レオナルド・ブラーボ - ミューズの日記
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今日は宗次ホールでアルゼンチン人のレオナルド・ブラーボと言うギタリストのリサイタルがあり、行って来ました。恐らくこの名前を知っている人は殆ど居ないと思いますが、彼は2003年に来日し、現在福岡在住なんです。67年生まれと言うから丁度40歳。アルゼンチンでは7枚のCDをリリースしていると言うから、結構の実力者。

プログラムは、ユパンキ、ソル、ヴィラ=ロボス、タンスマン、ボグダノヴィチ、ガルデル、ピアソラ、シネシとアルゼンチンのフォルクローレ、タンゴなど祖国アルゼンチンの作曲家の作品を随所に織り交ぜての楽しい構成。

演奏はもっと土臭さのある人かと思いきや、意外と洗練された綺麗な演奏でした。もう少し個性が強くても・・・とか、もう少しパッションがあっても・・・と思わせるくらい正当な、しかし完璧な演奏でした。技術的にも素晴らしいものを持っていながら決してそれを見せびらかすような演奏ではなく、真面目に作品に向かい合い、丹念に表現すると言う印象でした。アルゼンチン人という先入観からか、実はもっと荒々しく強烈な演奏を心のどこかで期待というか、想像していた私には若干肩透かしを食らったくらいの端正な演奏でした。

彼は福岡のギター専門店・フォレスト・ヒルでも教えていて、私も一度訪問したいと思っている店なので、主催者側の方に演奏終了後紹介して頂きご挨拶してきました。人間的にもとても真面目そうな方でした。

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