うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

北帰行。―天気晴朗波低し―

2010年08月29日 23時16分57秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
舞鶴から20時間の船旅を経て、無事に北海道へ戻ってきました。
今回の船旅は、過去4回の日本海航路乗船の中で、最も波が穏やかで、全く揺れを感じない快適な航海となりました。


今回利用した舞鶴~小樽航路には、「はまなす」と「あかしあ」という高速フェリー2隻が就航しています。高速航行への最適化のため、細長い船型をしており、全長は225mに及びます。実は、国内法規により、船舶は全長200mを超えると「巨大船」に分類され、狭水道の通過など運用上で制限を受けることになります。そのため、一般的に定期運航するカーフェリーは、200m未満で建造され、新日本海フェリーの他船や、太平洋フェリーの新造船も、全長はギリギリの199.9mに抑えられています。その中で、この「はまなす」型2船だけが壁を超えた存在となっているわけです。6万4千馬力の強力なエンジンが生み出す最高速力は31.5ノット(時速58km/h)にもなり、軍艦もびっくりのスペックを備えています。(ちなみに燃費は5m/Lで、1航海で750万円分の燃料を消費するそうですby船員さん談)


他の船たちとの比較。縮尺は全て揃えています。
各船の要目を記すと、
・サファイア・プリンセス:英プリンセスクルーズ所属、全長290m、総トン数(国際)11万6千トン、2004年三菱重工長崎造船所にて竣工
・あかしあ:新日本海フェリー所属、全長225m、総トン数(国内)1万7千トン(国際総トンだと3万トン強くらい?)、2004年三菱重工長崎造船所にて竣工
・すずらん:新日本海フェリー所属、全長199.4m、総トン数(国内)1万7千5百トン、1996年石川島播磨重工東京造船所にて竣工
・フェリーざまみ:沖縄県座間味村所属:全長61m、総トン数(国内)450トン、1998年山中造船波方にて竣工
という陣容です。「サファイア・プリンセス」と「あかしあ」は同時期に三菱重工長崎で建造されており、世界に誇る日本の造船技術を結集した船という点でも共通していると言えるでしょう。
それにしても、「フェリーざまみ」がとても小さく見えますね。沖縄本島から座間味島へ渡るときの重要な足であるこの船。車両も多数搭載できますし、近くで見ればそこそこ大きいのに、巨大船と比べるとこうも小さいものなのですね。

話が長くなってしまいました。
船キチとしての話題はこれくらいにしておいて、今回の船旅について紹介しましょう。


昨晩の深夜、舞鶴港にて。新日本海フェリーの舞鶴ターミナルは、他の港よりも建物が古く、こじんまりとしています。今回乗船した船、フェリー「はまなす」は2階建て(一部3階有り)の建物から大きくはみ出して停泊していました。
なお、舞鶴港までは東舞鶴駅からのシャトルバス(季節運行、200円)を利用したのですが、50人乗り大型バスなのに、乗客は私だけでした・・。多分、他の徒歩乗船客はタクシーで港に向かったようです。


フェリーターミナルの受付カウンター前には、今航海の海象予想が掲示されていました。波の高さは1m以下、これは瀬戸内海並みの穏やかさです。春休みに乗ったときには、爆弾低気圧の余韻で、うねりを伴った4mの高波を受け、そこそこ揺れましたが、今回はどうやら快適な航海になりそうです。


23時15分、いよいよ乗船。


「はまなす」船内は、煌びやかな印象。基本的な構造は、春休みに乗船した同型姉妹船「あかしあ」と一緒ですが、内装のテーマが異なります。


こちらは「あかしあ」の6階の壁に飾られているオブジェです。多分、「自然」をイメージしているようです。


そしてこちらが「はまなす」のオブジェ。「天・天空」をイメージしています。よく見れば、左右の壁の素材も異なることがわかりますね。


「あかしあ」の5階右舷側後方カフェテリア。フランス語で虹を意味する「Arc-en-ciel」という名前が付けられています。


で、こちらが今回の「はまなす」のカフェテリア。「Galaxy」という名前が付けられています。やはり天空をイメージしているのですね。


帰道

2010年08月28日 23時15分25秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
色々遊び尽くした夏休み帰省も終わりを迎えようとしています。
昨日から家族で飛騨をドライブ旅行し、夕方に実家に帰ってきたのですが、息着く間もなく、北海道への帰路に就きました。
JRで柘植から東舞鶴に出て、これから舞鶴港発の新日本海フェリーに乗船します。

