飛鳥への旅

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万葉歌碑マップ探訪:奈良 山辺の道(桜井編) 万葉歌碑群

2011年03月21日 | 万葉歌碑マップ 探訪

(山辺の道(桜井編)地図:クリックすると拡大表示します)

 天理から続く山辺の道。桜井市に入ると巻向山・三輪山の山裾の道が続く。
大神神社に至るまで今回再訪した。(2010/12/23)
桜井市の金屋・初瀬方面の万葉故地は別のグループとし、将来訪問したいと考えている。


1.穴師 景行陵南
  味酒 三輪の山 あをによし 奈良の山の
  山の際に い隠るまで・・・
  三輪山を しかも隠すか 雲だにも
  心あらなも 隠さふべしや 巻1-17・18 額田王
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2.穴師 兵主神社・相撲神社
  巻向の 檜原もいまだ 雲居ねば
  小松が末ゆ 沫雪流る 巻10-2314 柿本人麻呂
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3.穴師 穴師坐兵主神社
  天雲に 近く光りて 鳴る神の
  見れば畏し 見ねば悲しも 巻7-1369 作者未詳
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4.穴師 堀井氏東側植込み
  ぬばたまの 夜さり来れば 巻向の
  川音高しも あらしかも疾き 巻7-1101 柿本人麻呂
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5.穴師 兵主神社南
  みもろの その山なみに 子らが手を
  巻向山は 継ぎしよろしも 巻7-1093 柿本人麻呂
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6.箸中車谷 穴師川沿い
  巻向の 山辺響みて 行く水の
  水沫のごとし 世の人我れは 巻7-1269 柿本人麻呂
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7.茅原 穴師川近く
  三輪山の 山辺真麻木綿 短木綿
  かくのみからに 長くと思ひき 巻2-157 高市皇子
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8.茅原 桧原神社近く
  いにしへの 人の植ゑけむ 杉が枝に
  霞たなびく 春は来ぬらし 巻10-1814 柿本人麻呂
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9.茅原 井寺池近く
  いにしへに ありけむ人も 我がごとか
  三輪の檜原に かざし折りけむ 巻7-1118 柿本人麻呂
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10.茅原 井寺池中央堤
  香具山は 畝傍を愛しと 耳成と 相争ひき
  神代より かくにあるらし いにしへも
  しかにあれこそ うつせみも 妻を争ふらしき 巻1-13 天智天皇
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11.茅原 井寺池北岸
  みもろは 人の守る山 本辺は
  馬酔木花咲き 末辺は 椿花咲く
  うらぐはし 山ぞ 泣く子守る山 巻13-3222 作者未詳
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12.茅原 玄賓庵近く
  山吹の 立ちよそひたる 山清水
  汲みに行かめど 道の知らなく 巻2-158 高市皇子
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13.三輪 大神神社
  味酒 三輪の山 あをによし 奈良の山の
  山の際に い隠るまで・・・
  三輪山を しかも隠すか 雲だにも
  心あらなも 隠さふべしや 巻1-17・18 額田王
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<今回未訪問歌碑>


14.箸中車谷 堀井氏宅前庭
  あしひきの 山かも高き 巻向の
  崖の小松に み雪降りくる 巻10-2313 柿本人麻呂


15.箸中車谷 堀井氏宅前畑地
  あしひきの 山川の瀬の 鳴るなへに
  弓月が岳に 雲立ちわたる 巻7-1088 柿本人麻呂


16.箸中車谷 穴師川沿い
  穴師川 川波立ちぬ 巻向の
  弓月が岳に 雲居立てるらし 巻7-1087 柿本人麻呂


17.茅原 井寺池北・桧原台地
  鳴る神の 音のみ聞きし 巻向の
  檜原の山を 今日見つるかも 巻7-1092 柿本人麻呂


18.三輪 大神神社宝物殿の右側
  味酒 三輪の社の 山照らす
  秋の黄葉の 散らまく惜しも 巻8-1517 長屋王


19.三輪 平等寺
  我が衣 色どり染めむ 味酒
  三室の山は 黄葉しにけり 巻7-1094 柿本人麻呂



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