観 察 月 日 2017.6.18日 雨 20℃
観 察 場 所 厚木市 七沢 (丹沢の林道他)
「もう、ゲンジボタルの時期が過ぎて、すでにヘイケボタルでした。
光は弱いがきれいでした」ついこの前話を聞いたばかりだ。
突然目の前を、黒い体に赤く染まる小形の甲虫が飛んだ。その
時「ヘイケボタル?」と小さく口走った。考えてみれば、夜行性
のヘイケボタルが日中飛ぶ訳はないのに。聞いた話が頭に残っ
ていたのだ。
とっさに掌で捕まえようと、1回2回と振って見たが、空気の動き
に押されて失敗、3度目には掌に当たって地上に落ちた。
落ちた甲虫はと言うと、胸部を前に曲げ、横になって寝ている形
だ。そして、じっとして動かない。甲虫の中には、驚いたりすると葉
上から自分で転げ落ち、地上では足を縮め死んだ振りをするもの
がいる。
"寝姿が可愛い❤”と言う人がいそうな形?で寝ていたが、しばらく
すると、のこのこ歩き出した。
落ちた甲虫はヘイケボタルではなかった。胸背の赤い斑紋は似
てきれいだが、オバボタルであった。成虫は光らず、昼間活動する。
そこで、ヘイケと比較すると目は小さく、触角は平たく長い。触角は、
活動する時何等かの情報をキャッチするための形だ。
最近丹沢山麓を歩いて目にしたホタルとその近くの仲間を思い出
すと、黒を基調とするが、赤が入ったり、その形にも変化があって魅
力的だ。だがその種に辿り着くには、専門性が高く私などにはとても
できない。
手のひらに当たって落ちたホタルは 動かない。
オバボタルだ 赤色紋が違う 目が小さい 触角が扁平で違う
ベニボタル
キタベニボタル?
クビボソジョウカイ?
ジョウカイボン
★ ベニボタル科 ジョウカイボン科は肉食性 小昆虫を捕食する