観察月日 2018. 2.11.曇→晴 7℃→15℃
観察場所 山北町 玄倉
予報の通り、前夜から降った雨は朝方には上がり、道路は
濡れていたものの、「晴れる」との予報に明るい気分で行く。
246号線では14℃、清水橋を曲がり集落に掛かると11℃
と降り、玄倉に付いた時には、気温7℃であった。
山を見上げると、木々の芽は膨らみ、橙紅色のベールを引
いたように霞んで見える。元ビジターセンター前庭に植栽され
たアカガシの冬芽は大きく膨らみ、昨夜の雨がしずくとなり、
西丹沢の山々が逆さに写っている。
コナラの枝にヤママユの繭を見付け、以前Rさんがヤママユ
の繭から紡いだ糸があったので、糸を伸ばしてみた。その長さ
は約9m、1匹の幼虫がはいた糸の長さに驚く。
裏庭のエノキの枝に越冬しているアカボシゴマダラの幼虫を見
に行く。1月は5匹いたのに、皆で必死になって探して見たが4匹
で、1匹足りない。どうしたのだろうか?
玄倉林道を歩くが、静かに戻った。ヤマアジサイの枯れ花が揺
れ、エナガの群れに出会い、30~40m程並行して歩く。ウラジロ
ガシの常緑樹の中を、イヌシデ、コナラの落葉樹の小枝を移りな
がら、自在にに移動し、私達を楽しませてくれた。
川幅が広がった河原では、カヤクグリが2羽、枯葉を返しては餌
を探す行動を、長い時間みせてくれた。
最後にクマタカも高い空を飛び、その頃青空が顔を出した。
雨上がりの 丹沢湖。
アカガシの冬芽も膨らんで。
ヤママユの繭。
アカボシゴマダラ幼虫。
エナガ。
エナガ。
カヤクグリ。
クマタカが飛ぶ。
玄倉の林道で。