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うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

連休2日目

2010年05月02日 23時55分10秒 | えぞ日記(北海道編)・・趣味
徹夜明けの今日は、正午過ぎに起床しました。
寝覚めはすっきり、早速朝シャンならぬ昼シャワーを浴びて、外出しました。

今日は、昨日実験が長引いたために行けなかった、大型家電店巡りに繰り出しました。
お目当ては、先日発売されたばかりのパナソニックの3Dプラズマテレビの体験です。
札幌駅近くには大型家電量販店があり、きっと店頭で展示されていると思ったのです。

先にヨドバシカメラ、次にビックカメラと回りましたが、ちゃんとどちらでも3Dテレビの体験展示が行われていました。

今年になって、家電各社は3D表示に対応したフルスペックハイビジョンテレビを続々発表・発売してきています。世界初の発売となった韓国サムスンに続き、パナソニックは4月21日に3DフルHDテレビを発売しました。今後も、ソニーが6月に、シャープも夏商戦までに投入すると発表していますから、今は一気に3Dテレビ商戦が加速しつつある状況ですね。(私はシャープにかなり期待しています)
パナソニックが今回発売したのは、54v型と50v型の2サイズのプラズマテレビです。
フレームシーケンシャル方式を採用しており、3D映像は専用メガネをかけて視聴することになります。


売り場に置いてあった解説パンフレット。明らかに○研の教材付き雑誌のパロディで笑いました。専用メガネもなかなかスタイリッシュなデザインですね。
この解説パンフやインターネット上の情報を元に説明すると、フレームシーケンシャル方式は、画面上に右目用と左目用の画像を交互に高速で映し出す方式だそうです。メガネにはテレビと連動した超高速の液晶シャッターが備わっており、右目用画像が表示されているときは右のシャッターを、左目用画像が表示されているときは左のシャッターを開放する仕掛けです。毎秒右目60コマ、左目60コマの計120コマのフルHD画像を表示するため、通常のフルHD用テレビ(秒間60コマが基本)の2倍の処理能力が必要となります。また、ブルーレイの再生機器も3D対応のものが必要です。
他に、3Dテレビ用には偏光メガネを利用した方式もあるそうで、そちらは画面の左右や上下に分割表示された右目用画像と左目用画像をテレビ側で1枚に合成し、それを偏光メガネで左右の目に分けて見させるという方式です。既存のDVDやブルーレイ再生機器が使え、現行の放送でも対応できる利点がありますが、ようは1枚の画像を2つに分けて目に入れるため、画素数は半分に落ちてしまいます。

まあ原理的な話はこれくらいにしておいて、今日パナソニックの3Dテレビを見た感想を言いますと、正直予想以上に立体的に見えました。既存の3D映像だと画像がダブって見えがちなのですが、このテレビではほとんど感じませんでしたし、フルHDですから質感が素晴らしく、まるですぐそこに実物があるかのようでした。サンプル映像として、石川遼選手のプレー風景や、ビーチボールの試合、映画の予告編、ミュージックビデオなどが流れていましたが、特にゴルフボールがこっち向きに飛んでくる映像では、思わず唸ってしまうくらい立体的に見えました。
ただ、体感してみて分かる欠点も有りました。これはフレームシーケンシャル方式の特性なのですが、裸眼に比べるとかなり映像の明度が下がってしまいます。また、映像によってはメガネと映像の連動がうまく行かず、ややカクカクして見えることもありました。その辺は、多分今後改善されていくのだと思いますが、最後に根本的な問題が・・。しばらく3D映像を見ていると、軽く画面酔いしてしまったのです。慣れないと、長時間の視聴は脳に負担となりそうです。
今後、スポーツや映画、ゲーム関連で3D映像コンテンツは確実に増えていくと思いますが、欠点を踏まえると、やはりテレビは2Dで見るものという原則は崩れないように思います。大体、ニュースや俳句、囲碁将棋に3Dは求めませんよね。今のところテレビ自体もお高い(50v型で43万円!)ですし・・。

ともあれ、買う、買わないは別にして、こういった実用的な3Dテレビが出てきたことに、着実に思い描いていた未来に近付いているのだなと実感した今日なのでした。


全く本筋と関係ないのですが、ビックカメラの前に鯉のぼりが飾られていました。屋根よりはかなり低いな・・と写真に撮ってしまいました。

日曜の朝

2010年05月02日 05時24分06秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
清々しい朝です。
・・・と言いたいところですが、激しく眠いです。
まさか徹夜で実験することになろうとは・・。(2時間くらいで終わるつもりだったのに)

昨日は、このブログのデザインテンプレートの編集をした後、久々に散髪屋に行き、頭をスッキリさせた後に研究室に向かいました。
休日ながら、私以外にも数名の学生が登校しており、安心して実験の準備に取り掛かりました。しかし、その後不運な失敗が重なり、予想外に時間がかかってしまったわけです。

失敗は、いずれも分光光度計でのものでした。
1回目は、分光光度計を使って実験用菌液の濃度を調製する際に、必要以上に希釈してしまい、最初の秤量の段階からやり直すはめになりました。(過度に分光光度計の値を信頼してしまったのが敗因)
2回目は、別の分光光度計を使って菌が死滅していく様子を観察する際に、0点(吸光度の算出基準となる値:緩衝液のみでの吸光度)がきちんと取れていなくて、観察を開始してからそれに気付き、最初の10分ほどをロスしてしまったのです(その10分が大切な部分でした)。今回の実験で観察した反応は不可逆的なものだったので、結局また最初からやり直すはめに・・。(間違いなく事前に0点は取ったはずでしたが、光度計に繋いでいたPCのソフト側のエラーだったようです)

で、結局仕切りなおしの観察を開始したときには午前1時を回っていました。観察は7200秒間(=2時間)かかり、終了後もデータをファイルに保存(これもソフト側の都合で非常に手間がかかるのです)したり、観察した菌液の様子を顕微鏡で観察して撮影したりしたので、最終的に研究室を後にしたのは午前5時でした・・。
まあ、欲しかったデータはちゃんと得られましたし、これで残りの連休中は研究室に行かなくて良くなりましたから、良しとしましょう。
おかげで久しぶりに朝日も拝めましたし・・。(先月帰省の帰路にフェリーの船上から見て以来ですね)

というわけで、今朝の北大の風景をどうぞ。

朝日に照らされる、理学部本館前の風景です。珍しく人の気配がほとんど感じられません。左手奥にあるクラーク会館まで綺麗に見渡せ、なんだか大学構内を独り占めしているような感覚でした。


いつもの通学路である、北11条半通り(私が勝手に付けた名前)です。学外から理学部北側入口前まで真っ直ぐ続いているので、北12条の我がアパートから理学部への最短ルートになります。いつもは真っ暗な時間に帰りますが、今日は日の差す方向へ帰る・・、新鮮な感覚でした。

今日は(も?)午前中は寝て過ごすことにしようっと・・。
おやすみなさい。