今回は札幌市電ループ化工事の最新の状況を紹介します。
7月の様子はこちら、9月の様子はこちらの記事をご参照ください。
今日はすすきのにランチを食べにいったのですが、そこでふと目にしたすすきの停留場の工事現場の様子が一変していたので、撮影してきました。
すすきの停留場の工事現場の様子。
おっと!?工事前の停留場の東西に設置されていたレトロな門形架線柱が復活しています!
単線幅しかない架線柱だったため、複線化されれば復活はしないものと思っていたので驚きました。
停留場構内からすすきの交差点を見た様子。
先ほどの写真とは反対側から見てみると、今回復活した架線柱は、内回り線が分岐した後の、外回り線のすすきの交差点カーブ入り口に設置されていることが分かります。
すすきの交差点の停留場前横断歩道の東側に当たります。以前の架線柱は西側に設置されていましたが、元の場所だと内回り線の電車に干渉してしまうので、場所が変わったものと思われます。
また、この写真をよく見ると、線路上空に架線が設置されています。これもこの1ヶ月の進展ですね。
こちらが工事前の架線柱の様子です。
よく見ると、復活した架線柱と微妙にデザインが違っています。恐らく同じような構造で新たに作り直したのでしょうね。
以前の停留場のイメージをしっかりと残すところに、札幌市の市電への思い入れが感じられます。
こちらはすすきの停留場ホームの様子。
9月時点では基礎工事が行われていましたが、今回ホームがかなり出来上がっていました。上屋は多分西4丁目停留場の外回りホームと同じ構造になるみたいですね。
西から見たすすきの停留場の様子。停留場構内の設備もだいぶ整えられてきて、かなり完成に近付きました。
以前には無かった待避線も設けられており、より柔軟な運用が可能になるようです。
こちらは現在も使用中のすすきの仮停留場。工事完成までもうしばらく使われる予定です。
ん?なにやら奥の方に見慣れぬ形をした黄色い電車が写っていますね。
あれはもしや?
追いかけて撮ってきました。
札幌市電の名物電車、ササラ電車です。車両の前後に竹製の除雪装置が付いており、積雪時に線路の除雪に活躍する電車です。
実は、今日の札幌は今年一番の冷え込みで、平地でも薄っすらと雪が積もりました。市電の軌道上にも少し雪が積もっていたので、早速ササラ電車が出動したものと思われます。
ササラで雪かきしている様子も見られたので、恐らく今年初めての本出動だと思います。
閑話休題、市電ループ化工事の様子の紹介に戻ります。
駅前通りの狸小路停留場付近では軌道周辺のロードヒーティング装置の設置工事が行われていました。てっきり昨年度に行われたものと思っていたのですが、それは準備工事で、これが本設の工事なのかもしれません。
今回の市電ループ化では、駅前通りの歩道沿いに軌道を設置して乗降の利便性を向上させることが計画の目玉の一つになっているのですが、それもこのロードヒーティングのおかげといえます。通常、除雪時には雪山が道路の左右に出来てしまい、車道と歩道が分離されてしまうのですが、ロードヒーティングで軌道上の雪を溶かすことで、雪山の問題が解決されたそうです。
狸小路停留場(内回り線ホーム)の様子。
ホームの建物には大きな変化はありませんでしたが、この1ヶ月の間に内回り線路についても全線で敷設が完了し、ホーム前に線路がお目見えしていました。
西4丁目停留場内回り線ホームの様子。上の写真の建物とそっくりですが、違う駅です。
9月の時点では土台しか出来ていませんでしたが、この1ヶ月で上屋が姿を現していました。
デザインは狸小路停留場と揃えられています。西4丁目停留場の外回りホームとデザインを揃えるものと思っていたので少し意外でした。
西4丁目停留場内回り線ホームは駅前通りの地下街「ポールタウン」の出入り口に隣接しており、雨の日などでも濡れずに移動できそうです。
西4丁目停留場外回り線ホームの様子。
こちらは元の停留場のホームの位置に建設されています。こちらも、外装パネルが取り付けられて完成に近付きつつあります。
という感じで、順調に工事は進んでいるようです。
開業は今年12月下旬の予定で、あと2ヶ月ほどで狸小路前を市電が走る様子が見られるようになります。
7月の様子はこちら、9月の様子はこちらの記事をご参照ください。
今日はすすきのにランチを食べにいったのですが、そこでふと目にしたすすきの停留場の工事現場の様子が一変していたので、撮影してきました。
すすきの停留場の工事現場の様子。
おっと!?工事前の停留場の東西に設置されていたレトロな門形架線柱が復活しています!
