うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

Photoshop的なソフトでデジタル着色

2013年01月12日 23時02分32秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
こんばんは。
またも間が空いてしまいました。。
すっかり年も明けてしまいましたが、改めまして、本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、今週から研究も再開しまして、現在我が研究の論文化の作業を楽しみつつ鋭意進めているところです。かれこれ1年くらい、論文化するする言って手をつけていなかったので、ようやく・・という感じもしますが、しかしこの1年間の間にかなり成果の方もブラッシュアップできたと思います。
できれば、来月くらいには第一次の投稿まで持っていければ・・と思っています。

で、です。
まあ論文化に全力投球したいところではあるのですが、人間なかなか集中力というものは持たないものです。ついつい手を止めてしまう時間があります。そんな時間に、ふと趣味の世界に手を出してしまい、ちょっとしたマイブームになっているのが、今回紹介する、"デジタル着色"です。

デジタル着色とは、ようはPhotoshopなどのPCソフトを使い、白黒写真に擬似的に色を付けることを指します。
実は、私の研究ではPhotoshopの代わりにGIMPというフリーソフトを図表の編集などに使っているのですが、そのツールの中に、"着色"というものがありました。この"着色"ツール、目にするたびに気になっていたのですが、先日試しに手元の白黒写真に使ってみたところ、思いの外良い感じに使えてしまったのです。
まあ、早速before & afterでその結果をお見せしましょう。。


これがBefore。大正12年に、熊本・水前寺公園の写真館で撮影された、私の祖母(1919-2006)の写真です。
で、これにデジタル着色すると・・・、


こんな感じになりました!
おお、まるで日本人形のような可憐さではないですか・・!

気を良くした私は、さらに別の写真にも手を出しました。


こちら、上の写真と同時期に撮られた、祖母の日常の写真です。
これに色を付けると・・・、


こうなりました!
表情がとてもリアルになり、90年も前の写真とは思えなくなりましたね。
カラーになったことで、手にトランプのようなものを持っていることに気付きました。

さらに、他の写真にも挑戦してみました。


こちら、一気に時代は下りまして、昭和30年前後の我が父の幼き頃の写真です。
遊園地のジェットコースターに歯を食いしばって乗っております。
これに色を付けると・・、


こうなりました。
今度は頑張って背景にも色を塗ってみました。昭和30年代だったものが、昭和50年代くらいの写真のような雰囲気になりましたね。
ちなみに、色は適当に付けているので、本当にこんな色だったとは限りません。

祖母、父とカラー化したので、さらに母の幼少時代もカラー化してみました。


母の七五三のときの写真です。
白黒だと、イマイチ雰囲気が分からなかったのですが、色を付けたことで七五三の晴れの雰囲気が伝わってくるようになりました。


・・如何でしょうか。昔は白黒写真に色を付けようと思うと、専用の塗料を使い、熟練した技術で行なわなければなりませんでしたが、今では私のような素人でも手軽に挑戦できるような時代になったのです。
白黒のままだと、歴史の一ページに過ぎない写真も、カラー化することで現実感を帯びるようになることが、今回の挑戦で分かりました。
もっと技術を磨いて、さらに色んな写真のカラー化にチャレンジしてみたいと思います。(論文執筆の支障にならない程度に・・)