うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

新日本海フェリー新造船の予想図を描いてみた。

2011年11月27日 09時37分51秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
一週間が過ぎました。
先週は、本当に凄まじく慌ただしい一週間を過ごしました。
日曜日から金曜日までの6日間、北大で開催された細胞生物学のワークショップに参加し、連日朝から深夜まで蛍光イメージング技術の講義と実習をみっちりこなしてきました。
このワークショップは大阪大学と北大の共催で行われており、毎年夏に初級コースを兵庫県で、秋に中・上級コースを北大で開催しています。私は初級コースには参加しなかったのですが、中・上級コースの主催研究室が私の共同研究先という縁で、今回参加することになりました。
さすがに中・上級コースだけあって、参加者の大半はポスドク以上で、学生の参加者は私を含めて数名。しかも、北大からの参加者は3人のみで、残り13人は全国のそうそうたる大学、研究施設からの参加者でした。
実習は4人組のグループで行ったのですが、私のグループのメンバーは京大、阪大、理研のポスドク・研究員の揃い踏みというハイレベルな環境でした。日常の研究で、そんな方々と一緒に実験・考察する機会はなかなかありませんから、このワークショップでは新しい蛍光イメージング技術を学ぶと同時に、とても貴重な経験ができたと思います。しかも皆さんフレンドリーで、実習初日から近所のスープカリー屋に一緒に食べにいったり、最終日の修了式終了後に雪印パーラーに行ったりと良い雰囲気で終始過ごせました。
実習はFRETのシグナル抽出から始まり、FCS/FCCS、FDAP、1分子計測、2光子顕微鏡など、先端的な蛍光イメージング技術を実際に自らの手で触りながら学びました。1日に2~3つの内容をこなし、夜にはひたすらデータ解析に勤しむ日々・・。ここのところ、私は論文化の考察中という名目であまり実験を行っていなかったので、今回の実習は良い刺激になりました。忙しいのは大変ですが、やはり思ったような結果が出ると嬉しいもんです。
各グループは、期間の前半と後半の実習からそれぞれ1つずつの内容が割り振られ、その成果について最終日に発表を行いました。発表20分・質疑応答10分のはずでしたが、午前9時10分から始まった発表が実際に終わったのは13時でした。グループは4つでしたから、1グループ当たり1時間近く発表していたことになります。この発表会、結構厳しい質問が講師陣から矢継ぎ早に飛んできて大変なのですが、幸い私のグループは優秀な仲間のおかげで順調に発表でき、高い評価をいただけました。私はin vitroのFCCS実験についてイラストやアニメーションを用意して解説したのですが、相互相関の低下を示したアニメーションは予想以上にウケて、嬉しかったです。
それにしても、共同研究をしていたおかげでこんな有意義なワークショップに参加できて、本当に幸運でした。今回学んだ蛍光イメージングの原理や技術を踏まえて、しっかりと自分の研究の考察を行い、できるだけ高いインパクトファクターの学術誌に投稿したいと思います。

とまあ、毎度のことですが、記事の前半を熱い研究話で埋めてしまいましたが、今回の記事のメインはここからです。
私もよく利用する、新日本海フェリーの新造船の情報がようやく表に出てきました。
昨日、三菱重工長崎造船所のウォッチをなされている「長崎の白い船」さんのサイトをチェックしたところ、新日本海フェリー新造船の建造中の写真がアップされていました(「長崎の白い船」【新日本海フェリー 2012年6月竣工の新造船】)。このサイトでは、2004年に就航した新日本海フェリー「はまなす」「あかしあ」の建造の様子を定点観測されていて、当時から時折チェックさせてもらっていたのですが、今回も予想通りネット上で初めて新造船の写真を公開してくれました。
写真を見ると、ついつい私の趣味の心に火が点いてしまいまして、早速写真から予想した新造船の横面図をペイントで描いてしまいました。多分これもネット上で初めての横面図公開だと思います(笑)。
冒頭の図は、その新造船の横面図を新日本海フェリーや太平洋フェリーの既存船と同縮尺で比較したイラストです。
上から順に、

・新日本海フェリー「すずらん」
  全長:199.9m、総トン数:17,345国内総トン、最大速力:31.4ノット
  1996年 石川島播磨重工東京造船所建造
・新日本海フェリー「あかしあ」
  全長:224.5m、総トン数:16,810国内総トン(34,000国際総トン)、最大速力:32.04ノット
  2004年 三菱重工長崎造船所建造
・新日本海フェリー新造船(「すずらん?」)
  全長:224.5m、総トン数:17,040国内総トン、最大速力:試験航海前なので不明 (航海速力は29.4ノットらしい)
  2012年 三菱重工長崎造船所にて竣工予定
・太平洋フェリー「いしかり」
  全長:199.9m、総トン数:15,762国内総トン、最大速力:26.5ノット
  2011年 三菱重工下関造船所建造