単線幅しかない架線柱だったため、複線化されれば復活はしないものと思っていたので驚きました。
停留場構内からすすきの交差点を見た様子。
先ほどの写真とは反対側から見てみると、今回復活した架線柱は、内回り線が分岐した後の、外回り線のすすきの交差点カーブ入り口に設置されていることが分かります。
すすきの交差点の停留場前横断歩道の東側に当たります。以前の架線柱は西側に設置されていましたが、元の場所だと内回り線の電車に干渉してしまうので、場所が変わったものと思われます。
また、この写真をよく見ると、線路上空に架線が設置されています。これもこの1ヶ月の進展ですね。
こちらが工事前の架線柱の様子です。
よく見ると、復活した架線柱と微妙にデザインが違っています。恐らく同じような構造で新たに作り直したのでしょうね。
以前の停留場のイメージをしっかりと残すところに、札幌市の市電への思い入れが感じられます。
こちらはすすきの停留場ホームの様子。
9月時点では基礎工事が行われていましたが、今回ホームがかなり出来上がっていました。上屋は多分西4丁目停留場の外回りホームと同じ構造になるみたいですね。
西から見たすすきの停留場の様子。停留場構内の設備もだいぶ整えられてきて、かなり完成に近付きました。
以前には無かった待避線も設けられており、より柔軟な運用が可能になるようです。
こちらは現在も使用中のすすきの仮停留場。工事完成までもうしばらく使われる予定です。
ん?なにやら奥の方に見慣れぬ形をした黄色い電車が写っていますね。
あれはもしや?
追いかけて撮ってきました。
札幌市電の名物電車、ササラ電車です。車両の前後に竹製の除雪装置が付いており、積雪時に線路の除雪に活躍する電車です。
実は、今日の札幌は今年一番の冷え込みで、平地でも薄っすらと雪が積もりました。市電の軌道上にも少し雪が積もっていたので、早速ササラ電車が出動したものと思われます。
ササラで雪かきしている様子も見られたので、恐らく今年初めての本出動だと思います。
閑話休題、市電ループ化工事の様子の紹介に戻ります。
駅前通りの狸小路停留場付近では軌道周辺のロードヒーティング装置の設置工事が行われていました。てっきり昨年度に行われたものと思っていたのですが、それは準備工事で、これが本設の工事なのかもしれません。
今回の市電ループ化では、駅前通りの歩道沿いに軌道を設置して乗降の利便性を向上させることが計画の目玉の一つになっているのですが、それもこのロードヒーティングのおかげといえます。通常、除雪時には雪山が道路の左右に出来てしまい、車道と歩道が分離されてしまうのですが、ロードヒーティングで軌道上の雪を溶かすことで、雪山の問題が解決されたそうです。
狸小路停留場(内回り線ホーム)の様子。
ホームの建物には大きな変化はありませんでしたが、この1ヶ月の間に内回り線路についても全線で敷設が完了し、ホーム前に線路がお目見えしていました。
西4丁目停留場内回り線ホームの様子。上の写真の建物とそっくりですが、違う駅です。
9月の時点では土台しか出来ていませんでしたが、この1ヶ月で上屋が姿を現していました。
デザインは狸小路停留場と揃えられています。西4丁目停留場の外回りホームとデザインを揃えるものと思っていたので少し意外でした。
西4丁目停留場内回り線ホームは駅前通りの地下街「ポールタウン」の出入り口に隣接しており、雨の日などでも濡れずに移動できそうです。
西4丁目停留場外回り線ホームの様子。
こちらは元の停留場のホームの位置に建設されています。こちらも、外装パネルが取り付けられて完成に近付きつつあります。
という感じで、順調に工事は進んでいるようです。
開業は今年12月下旬の予定で、あと2ヶ月ほどで狸小路前を市電が走る様子が見られるようになります。