土筆はもっと春の早い時期のもののような気もするが、道端や土手にまだ健在だ。子供が「食べてみたい」というので、採りに行かせたが、私が子供の頃の記憶にある土筆よりも遙かに貧弱な小さいのしか採れていなかった。確かに、そこらで見るのはあまり大きくないのばかりだ。種類が違うのか、それとも栄養状態がよくないのか。とはいえ、袋に一杯採ってきたので、お浸しと卵とじになった。子供達には卵とじは好評だったが、お浸しは「少し苦い」と言われてあまり手がつけられなかった。これが春の味なのだが。
年がら年中どこにでもあるような感じのするノボロギク。どこにでもあるしどこからでも生えてくる、邪魔なことこの上ない草である。
タンポポも年がら年中咲いているような気がする。とはいえ、春、暖かくなると一気に花の数が増えてくるような感じがするのも事実だ。