です。いずれも日本最大級のフェリーですが、新日本海フェリー「あかしあ」と新造船は200mの壁を超えており、国内フェリー史上最長の大きさです。(世界的に見ても1、2位を争う長さ)
今回の新造船は、敦賀~苫小牧東航路に就航中の「すずらん」「すいせん」の代替船で、同型姉妹船を2隻同時に建造し、来年夏に同航路に就航する予定です。これまでにネット上で流れた情報では、新造船は「あかしあ」型と同型とされていましたが、今回公開された写真を見ると、少し外観に違いがあるようです。
列挙すると、
1.客室2層目の船首側の舷側甲板が無くなった。
2.客室2層目プロムナードデッキの船尾側デザインが「あかしあ」よりも「すずらん」に似ている。
3.客室3層目が煙突下まで延長されている。
といったところが目につきます。
1の変化については、恐らく船体の凹凸を少しでも無くして空気抵抗を減らすためだと思います。新造船は、高速フェリーながら、「すずらん」と比べてCO2排出量25%、NOx排出量40%も低減する次世代型の環境性能を持つフェリーなので、細かいところでも燃費向上のために努力していると思われます。
2の変化については、「あかしあ」型では何故かプロムナードの船尾側がすぼんでいて後部デッキの幅が狭くなっていたものを改善したのだと思います。これにより、新造船では「あかしあ」よりも1.5倍程後部デッキ幅が広くなりそうです。


「すずらん」の後部デッキ。


「あかしあ」の後部デッキ。
幅は明らかに「すずらん」の方が広いですね。新造船は、「すずらん」より全幅が1m大きく、かつ「すずらん」と同様の構造になるらしいので、「あかしあ」よりも相当広くなりそうです。

3の変化は、ちょっと驚きました。客室3層目は、ベランダ付きの特等・スイート客室が並ぶと思われますが、どうも船尾側に新たな公室が設置されるようです。これは楽しみです。
以上、写真から分かった新造船情報について、書き記してみました。あれこれ想像していると、ますます新日本海フェリー公式HPでの詳細発表が待ち遠しくなってしまいました。

-追記(12.01.25)-
「新日本海フェリー 新造船」でググるとこの記事が上位に表示され、結構多くの人に見ていただいているようで嬉しいです。
上記の各船の要目を、各社公式HPでの表記に合うように修正しました。
・「はまなす」型と新造船の全長は224.8m⇒224.5mに変更しました。(登録上は224.8mらしいのですが、三菱重工も新日本海フェリーも224.5mと発表しているため)
・各船の最大速力は試験航海時の最高速力を示していますが、新造船はまだ進水前なので不明です。公式では最高速力29.4ノットと発表されているものの、この予定値は恐らく航海時の最高速力=航海速力を示していると思います。能力的にはもっと出そうな気がします。
・また、本日新日本海フェリー公式HP上でようやく新造船情報が公開され、公式の横面図が世に出ました。それによると、プロムナードデッキの船尾側は上のイラストよりやや短くなり、ますます「すずらん」型と似たシルエットになるようです。
いずれにしても、今後の情報が楽しみですね。
明後日、1月27日には新造船2隻の進水・命名式が行われるそうです。

35万PV到達!

2011年11月17日 13時40分57秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
本日午前0時までで当ブログの閲覧回数が350,000回に到達しました。

09年 9月12日:100,000回 記事リンク
 ↓
10年 3月24日:150,000回 記事リンク
 ↓
10年 8月 9日:200,000回 記事リンク
 ↓
11年 3月22日:250,000回 記事リンク
 ↓
11年 8月15日:300,000回 記事リンク
 ↓
11年11月16日:350,000回

と推移していますが、なんと今回は僅か3ヶ月で5万回も閲覧されたようで、驚いています。
多分、飛行船関連の記事を連投したときの勢いが凄かったのでしょうね。

さて、恒例のPV数と同程度の人口の都市ですが、北から順に、北海道旭川市、福島県郡山市、福島県いわき市、群馬県高崎市、群馬県前橋市、埼玉県所沢市、東京都北区、東京都新宿区、滋賀県大津市、奈良県奈良市、大阪府高槻市、大阪府吹田市、和歌山県和歌山市、高知県高知市などとなっております。ライバル都市同士や、近畿の県庁所在地が並んでいますね。かなり大きな都市と比較できるようになって面白いです。