今日の船は「はまなす」。日本最大サイズかつ最速のフェリーで、春休みに苫小牧東港から敦賀港への航海で乗船した「あかしあ」の同型姉妹船です。


平城宮跡に行きました。夏編

2010年08月22日 19時15分06秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
我が故郷、奈良。
その奈良県で現在開催中なのが、平城遷都1300年祭です。今年いっぱい、県下全域を会場として開催されていますが、そのメイン会場となっているのが、奈良市街地の西にある平城宮跡です。
今日は、気温36度の炎天下、平城宮跡会場へ行ってきました。

実は今年の春休みにも平城宮跡には行きました(3月のブログ記事参照)。しかし当時はまだイベント開催前だったため、あまり楽しむことはできませんでした。今日は、暑い中ではありましたが、平城京歴史館や大極殿などの施設展示が見られ、存分に古の空気に触れることができました。


伊賀忍法 花火の術

2010年08月21日 22時33分48秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
残暑厳しい日が続きますねぇ・・。
これだけ暑いと外へ出るのも億劫になってしまいますが、せっかくの夏休みですので、私はほぼ毎日積極的に出掛けています。

さて、今晩は私の実家のある三重県伊賀市の市民打ち上げ花火大会「伊賀忍法 花火の術」が開催されました。
この花火大会、明日行われる伊賀上野の夏祭りの前夜祭に当たるもので、地元企業や市民の協賛を得て、5年前から開催されているそうです。実は先週、こちらに帰省してきてからすぐに、伊賀市大山田地区(旧阿山郡大山田村)の夏祭りが行われ、そこでも花火大会を見てきました。が、打ち上げ場所に近過ぎたため、花火の全容が見れず、ビデオや写真がイマイチな結果となってしまいました。今回は、そのリベンジを果たそうと、一層気合を入れて花火鑑賞へ向かったのでした。


花火会場は、伊賀市の運動公園でした。上野城の北側に位置し、周辺は大型ショッピングセンターなどの郊外型店舗が集っているエリアです。


夏祭りの前夜祭らしく、盆踊りも行われていました。江州音頭という、近江発祥の音頭だそうです。

花火は午後8時過ぎから約1時間にわたって打ち上げられました。
では、その模様を写真でご紹介しましょう。


















梅田再開発なう。

2010年08月17日 14時14分41秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
今日は、最近私の帰省で恒例となっている、大阪市内再開発ウォッチングに来ています。四ヶ月ぶりに梅田に来てみたら、既に大阪駅上のドームはほぼ完成、北ヤードの再開発工事も本格的に始まっています。写真は、駅ビル「アクティ」27階の展望ロビーから見た再開発の様子です。新北ビルの外観も完成し、タワークレーンや資材が片付いたので、北ヤードの工事が少し見えるようになりました。北ヤードでは、高さ190mの超高層ビル群が建設中で、鉄骨が組み上がる来年以降、一気に視界が狭まると思われます。

再開発の様子を眺めていると、なんだか元気が沸いて来るんですよね。建物の成長と自分自身の成長を重ね合わせたりとか、変化する町並みを写真に収めて比較したりとか・・。特に梅田界隈は近年高層化のスピードが速く、帰省毎に変化を楽しめます。

本日、誕生日。

2010年08月14日 09時54分43秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
おはようございます。
現在、トワイライトエクスプレスで実家への旅路の真っ只中なもとすけです。
今日はそういえば24回目の誕生日です。そもそも、誕生日に合わせて帰省しているのですが、列車旅の楽しさのために忘れかけていました。
列車で迎える誕生日っていうのも、良いものですねぇ。

祝!!閲覧回数20万回突破

2010年08月10日 06時25分46秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
おはようございます。珍しく朝更新です。
このたび、当ブログの閲覧回数が20万回を突破いたしました。
ご愛顧いただき、まことにありがとうございます。
これだけ多くの皆様に見られていると思うと、嬉しいですね。それとともに、様々な検索キーワードで上位にヒットするようになっているので、社会的影響を考えると、より正確な内容の記事を書かねばと、襟を正す所存でございます。

去年9月12日に10万回、今年3月24日に15万回を突破しており、徐々にペースが早まっていることが分かります。
訪問者数も、既に私の出身地である奈良県天理市の人口7万人を大きく超え、8万2千IPに達しています。
ちなみに、昨年春の時点で累計閲覧回数は8万回、訪問者数は3万5千IPでした。

