らみ掛けて見えた。が、果実の横にカメムシの幼虫が
いるのを見付けた。昨年の秋、他の木で成虫を見付けた「オオ
ツノカメムシの幼虫」だと言う事を思い出した。
草原は 夏の景色に変わっていた。
オトギリソウが覗く。
大きい ショウリョウバッタ の♂が 葉の陰に。
幼虫の時 意外に赤色の ササキリ。
クロコノマ幼虫。
ケンポナシの果軸が・・・
オオツノカメムシの 若令幼虫がいた。
★成虫は 大きい きれいな カメムシだ。