昨日は久しぶりに浜松に言ってきました。浜松ギター鑑賞友の会の江間常夫さん演奏会に出席し、今朝一緒に名古屋までドライブしてきました。しかし、土日1,000円になってからやはり東名の交通量は増えましたね。
我々の世代には江間常夫さんの名前は知られていますが、今の若い人には馴染みのない名前かも知れません。ご本人も『私は敢えて自分自身を鎖国状態に置いています。』と言われるように、ギター界との接点を積極的に持たないようにされているようです。だから余計に名前を耳にする事が少なくなるのかも知れません。
それは氾濫する情報にご自身が惑わされたり毒されたりしないようにとのお考えからのようです。つまりご自分の軸をブラスことなく、信念を貫きたいと言うことだと思いますし、それが演奏にも現れていたように思います。誰かの真似や影響を感じさせることがない、江間さんの音楽を聴かせてくれました。
プログラムは我々の世代にはとても魅力的な名曲ばかりを揃えてくださいました。江間さんの演奏は今までに聴く機会がありませんでしたし、このプログラムを戴いた時からとても楽しみにしていました。
<プログラム>
●さくら変奏曲・・・・・・・・・・横尾幸弘
●アストリアス・・・・・・・・・・I.アルベニス
●カプリチオアラベ・・・・・・・・F.タレガ
●サウダ-ジNo3「郷愁」・・・・・R.ディアンス
●ワルツNo3、No4・・・・・・・・A.バリオス
~休 憩~
●大序曲・・・・・・・・・・・・・M.ジュリア-ニ
●大聖堂・・・・・・・・・・・・・A.バリオス
●魔笛の主題と変奏・・・・・・・・F.ソル
●グラナダ・・・・・・・・・・・・I.アルベニス
どうです?魅力的ですよね?昨年還暦を迎えられたと言うベテランギタリストの江間さんがこれらの曲をどの様に演奏されるかって興味深いですよね?
ご本人は『私も歳をとりました』と言われていましたが、なんのなんの、味のある良い演奏をされました。浜松でも、名古屋でも聴衆の皆さんが大満足でしたから間違いありません。
いろんな仕事を経験されているそうで、代議士の秘書の経験もおありとか。そして、ありとあらゆる苦労をされたとか。やはり苦労は買ってでもするものなんでしょうかね。
山下高博
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