上原由記音 - ミューズの日記
ミューズ音楽館からの発信情報  ミューズのHP  http://www.muse-ongakukan.com/

 



皆さんは上原由記音さんと言うピアニストをご存知でしょうか?
ミューズでも彼女の著書「粋と情熱/スペイン・ピアノ作品への招待」と言う本を販売していますが、彼女はスペイン音楽のスペシャリストとして世界に認められているピアニストなんです。そして今回は彼女の最新譜「アルベニス/ピアノ作品集1」が発売になりミューズでも毎日聴きながら仕事をしています。勿論CDの販売もしていますよ。
上原さんとはミューズのブログへのコメント投稿を頂いた事からやり取りが始まりました。そして「粋と情熱」を仕入れて何冊もギター愛好家、専門家にもお買上げ頂きました。アルベニス、グラナドス、ファリャ、トリーナ、そしてモンポウを中心に、スペインの作曲家たちの簡潔な伝記とその作品を紹介し曲の成り立ちから解釈、演奏のポイント、聴きどころまでを詳細に解説しいます。アルベニスの「スペイン組曲」やグラナドスの「スペイン舞曲集」にしても、ギター演奏で耳にする機会の方が圧倒的に多いくらいですから、これはギターリスト、ギター愛好家にとって貴重な本と言えます。

さてCDのお話です。
ミューズでは毎月「レコード芸術」を取っていますが、4月号に上原さんのアルベニス/ピアノ作品集1が特選盤として紹介されています。アルベニスは2009年で没後100年になるそうで、それまでにアルベニスの作品を収録し続けて全4巻まで製作する予定だそうです。初めてこのCDを聴いたときの印象は「うぁ!きれい、うまい、浸み入る、感動的」などの形容詞で表現できるでしょうか。彼女の演奏は内面的にとても成熟した、心に響く演奏です。1曲目にグラナダ(スペイン組曲第1集)が収録されているのですが、私はこれを聴きながら目頭がジーンと熱くなります。ゆっくりしたテンポで美しく哀しく、しかしスペインの広大な大地をイメージさせる包み込まれるようなうたい方で、こんなグラナダは初めて聴きました。セビーリァなんかは品があり、迫力があり、そして粋なんです。これまたスペインものを演奏するギターリスト、ギター愛好家の皆さんには大変参考になるCDです。是非一度聴いてみてください。

さて、その上原由記音さんに7月14日(土)にミューズサロンに登場していただくことが決まりました。1時間ほどスペイン音楽についてレクチャーしていただき、2~3人のレッスンをして頂こうと言う趣向です。勿論ギターで弾くスペインもの(オリジナルがピアノの曲)のレッスンですよ。ギタリストではなくピアニストに、しかもその道のスペシャリストにアルベニスやグラナドスなどの曲のレッスンをしてもらうなんてめったにない機会ですよね。詳細はまた後日ご案内しますのでご期待下さい。

因みに上原由記音さんのHPは:http://www2.ocv.ne.jp/%7Eyukine/



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« ギターの音っ... 村治佳織さん... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。