アブラゼミ と 目が合ったら
「 オスッ!」と手を挙げた
そんなわけ ないよね
山北町 玄倉
7月10日 晴 この日はセミの鳴き声はなかった(ヒグラシ♂)
8月6日 晴 アブラゼミ、ニイニイゼミが鳴きヒグラシも鳴く(アブラゼミ、ヒグラシ)
8月14日 晴 ミンミンゼミが多くアブラゼミとツクツクホウシで賑やか。クマゼミも鳴いた。
観 察 月 日 2011 8、14 晴 30℃
観 察 場 所 山北町 玄倉 (丹沢湖ビジターセンター)
「不思議な!抜け殻の木がありますよ」とTさんが声をかけて来た。
ビジターセンターの裏にはそう広くはないが雑木林があり、今日は
朝からセミの大合唱だ。
林に立つ不思議な木とは、手で握るには無理な程度の太さの木だ。
いつの頃か立ち枯れし、大人の背丈の高さで“ポッキリ”折れている。
その先端近くに、アブラゼミとヤブヤンマ?の抜け殻が付いているの
だ。
先にセミが地中から這い出て歩き回り、立ち木を見付け登って羽化
したのだ。
次にヤブヤンマだが、ヤゴが育っていた池との距離は約6mで、陸
へ上がってからは長い腹を引きずりながら短い足で林床を歩き、やっ
と?立ち木を見付けて登った所にセミの抜け殻があった。それに足を
確りと固定して羽化したのである。
穴から這い出たセミの幼虫を見ると、目だけが黒々として目立つ。
それからは、近視的ではあるが周囲の景色がみえているのだろう。
それにしても、林の中はクヌギやコナラが何本もある。それを選ば
ず目立たない細めの立ち木を選んだのは何故だろうか。
自然の中は、不思議な事で溢れている。