今日、日曜日に盗まれた自転車の盗難届けを出しに行きました。(もちろん初めてです)
朝、友達の自転車を借りて、寮から最も近いと思われる交番(それでも4kmもある)に行きました。中に入ると、4名の警察官が居て、各人パソコンで作業中。改めて世間のコンピュータ化の進展を実感しました。
とりあえず正面にいた新人さんっぽい警官に、「自転車を盗まれたので、盗難届けを出したいのですが・・・」と切り出したところ、応対は、意外に親切で、一安心しました。
とりあえず盗難届けの書類を作成するため、名前や生年月日などの個人情報と、盗まれた自転車の製造番号や防犯登録番号、盗難の詳しい状況などを聞かれました。
興味深かったのが、盗まれた物品の購入金額と時価の項目でした。購入金額は、確か30,800円でしたが、時価とは? 悩んでいると、「だれかに売るとすれば、幾らくらいで売るかということですよ」とのこと。前輪ブレーキなど、ところどころ故障しているので、12,000円くらいと答えました。
すべて書き終えて、後は印鑑を押すだけですが、外出ついでに来たので、あいにく印鑑を持ってきていません。左手の人差し指の指紋で代用しました。もう悪いことはできないなあと思いながら、慎重に押しました。
そして、書類の作成が終わると、新人さんの隣にいた、巡査長風の警官が、「では現場の確認に行きましょうね」と言いました。「今日は自転車で来たんですか?」と聞かれ、「はい」と答えると、「じゃあ車で行きましょう」・・・「えっ?」。もしかして車って、パトカーですか?・・・・・・・かくして、私は人生18年目にして、三つの緊急車両「消防車・救急車・パトカー」を完全制覇してしまうハメに・・・。(このとき、新人さんの「私が連れて行きますよ」という言葉に、「いやいいよ、俺が行くから・・」と答えた時にはっきり縦社会の縮図が見てとれた。)
パトカーはトヨタのクラウンでした。車内は黒で統一されていて、かなり豪華な内装でした。カーナビも装備、シートも体を包み込むような感じで、高校の先生に乗せてもらったベンツCクラスを思い出しました。
署にパトカー使用の無線連絡を入れてさあ出発。道中、如何せん気になるのが道を行く人々の視線・・パトカーの後部座席といえば、特等席ですからねぇ。そして、パトカーは15分ほどで私の自転車が盗まれた、高速バス「琉大入口」バス停付近に到着。
あの日、私は三線の練習に那覇へ向かうため、高速バスに乗りました。そのとき、バス停に降りる階段脇に自転車を止めました。そして帰ってきたら無くなっていたのです。(鍵は最近壊れていた)
駐輪していた場所を示して、確認してもらいました。なにか怒られるのかと思っていましたが、そういうことはなく、ずっとこちらの言い分を聞いていてくれました。
その後、交番に戻り手続きは終わりました。さきの巡査長風の警官曰く、「全県に手配したので、情報が寄せられ次第、連絡します」とのこと。とりあえず、待つしかないようです。一刻も早く見つかってほしいものです。