近頃、ブログの閲覧回数が大幅に伸びたのはいくつか理由が考えられます。一つは、純粋に見てくれる人が増えたということですが、もう一つの大きな理由としてはGooglebotの来訪が増えたことがあります。アクセス解析機能によれば、昨日の閲覧回数405回の内、Googlebotは108回を占めています。では、このGooglebotとは何者かといえば、Googleのネット巡回ロボットです。自動プログラムでネット上の情報を集め、検索機能に反映しているそうです。どうやら、我がブログはそれに気に入られたようなのです。

ちなみに、アクセス解析ではどんなキーワードで検索してこのブログへ来たのかも分かります。昨日のキーワード上位は、以下の通りです。
1 もとすけ 9 PV
2 天理 機関車 ロボット公園 1 PV
3 弔辞 例文 孫 1 PV
4 阪九フェリー 帰省 福岡 ブログ 1 PV
5 海底トンネル 世界一 1 PV
6 阿倍野タワー 1 PV
7 リニアモータ 運搬 低速 1 PV
8 ミニチュア 箱庭 1 PV
9 スムーズとスムース 1 PV
10 ウインザーホテル ケーキセット 1 PV
11 ねぶた 一人旅 1 PV
12 ねぶた 1 PV
13 し~くゎ~たん画像 1 PV
14 ありあけ 事故 1 PV
・・・・

根強い人気キーワードなのが、「弔辞 例文 孫」で、多いときには1日数十件の来訪があります。参考にしてくれて嬉しいやら悲しいやら・・。他に、「沖縄 海底トンネル」や乗り物関係で検索に引っかかることが多いようです。
「し~くゎ~たん」(沖縄ローカル飲料のキャラクター)で来た人、ちょっと2次元の話について喫茶店で語り合いたいですな。

さてさて、閲覧回数ネタ恒例の都市人口との比較ですが、20万人といえば、特例市の人口要件に相当します。結構大都市ですね。
平成17年度の国勢調査の資料によれば、人口20万人前後の都市は以下の通りです。
鳥取県鳥取市、茨城県つくば市、佐賀県佐賀市、山梨県甲府市、大阪府岸和田市、山口県山口市、兵庫県宝塚市、群馬県伊勢崎市などなど。(合併などで人口が増えている可能性有り)
20万都市ともなると、県庁所在地級の結構有名どころの市名が出てくるようになりましたね。今の調子でいけば、1年以内に中核市(30万人)を突破できるはずですので、ちょっと楽しみです。政令指定都市入りまでには、あと5年ほど掛かる計算ですか・・。博士号を取るのとどちらが先か見ものですね。




10.08.06-08 ねぶた巡りの旅 ダイジェスト版

2010年08月08日 23時58分51秒 | えぞ日記(北海道編)・・旅
こんばんは。私、つい先ほど旅先から帰宅しました。
金曜の夜から日曜まで、週末をフルに使った今回の旅は、またも濃厚な内容となりました。
旅行の目的は「ねぶた鑑賞」。昨日1日で、なんと三ヶ所のねぶたを見て回ってきました。
各々のねぶたの魅力を皆様に伝えるには、かなりの時間がかかってしまいそうなので、とりあえず本日は旅の模様をダイジェスト版にてお伝えいたします。


6日(金曜日)の夜10時発の急行はまなすで札幌を出発し、一路青森へ・・。


翌7日は、弘前でねぷたを見て、


青森市でねぶたを見て、


五所川原で立ちねぷたを見物しました。


7日の夜は秋田で泊まり、


本日8日は、秋田新幹線こまち、東北新幹線はやて、特急スーパー白鳥、特急スーパー北斗を乗り継いで札幌に戻ってきました。


途中、函館で下車して、未踏だった五稜郭などを観光してきました。

以上、ダイジェスト版旅行記でした。
詳細はきっと後ほど。

狩勝峠-週末ドライブ(絶景堪能編)5 「そして雲海へ」

2010年08月06日 00時07分09秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
週末ドライブ(絶景堪能編)もいよいよクライマックス、狩勝峠の雲海をご紹介します。

7月18日午前5時、3時間ちょいしか寝ていないのでかなり眠かったですが、雲海を見るためにネットカフェを出発しました。
帯広から道東自動車道で一路トマムへ向かいます。

濃霧の道東自動車道 帯広から新得方面へ走行中 [HD]

