第13回名古屋ギターコンクール - ミューズの日記
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先日、12月11日(日)に行われた第13回名古屋ギターコンクールについてのご報告です。
今回は初めて審査員と言う形で参加させていただきました。当日は10:30から第二次審査が行われ、26名が演奏しました。(29名の予定が3名欠席)二次審査は課題曲・前奏曲第5番(タレガ)と自由曲(6分以内)の演奏で競われました。そして6名が本選に出場し、課題曲・メヌエットOp.11-10(ソル)と10分以上15分以内の自由曲を演奏しました。

先ずは本選に出場した6名を演奏順にご紹介をします。
1.安藤公美(東京)、2.高須大地(愛知)、3.西田武史(大阪)、4.土橋庸人(広島)、5.渡辺巧規(愛知)、6.長縄広紀(愛知)
と6人の内3名が愛知県と地元が健闘しました。
そして、6名が演奏を終えて、ゲスト審査員の鈴木大介さんがゲスト演奏をしている間に審査が行われました。その結果、なんと13回目にして初めて愛知県から優勝者を出すことになりました。
第一位 長縄広紀(愛知)
第二位 西田武史(大阪)
第三位 土橋庸人(広島)

嬉しかったですね。やっと愛知県から優勝者が出た訳です。そして私にとっては更に嬉しいかったことに、その優勝者がミューズ音楽教室の生徒さんだったことです。今年の6月に開講したばかりの教室ですが、長縄さんは勉強熱心で酒井先生、藤井先生のお二人に月一回のレッスンを受けています。仕事はきつい様で毎日の就労時間は12時間にも及ぶそうですが、それにも関わらず懸命に練習をしたようです。そんな彼に私は大きな声でエールを送り、祝福したいと思います。

しかし、今回のコンクールで感じたことに、何故こんなに古典をしっかり弾ける人が少ないのだろうと言う事です。二次予選、本選とタレガ、ソルだった訳ですが、ちゃんと弾ける人が殆ど居ませんでした。皆さん自由曲はしっかり練習してあり、現代曲は結構それなりに演奏しているようですが、それでは演奏家としては不十分です。二年前にも審査委員長だった福田進一さんがコユンババを上手に弾いた人に対して「この曲はコンクールで弾いても評価されません」と言ったことがあります。そして今年は本選にも古典の課題曲を設けることになったようです。すると見事に皆さんが古典が弾けない事があからさまになってしまったと言う訳です。皆さん、もっと古典をしっかり勉強しましょうね。


コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
コンクール (うさぎchan)
2005-12-14 23:41:11
長縄さん、優勝おめでとうございます!

朝から聴いていましたが、みなさんの緊張感や今までの努力etc.色々なことが伝わる良いコンクールでした。本選の演奏で一番「気迫」を感じたのが長縄さんでした!

これからもお仕事に、ギターに頑張ってくださいね。

 
 
 
古典 (Shigeru Takehara)
2005-12-15 03:51:57
この場で、誰か、古典はどうやって弾くか解説していただけるといいですね。それか、ミューズで、公開講座を開くとか。(もちろん、私は参加できませんが)

 
 
 
古典をどう弾くか? (山下 高博)
2005-12-15 11:04:36
これは一言で言える問題ではありませんね。

中川祥治先生の『ギタリストの為の音楽様式講座』がミューズ音楽教室にありますので、是非これを受けてください。いい勉強になりますよ。
 
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