上原由記音『スペイン音楽講座と公開レッスン』 - ミューズの日記
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昨日は東京からピアニストでスペイン音楽のスペシャリストの上原由記音さんにお越し頂き、『スペイン音楽のお話とギター公開レッスン』をやっていただきました。
聴講参加の皆さんには『とても良かった!』『よい勉強になった!』と大好評。台風が接近する中を参加頂いた甲斐がありました。上原先生ご本人は『ギターの技術的なことは分からないから・・・。』と仰っていましたが、その心配は全く必要ありませんでしたね。音楽をタップリ教えていただきました。やはり楽器が違っても音楽は同じですね。

ギター愛好家にはスペインと言う国とスペイン音楽には馴染みがありますが、意外と何も知らないんですね。私も大学でスペイン語を専攻しましたし、ギター大好き人間ですが、スペイン音楽について如何に勉強していないかを痛切に感じました。
上原先生の著書『粋と情熱 スペイン・ピアノ作品への招待』を読んで頂くと、上原先生が如何にスペイン音楽がお好きで、如何によく研究されているかが分かります。

最初の1時間は上原先生が用意されたテープとCDでスペイン音楽の根底に流れているイスラム音楽やらキューバの古い音楽を紹介しながらスペインの歴史と音楽の形成過程についてとても興味深いお話をしていただきました。キリスト教文化とイスラム教文化の融合を改めて再認識した次第です。その前置きを受けて、3人の方がレッスンを受けました。

竹口喜久さん セビリア/アルベニス
伊藤兼治さん 歌と舞曲第10番/モンポウ
中村公樹さん 入江のざわめき/アルベニス

上原先生のレッスンを受けて受講者の皆さんの演奏がみるみる良くなっていきます。当然受講者本人も音楽をより理解でき、すっきりとしたのは勿論ですが、兎に角上原先生の説明が非常に分かりやすいんです。ある聴講者曰く『今まで入江のざわめきはどう演奏したらいいのかよくわからない曲だったけど、今回初めてよく分かった。』
レッスン終了後に上原先生の本とCDが良く売れ、サイン会も盛り上がったのを見ても、皆さんの満足度が推し量れます。
私も先生に『今後はもっとギター界にも進出してください』とお願いをしました。またいつかミューズサロンにも登場して頂けることを祈っています。その時には今回聞き逃した人も是非ご参加下さい。大阪からご参加を予定されていて、台風でキャンセルされた人も是非次回は起こし下さいね。


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