実は昨晩も霧が出ていたのですが、今朝になってますます濃くなり、前の車が時折隠れてしまうほどの濃霧となっていました。これは雲海に期待できそうですぞ・・。


トマムに着いたー。が、新得からトマムICまでの間に霧は消えてしまい、嫌な予感がします。


・゜・(ノД`)・゜・。うわーん。山頂が雲に覆われているため、休業ですって・・。なんてこったいですよ。
今回のドライブのメインディッシュなのに、どうしたものでしょう。ちなみに、この3日前には今期最高の雲海が見られたとか・・。


この山の上に「雲海テラス」があるのですが、確かに雲の中に入ってしまってますね。

だが、このままおめおめと札幌に帰るわけにはいかぬ。先ほど、新得付近で濃霧が出ていましたから、あそこを上から眺められれば雲海が見られるはずなのです。適当な展望スポットは、どこかに無いのだろうか・・。カーナビで周辺地図を確かめてみると、狩勝峠に展望台があるようです。トマムから狩勝峠までは30分程度ですから、ちょっと行ってみる事にしました。


というわけで、走り易い幅広の峠道を登り、狩勝峠に到着。S君たちは眠り足らなかったようで、走行中に私以外全員寝てしまっていました。とりあえず、私だけ車を降りて展望台側へ様子を見に行くと・・・、

おお!?物凄い雲海だ!十勝平野の遥か向こうまで雲に覆われており、まさに見渡す限りの雲海。これは良い意味で期待を裏切られましたよ。急いで他のメンバーを呼びに戻り、みんなで展望台に上りました。


山のてっぺんだけが雲から飛び出しており、島のように見えます。まさに雲の海ですね。


目の前では絶え間なく雲が湧き出る様子が繰り広げられていました。もののけ姫っぽいです。

狩勝峠から雲海展望(微速度動画)[HD]

早回し再生の動画をどうぞ。こう見ると、本当に雲が水面のように揺れ動いていることがよく分かります。
私も、こんなに壮大な雲海は初めて見ました。まだまだ世の中には知らないものがいっぱいあるんですねぇ。


狩勝峠からの雲海に名残を惜しみつつ、道東自動車道と下道をひた走り、札幌に正午前に帰還しました。占冠から夕張までの間はまだ高速道路が未完成なので、峠道を走ったのですが、80km/hくらいの高速で流れており、かなり怖かったです。早く高速が開通してくれることを祈ります。

ゴールデンウィークの単独ドライブでもそこそこ楽しめましたが、やはり旅は道連れ世は情け、大勢で一緒に行った方が話をしながら走れるので、遥かに楽しかったです。話していれば眠くもならないので、居眠り運転も防止できます。

実は、この旅はまだ続きがあり、昼からは小樽に電車で行ってきました。その模様はまた今度・・。


-記事リンク-
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我等の一団と道-週末ドライブ(絶景堪能編)4 「富良野・美瑛」

2010年08月05日 00時42分33秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
ラベンダー畑に40分ほど滞在した後、ドライブを再開しました。
次なる目的地は、「ジェットコースターの道」です。
「ジェットコースターの道」は美馬牛にあるのですが、そこへ行く途中にも、真っ直ぐな道がありました。それが冒頭の写真です。北海道らしい景色ですよね。
この写真を撮った近くで、キタキツネに出遭ったのですが、写真を撮りそびれてしまいました。野生の狐は初めて見たと思います。いつか見てみたかったので、出遭えただけでも嬉しかったです。


富良野から美馬牛までの途上、こんな風景に出くわしました。富良野には、陸上自衛隊の上富良野駐屯地並びに演習場があるので、隊員の公道移動を見かける機会が結構あるのです。それにしても、幌の付いた荷台に人が乗っているのを見ると、思わず「ドナドナ・・」と口ずさんでしまいます・・。


なんとか日没前に「ジェットコースターの道」に到着。準観光スポットとして、近年静かなブームとなっているスポットです。


「ジェットコースターの路」は、4.3kmの直線道路です。長さは、道東や滝川にあるような30km級の直線道路には遥かに及びませんが、丘陵地帯に存在するため、独特の起伏を伴い、ジェットコースターのようなアップダウンを体験できるのです。坂の下が見通せないほどの急坂もところどころにあります。また、周囲の景色も「これぞ北海道」と言えるような牧歌的な風景が広がるので、手身近に北海道らしさを味わえる場所なのです。

