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「この夏あのマエストロが帰って来る!」と言うフレーズでオスカー・ギリア・ギターリサイタル2005が昨夜名古屋・伏見・電気文化会館で行われました。
お盆休み明けと言うこともあってか、やや物足りなり入場者数ではありましたが、コンサートは福田さんとの二重奏で始まり、マエストロのソロ、そしてまた二重奏、最後に地元で活躍している演奏家と三重奏をと言うマエストロのアイデアで酒井康雄さんが加わってのトリオとだんだんと盛り上がり素晴らしい演奏会になりました。
私は舞台袖で進行を担当しながら黒子として椅子の出し入れしていましたが、マエストロの日本語の上手なことと日本語での駄洒落が素晴らしいのに驚きました。名古屋弁もすぐ覚えて「どえりゃーうみゃーでいかんわ」と出てきます。とにかく6ヶ国語を話すと言うマエストロですから・・・
しかし、暫く観察していると分かったのですが、もう一人のマエストロ・福田さんがオスカーさんに悪い言葉も含めてスラングを教えているんです。福田さんにとってはギターの師匠に当たるわけですが、22歳の時からのお付き合いの上、福田さんも世界のマエストロの領域に達し、またオスカーさんの世話役をしっかりされているため、師弟関係だけではなく見ていると友達みたいなんです。
そのお二人が今日はミューズ音楽館を訪問してくれました。
福田さんはオープンの時に来ていただく予定でしたが、仕事の都合でお出でいただけなかったと言う事もあり、今回忙しいスケジュールにも拘らず時間を作っていいただきました。ホテルから着くともう酒井さんと加納さん、息子さんの大西さんがお待ちになってました。着くなり「わぁ、凄いな!」と福田さん。「いい店ですね!」と誉められて私も大満足。取り敢えずは店で冷たい水出し茶で一息入れていただき、加納さんが持ってきた先代の骸骨ギターと息子さんの第一号ギターをマエストロ・オスカーが試奏。「イイデスネ~!チイサイオトデモキレイ」といい評価でした。
その後、3階のサロンにご案内して福田さんにもここでマスタークラスをお願いし、2階の教室ではマエストロがマリンバに興味を持ち、マレットで遊び始めました。マエストロが「ギターヨリムズカシイネ」と言うと福田さんが「そんなこと無い、ギターの方が難しいよ」と日本語の会話。そして店で写真撮影をしていよいよ名古屋駅へお見送り。12:24発のぞみ号のグリーン車で東京へ向かって無事発たれました。
マエストロ・オスカー、マエストロ福田、素晴らしい演奏と楽しい時間をありがとうございました。
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福岡公演の模様はこちら
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