アルゼンチン赴任 その8(事務所&秘書探し) - ミューズの日記
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今までにアルゼンチン赴任と言うタイトルで7回も書いていますが、仕事のお話をしていませんね。今日は最初の仕事であった事務所の登記と事務所の物件探しについてです。

登記については、先回出張で来たときにビザの申請を依頼した弁護士に登記の依頼もしてあったので、私のワーキング・ビザが下りて赴任すると直ぐに着手できました。住所も、赴任して2ヶ月近くは代理店(インポーター)の一部屋をお借りして仕事をしていましたので代理店の住所で登記を進めました。
しかし、代理店にあまり借りを作るのは良くないと言う事で、事務所の物件探しをしなければいけません。何せ私のミッションは代理店の資質、将来性、跡継ぎ問題、市場性などを勘案してして当面代理店の育成に専念するのか、決別してヤマハの販社を作るのかの結論を導き出すことにあるわけですから。
代理店としては『いいじゃないか、ずっと内の部屋を貸すから・・・。』なんて言ってくれるんですけど、『いやいや、いつまでもご迷惑を掛ける訳にいかないから。』と言ってはチョッピリ後ろめたさを感じながら物件探しに精を出しました。

不動産屋から紹介される物件を10数件見ました。私と将来採用する秘書の二人だけの予定ですから小さな事務所でいいんです。それが家賃と地理的条件、大きさなどが程良いところがなかなか見つかりません。しかし、あまり長引くと本社から『何やってるんだ』とお叱りを受けかねません。不動産屋をつつきました。そして2ヶ月近くが経とうとしている頃、代理店から歩いて5分と言う立地条件でいい物件が見つかりました。

机やキャビネットなどは、丁度その頃にある邦銀の駐在員事務所が引き払うところでしたので、その事務所のものを安く譲っていただく事が出来ました。これはタイミングのいい話で助かりました。

次は秘書探しです。これは結構楽な様で難しい仕事です。
人材派遣会社に依頼して何人か面接します。試験採用期間として2~3ヶ月使ってみて採用を決めればいいのですが、外国語(スペイン語)での面接で相手の人格、力量、性格を見抜くのが結構難しいですね。日本語ですと細かなニュアンス、言い回しによる相手の考えている事や性格も判断できるものが、外国語ではなかなか難しいですね。5~6人面接して決めた最初の秘書は外れてしまいました。ウソを付くのですね。2ヶ月で派遣契約を中止して、新しい人の紹介を依頼。二人目は人柄は良かったのですが、PCの能力と積極性が今ひとつで長続きせず。そうこうしている内にいろんな日系企業の従業員を見ると、日系人が非常に良く働き、安心感があることに気がつきました。結局日系人を採用することになりました。彼女はまじめでよく働きます。日系2世なので日本語も少し話しました。今もアルゼンチン支店に勤務しており、私の誕生日には必ずメールで『おめでとう!』と送ってくれるんです。


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