ジェットコースターの道

車載動画も撮影してみました。少し手前から撮っているので、1分10秒を過ぎた辺りからジェットコースターの道に入ります。一番高い場所まで上がると、突然目の前に壮大な景色が広がり、車内から歓声が上がりました。(恋愛話などをしながらドライブしていたので、YouTubeでは音声を消してあります)

ジェットコースターの道2

帰りはS君の提案で、坂の頂上からニュートラルで走行してみました。驚いたことに、国道に出るまでそのままアクセルを踏まずに走りきることができました。
うむ、まさにジェットコースター・・。


「ジェットコースターの道」を往復した後、富良野国道を美瑛方面へ北上しましたが、道を間違えたりしている間に日没してしまい、既に暗闇に・・。ケンとメリーの木などをささっと見て、美瑛を後にしました。


 ↑富良野駅
N君の運転で富良野まで戻りました。私は助手席で休憩していましたが、「あ、そこブレーキ踏んだ方が良いよ!」、「前、近いよ!」とか、ついつい横槍を入れてしまい、あまり休憩になっていなかったような・・。


そろそろお腹が空いてきたので、富良野駅に車を停めて、駅前周辺で適当な店を探しました。
とは言っても、夜9時を過ぎているので、開いている店はスナックとかバーとか居酒屋とかくらいのものです。しかも、店名が「エアポート」や「クラウン」など、なんだか懐かしい感じで、チェーン店は見当たらず、古き良き酒場という雰囲気なのでした。


しばらく彷徨った後、お洒落な焼肉屋を見つけ、そこで晩御飯にしました。この店の肉は肉質が非常に良くて、美味でした。牛タン、カルビ、ホルモン、それに石焼ピビンパなど結構食べましたが、一人2000円までで食べられました。

焼肉で気合を充填し終え、あとはひたすら帯広方面へ走りました。

約1時間半で帯広に到着。この夜はネットカフェのファミリールーム(3畳くらい)に泊まりました。


-続き-
その5



走れコルト-週末ドライブ(絶景堪能編)3 「富良野へ」

2010年08月04日 00時01分21秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
↑見ごろを迎えていた富良野のラベンダー畑

モエレ沼を出発後、雁来ICから高速に乗り、一路道央道を北へ向かいました。


少しお腹が空いてきたので、岩見沢SAで軽食休憩しました。軽食と言いつつ、ついついカツカレーを注文してしまい、メンバーの中で私が最も食べ終わるのが遅くなってしまいました。「夕暮れまで時間が無いから先を急ごう!」と言った矢先でしたが・・。

その後、三笠ICで高速を降り、そこから下道(桂沢ダム、夕張国道、道道135号線経由)で夕張山地を越え、富良野へ出ました。
この道は、これまで私が車で富良野方面に向かうときには必ず通ってきたルート(と言ってもまだ3回目)で、峠道ながら比較的走り易く、多分最短時間で富良野に出られると思います。


夕張国道の途中には、三段滝という景勝地があります。三笠から走っていると、ちょうど疲れが出てくるくらいのところにあるので、気分転換に最適な場所です。
滝を撮るときには、スローシャッターにした方が水の流れを表現できるそうなので、今回挑んでみました。


ちなみに、去年の10月に通常のシャッタースピードで撮影した写真です。あれ?どちらでも良い気がしてきたぞ・・。

三段滝から30分ほどの走行で富良野市街に至りました。
さて、この時期、富良野のラベンダー畑は見ごろを迎えているはずです。せっかくなのでラベンダー畑に行ってみることにしました。


私の念頭にあったのは、この写真(2003年8月撮影)を撮った「冨田ファーム」でした。富良野のラベンダー畑と言ったらここだと言えるほどのバリバリの観光地です。
いつもの癖で、地図を見ずに道路上の案内看板のみを頼りに走っていると、「ラベンダー畑、左折」という看板を発見。看板の示す方向へ進んでいくと、丘を登っていく道に入りました。冨田ファームは鉄道沿線の平地にあるはずなので、明らかに違う場所へ向かっていることに途中で気付きましたが、まあいいかとさらに走り続けると、こんなところへ到着しました。↓


「彩香の里」というラベンダー園でした。冨田ファームに比べると、駐車場の辺りの雰囲気が田舎のドライブインのようで、庶民的な感じ・・。それほど期待はせずに、車を降りてラベンダー畑の方へ歩いていくと、予想に反して素晴らしい景色が我々を待ち受けていたのでした。


十勝連峰とラベンダー畑の組み合わせ。良い!