これからしばらく、忙しい日々が続くのでブログ更新がおざなりになりそうなのですが、少なくとも週一くらいで何かしらネタを見つけて書き続けていきたいと思います。
今後とも、拙ブログをよろしくお願いいたします。
m(_ _)m



連続写真動画、フルHD化完了。

2011年11月15日 01時01分58秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
ご無沙汰しております。(最近この書き出し多いな・・)
ブログ更新はサボり気味ですが、私は元気にやっております。
今週から、石狩地方上空に寒気が入ってきて、平年よりだいぶ遅くなったものの、ようやく初雪が拝めそうな今日この頃です。今年もついに手袋を装着し始めました。間もなくニット帽も使用を開始するものと思われます。ああ、冬が来たんだなぁ。

さて、先日暇だったときに、ここしばらくの懸案であった連続写真動画のフルHD化作業を行いました。
連続写真動画は、最近の言い方では微速度動画というもので、連続して撮影した写真を繋げて動画にしたものです。私は学部2年の頃に、当時の情報工学科の友人に教わって撮影を始め、主に雲を撮影してきました。
当初は、ストップウォッチ片手にコンパクトデジカメで1枚1枚手動でシャッターを切っていたのですが、しばらくしてデジタル一眼を購入して以降、PCと接続して自動で長時間撮影に挑むようになりました。ここ数年でPCの性能も高性能化し、簡単にはフリーズしなくなりましたから、花の開花や蝶の羽化を撮るために最長で1週間の連続撮影に挑んだこともあります。
今年の2月に、以前YouTubeに投稿していた雲の連続写真動画について当ブログで記事にしました。
今年2月のブログ記事「雲の話」
動画編集の際に、以前使用していたWindows XP機だとHD動画製作が困難だったため、これらの動画は基本的にVGA(昔のテレビ画質)で製作されていました。しかし、現在はメインのPCもWindows 7の高性能なものに変わりましたし、時間さえあればいずれフルHD化したいと思っていたのでした。

ここで、私の連続写真動画の製作方法について紹介しておきます。
1.写真の撮影
 私の場合、Canonのデジカメ購入時に付いてくるユーティリティソフトである「EOS Utility」のリモート撮影機能を使い、USBケーブルでデジタル一眼と接続して撮影しています。撮影時にはフォーカス、露光、ホワイトバランス等を全て固定しておき、なるべく均一な写真が撮れるようにします。(私は初めの頃はフォーカス以外固定するのを忘れており、動画にチラツキが見られました)
 雲の撮影をする場合は、10~30秒に1回撮影しています。後の動画化の際に30フレーム/秒で繋げるので、10秒毎に撮影の場合、300秒分の写真が1秒の映像として(300倍速)再生されることになります。写真の撮影間隔をもっと長くすれば、より高速で動画を再生するのと同じ効果が得られます。

2.写真の編集
 「EOS Utility」でのリモート撮影では、写真をPCの画像フォルダに直接保存できます。撮影終了後、写真を動画用の形式に変換します。フリーソフトの、「J Trim」や「Phodoshifter」を使えば、フォルダ内の画像を一括で連続変換できます。新しいフォルダを作成し、そこに変換後の画像を保存します。私の場合、VGA(640x480)やフルHD(1920x1080)という動画サイズの変更は、この一括変換の設定で行っています。つまり、設定を「横:1920、縦:1080、保存形式:ビットマップ.bmp」にして変換すれば、フルHDになるというわけです。ちなみに、このあと画像を動画にするには、ここで保存形式をビットマップ形式に変換しておかねばなりませんが、ビットマップは画像サイズが大きいと非常に重くなるので、そこそこハードディスクの空き容量に余裕が必要です。
 私のカメラでは、保存可能な画像サイズは全て横:縦が3:2になっており、これはDVD画質(720x480)と比が一緒なので、以前の動画製作の際は「J Trim」でサイズ変更と保存形式のみ一括変換していました。しかし、フルHDは横:縦が16:9ですから、トリミングせずにサイズだけ変更すると、横長の映像になってしまいます。そこで、今回のフルHD化では「Photosifter」を使いました。こちらのソフトはやや使い方がややこしいのですが、座標指定で一括トリミングが出来るので、写真内の任意の場所を切り抜いてビットマップ化することができるのです。うまく使えば、うっかり撮影中にブレたような場合でも修正できたりして、なかなか有用なソフトでした。

