
(橿原市北部周辺地図:クリックすると拡大表示します)
大和朝廷時代には歴史の中心として、江戸時代には自由都市として栄えた橿原。田園地帯にぽっかりと浮かぶ大和三山や、その合間を流れる飛鳥川、曽我川。美しく豊かなこの地は、万葉歌人にも愛されていた。
その歌は万葉歌碑となり、まちのいたるところに点在している。
藤原宮跡以南は、万葉歌碑マップ探訪:橿原市 藤原古京 万葉歌碑群 で既に紹介済。
ここでは、藤原宮跡以北の街中に点在する歌碑を取り上げる。(探訪日:2015/3/30)

耳成山と耳成公園木原池

1.橿原市雲梯町 河俣神社
思はぬを 思ふと言はば 真鳥住む
雲梯の杜の 神し知らさむ (巻12-3100) 作者未詳 →詳細は万葉アルバムへ

2.今井町 今井まちなみ交流センター華甍
明日香川 しがらみ渡し 塞かませば
流るる水も のどにかあらまし (巻2-197) 柿本人麻呂 →詳細は万葉アルバムへ

3.地黄町 人丸神社
秋山の 黄葉を茂み 惑ひぬる
妹を求めむ 山道知らずも (巻2-208) 柿本人麻呂 →詳細は万葉アルバムへ

4.中曽司町 磐余神社
ま菅よし 宗我の川原に 鳴く千鳥
間なし我が背子 我が恋ふらくは (巻12-3087) 作者未詳 →詳細は万葉アルバムへ

5.常磐町 春日神社
玉桙の 道は遠けど はしきやし
妹を相見に 出でてぞ我が来し (巻9-1619) 大伴家持 →詳細は万葉アルバムへ

6.東竹田町 竹田神社
うち渡す 竹田の原に 鳴く鶴の
間なく時なし 我が恋ふらくは (巻4-760) 大伴坂上郎女 →詳細は万葉アルバムへ

7.木原町 耳成公園木原池
耳成の 池し恨めし 我妹子が
来つつ潜かば 水は涸れなむ (巻16-3788) 作者未詳 →詳細は万葉アルバムへ

8.四分町 鷺栖神社
ひさかたの 天知らしぬる 君故に
日月も知らず 恋ひわたるかも (巻2-200) 柿本人麻呂 →詳細は万葉アルバムへ
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