まさしく花の絨毯!良い!


花の絨毯というキーワードから、何故か「風の谷のナウシカ」のクライマックスの場面を想像したので、S君とO君がポーズを取ってくれました。(※画像は加工してあります)
というわけで、ご覧のように、皆大満足のラベンダー畑見物でした。


-続き-
その4
その5











なんとなくモエレ沼-週末ドライブ(絶景堪能編)2 「いざ出発」

2010年08月03日 00時33分21秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
7月17から18日にかけて行ってきたドライブですが、なんだかんだで更新が疎かになってしまい、続きを書けていませんでした。夏休み(イベント満載の予定)も迫っているので、ここは早めに補完しておかねば・・。
というわけで、ドライブ出発から記し始めることにします。

7月17日土曜日正午前、北大正門前に今回のメンバーが集合しました。
同じ研究室の友達のS君、O君、そしてS君の友人のO君・・。あ、O君が二人いるとややこしいので、以下、研究室の友達は名前の方の頭文字のN君にしましょうかね。


私は真っ先に正門前に着き、正門を眺めながら友人達を待っていました。そういえば、これほどじっくりと正門を眺めたことはありませんでした。7年前、2003年に高校のクラブの研修旅行で北海道へ来た際にもこの正門を眺めましたが、当時は「北大かぁ・・。いつかこんな所に通える日は来るのかなぁ・・」などと思い、ケータイで大学名の写真を撮っていたものです。それを思うと、なかなかに感慨深いものがあります。

レンタカーを正午に借りる予定にしており、少し余裕を持って集合時間を設定しましたが、そこは皆私に似てマイペースなので、全員集ったのは午前11時45分頃でした。レンタカー会社は札幌駅の南側だったので、やや早歩きで向かいました。
今回のレンタカー会社はOTSレンタカー。OTSとは、「Okinawa TouriSt」の略でして、ずばり沖縄専門のレンタカー会社です。そんな会社が何故か北海道に進出していて、格安レンタカー会社として頑張っているのです。よく似た経緯の会社にスカイレンタカーなんてのもあります。(札幌では格安と言えども、沖縄価格よりは結構高いのはなんでだろう?やはり雪国ゆえの維持費の差でしょうか・・)


OTSレンタカー札幌駅前店で首尾よく車を借りてレッツらゴー。今回の車は三菱コルト、私にとっては馴染み易い車でした(その1を参照のこと)。
最初の目的地は、とりあえず札幌市内で北海道らしい景観を味わえるところということで、モエレ沼公園に設定しました。


レンタカー店を出発して30分ほどでモエレ沼公園西口に到着。本当は、南口の駐車場に停めて、ガラスのピラミッドだけ見学して次の目的地へすぐ出発するつもりだったのですが、うっかり入口を間違えてテニスコート(西口)の駐車場に車を停めてしまったのです。かと言ってまた車を移動するのも面倒なので、このままモエレ山を越えてガラスのピラミッドまで歩くことにしました。
モエレ山の山頂からは、5月に来たときと同様の壮大な園内の景色が望めました。私以外の人は初めて来たらしく、感嘆の声を上げてくれました。
もちろん、イサム・ノグチのマスタープランがうんたらかんたら・・というウンチクもしっかり披露しておきました。


モエレ沼公園で私が一押したのがこのガラスのピラミッド。メンバー全員が男で、そこそこアニメの知識があるため、エヴァンゲリオンのNERV本部みたいでしょうと説明したら、皆理解してくれました。


というわけで、モエレ山下山後、真っ直ぐにガラスのピラミッドへ向かいました。
この日は天気が良く、先日よりも空が澄んでいたので、館内の雰囲気はさらに良く感じられました。写真でも白色が映えていますね。
折りしも開催中だったイサム・ノグチの行灯の展覧会を鑑賞したり、ソフトクリームを食べたりして、しばらく館内で楽しみました。


ガラスのピラミッド屋上から北側を眺めてみたら・・、水溜り、もといモエレビーチがオープンしていました。5月に来たときはまだ営業前で、どんな雰囲気か想像できませんでしたが、ビーチパラソルまで出て、なかなか本格的なビーチらしくなっていますね。

1時間強モエレ沼公園に滞在した後、いよいよ本格的なドライブに出発しました。
明朝の雲海見物が第一目的でしたが、それまで時間がたっぷりあるので、とりあえずは富良野・美瑛方面へ向かうことにしました。



-続き-
その3
その4
その5