3.動画化
 「AviUtl.」という別のフリーソフトを開き、ここに一括変換後の画像フォルダから画像を読み込みます。画像が全て連番になっている場合は、自動的に全ての画像を連続で読み込んでくれます。連番になっていない場合は、適当なフリーソフトで別途ファイル名を連番に変えておきましょう。ちなみに、ファイル名の連番を逆順に付け替えてからAviUtl.に読み込めば、簡単に逆再生動画が作成できます。
 画像を読み込んだ後、Aviutl.のファイルメニューでAvi形式で動画を出力保存させます。元がビットマップ画像ですから、Aviにすると猛烈に巨大なファイルになります。長時間撮影だと、数十GBくらいになることもしばしば・・。やはりハードディスクには余裕が必要ですね。

4.動画の圧縮
 Avi形式のままだと、動画再生やファイルの移動が大変なので、最後にWMVやMP4(h.264)に圧縮します。今回はWindows純正のムービーメーカーを使用し、フルHDでWMVに圧縮しました。

以上が、1つの連続写真データから動画を作る際の手順となります。結構手間がかかることがお分かりいただけるかと思います。今回のフルHD化作業では、2から4の手順を繰り返し行いました。手元に残っていた動画用の連続写真データを全てフルHD化するのに、結局3日かかりました・・。

そしてその結果が以下の通りです。

Before
成長する積乱雲.avi

↓↓
After
積乱雲の発達[full HD ver.]


一見変わらないように見えますが、右下の再生サイズ変更で1080pに変更出来るようになっています。上の動画を再生中に再生画面をクリックするとYouTubeのサイトに飛べますから、そこで実際に1080pに設定してフル画面で再生すると、細かな雲の動きまで再生されて結構感動できるはずです。

空日記 [ full HD ver. ]

今回フルHD化した映像を使って、1つのPVに纏めました。本当は、ドヴォルザークの「新世界より」第4楽章をBGMにしたかったのですが、YouTubeに著作権ではじかれてしまったので、公認の「モルダウ」に変えてあります。
慌ただしい日常をお送りの皆様、しばしこの動画を画面最大化して、雲の動きに癒されてみてはいかがでしょうか。

自転車、買い替えました。

2011年11月05日 16時17分35秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
先週末、いよいよ愛用の自転車が走行不能になってしまったので、自転車を買い替えました。


先代自転車。
9月に飛行船を見に長距離サイクリングして以降、後輪の軸の曲がりが悪化して蛇行運転するようになり、最近ではフレームにタイヤが接触するほど曲がりが酷くなっていました。先週末、ついに車軸の曲がりが限界を超えてしまったようで、走行不能になってしまいました。
購入したのは去年の6月なので、1年半も経たずにお役御免というわけです。やはり私の体重の重さとダブルサスペンションゆえの過酷な走り方で無茶をさせてしまっていたのでしょう・・。まあ、この自転車のおかげで私の活動範囲は相当広がり、色々なイベントや名所を回れましたから、感謝しています。ご苦労様、自転車たん。

で、ですよ。
原動機付き車両を持たない私にとって自転車は必須アイテムですから、次の自転車をすぐに手に入れる必要がありました。先代自転車が走行不能になったのは先週水曜日の晩でしたが、木曜日と金曜日はとりあえず徒歩生活で凌ぎ、土曜日に自転車を買いに出掛けました。
大概、自転車屋さんでは古い自転車も無料で引き取ってくれるので、先代自転車を引き連れて歩きました。
まずは自転車屋に行く前に近所の交番に出向き、防犯登録を抹消しました。これまで私が乗ってきた自転車の大半は最期に盗まれていたので、実は防犯登録を抹消したのは今回が初めての経験でした。去年の6月に登録した際の書類が幸い手元にあったので、抹消手続きは滞りなく完了しました。
最初に訪ねた自転車屋は、ホーマック光星店の自転車売り場。先代自転車はここで購入したので、最有力候補の店でした。ところが、いざ自転車売り場に行くと、冬支度のためか自転車の在庫が殆どありませんでした。新自転車資金は1万円程度だったのですが、その程度で買える自転車の在庫は、銀色のママチャリばかり・・。これではあまりにも個性がありません。ホーマックでの購入を保留し、別の店を見てみることにしました。
次にホーマックの向かいにあるリサイクルショップを訪ねてみましたが、中古自転車の取扱いは無くてがっかり・・。続いて自転車売り場のありそうなイトーヨーカドー系のショッピングセンター、「アリオ札幌」に向かいましたが、何故かここでも自転車売り場は見当たりませんでした・・。引き続き、ホームセンター繋がりでホクレンホームセンターに向かってみると、ここはそもそも家具専門店で、自転車の取扱いは無し。なんと、ここまででまともに自転車を売っていたのはホーマックだけでした。冬の札幌恐るべし・・。積雪シーズン間近のこの時期に自転車を買う人はよほど少ないのでしょうね。
しかし、これで新しい自転車を諦めるわけにもいきませんから、経験上確実に自転車売り場のあるイオンに向かうことにしました。この時点で私は北7条東9丁目付近にいたのですが、地図上で最寄りのイオンを見てみると、桑園と苗穂がほぼ等距離にありました。なんとなく、桑園まで街中を歩くのが面倒だったので、苗穂のイオンに向かいました。片道約4kmで、ひたすら先代自転車を押しながら1時間ほど歩き続けました。
記憶通り、苗穂のイオンには自転車売り場がありました。ところが、ここは自転車が高い・・。いや、一般的には安い方なのですが、今の私にとっては高く、私の最低希望条件である「変速機付き」の自転車は我が資金では買うことが出来ませんでした。(私好みの格好良いマウンテンバイクが3万円台でありましたから、もし資金があったならば確実にあれに決めていたのでしょうけど・・。)
残念ながらイオンでの購入は諦め、環状通り沿いを自宅方面に戻ることにしました。さすがに足腰がだいぶ疲れてきていたので、先代自転車に試しに乗ってみたのですが、後輪の車軸が完全に駄目になっていて、やはりまともに乗れませんでした・・。「この自転車、別れを惜しんでいるのか・・?」と思いつつ、また数キロの道程を自転車を押しながら歩きました。沿道のホーマック(最初とは別の店)にも立ち寄りましたが、ここも冬支度で自転車売り場を撤去しており、在庫なし。歩き続けること1時間で、再び東区の光星エリアに戻ってきました。
時間は夜8時半になっていました。今日の自転車購入を断念する前に、最後にもう一度だけ最初のホーマック光星店の自転車売り場を覗いてみました。・・すると、例の銀色ママチャリの向かい側に、2台だけ折り畳み自転車が残っていることに気付きました。折り畳み自転車は当初の想定に入っていなかったのですが、よくよくスペックを見てみると値段が1万5千円、6段変速機付きで、私好みの紺色ではないですか。さんざん歩いて(この時点で15km歩いていました)疲れていたこともあり、この自転車を買うことに決めました。
かくして手に入れた新しい自転車が、冒頭の写真の折り畳み自転車です。この値段で6段変速が付いているのは驚きです。昔、高校時代に買った3段変速の折り畳み自転車は3万円近くしたはずです。先代の自転車はホーマックで引き取ってもらい、帰りはこの自転車に乗ったのですが、久々にまともに走れる自転車に乗れてホッとしました。なかなか造りはしっかりしていますし、これからの時期を考えても、雪道での運転は車輪径の小さな折り畳み自転車の方が走り易かったりします。また、折り畳みなので車にも容易に載せられますし、長持ちさせれば将来的にも色々活用出来そうです。乗り心地の方は、早速購入の翌日に15kmほどサイクリングしたところ、サスペンションが無いので段差にはやや弱いものの、十分楽しく走行できました。
新愛車は先々代以来1年5ヶ月ぶりの折り畳み自転車、今度は長持ちしてくれることを願います。

-参考過去記事-
先代自転車購入の記事「新愛車誕生!」
「新愛車誕生!その2」
これまでの愛車の系譜「No money, No car!」

北大黄葉2011

2011年11月02日 23時08分41秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
いよいよ北大のイチョウが黄葉の盛りを迎えました。
ここのところ、連日多くの観光客で学内が賑わっています。


こちらは最早札幌の観光名所の一つとなっている、北13条通りのイチョウ並木。
先日と比べると、かなり黄葉が進んだことがわかります。今日は車道にまで人が出てきて、撮影や銀杏の実集めに勤しんでいました。

北海道大学イチョウ並木の黄葉2011

自転車の車窓から・・。
自転車レーンの上で撮影している人が多く、やや通行の妨げになっている気が・・。
でも、気持ちは分かります。やはり素晴らしい景色ですから。


工学部の前庭は、イチョウの落ち葉でまさに黄金の絨毯のようになっていました。


良い天気の日に北大イチョウの黄葉を見たのは初めてだったので、こんなにも美しい光景が学内で見られることに驚きました。
色々忙しい研究生活ですが(これらの写真も共同研究先に出掛ける途中でケータイで撮影したもの)、こんな景色を見ると、ひととき心が癒されますねぇ。