うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

仙台なう。

2012年07月30日 23時26分47秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
ご無沙汰しております。

昨日から、私は仙台の奥山に位置する、作並温泉に来ています。
私が携わっている科研費研究の合同班会議が当地で昨日から明後日までの4日間行われており、私も研究室の准教授と先輩と一緒に参加しているのです。
科研費の会議なので、基本的に朝から晩まで班員の研究報告を聞いているのですが、結構興味深い内容のものが多くて予想以上に面白いです。
しかも場所はかなり高級な温泉旅館!様々な種類の風呂に入れるし、ご飯も美味しいしで満喫しております。

昨日は朝9時50分新千歳発のANA722便(A320型、JA8392)で一路仙台空港まで飛んできました。所要1時間でしたが、水平飛行時間は殆どなく、離陸したと思ったらすぐ着陸態勢に入ったような感じでした。
冒頭の写真は離陸後すぐの写真で、遠くに襟裳岬が見えていました。


午前11時、ほぼ定刻に仙台空港に到着しました。
着陸態勢に入った後、仙台空港上空を一度通過してから右に急旋回して着陸したのですが、その際に海岸線に沿った津波の痕跡が至る所に見受けられました。田んぼの色が違ったり、防風林が所々歯抜けになっていたりして、かなり内陸まで津波が遡上していて、改めて驚きました。
この仙台空港にも3mの津波が押し寄せ、1階部分が水没して一時孤立したのですが、直後から復旧作業が始まり、地震発生1ヶ月後の4月13日には民間航空便が再開されています。今では、空港内で殆ど津波の痕跡は見られませんでした。


空港のロビーには巨大な七夕飾りが飾られていました。ちょうど、来週末に仙台の七夕祭りが迫っているのです。多分、今回は残念ながら本物は見られないと思います・・。


仙台空港から、空港アクセス鉄道と仙山線を乗り継いで作並へ。この仙山線は半世紀以上前に日本の交流電化の列車試験に使われた場所だそうで、駅ホームに「日本交流電化発祥の地」の碑が建っていました。


そして昨日(初日)の夕ご飯。物凄く豪華でした。食前酒までついてきて、メインはしゃぶしゃぶと陶板焼、刺身や郷土料理まで入ってお腹いっぱいになりました。

科研費会議は残り1日半あります。明日は昼から地元のニッカウヰスキーの工場見学(これも会議日程に入ってます)、明後日は会議終了後、夜の飛行機までの間に仙台市内観光をしようと思います。
いやぁ、温泉は良いなぁ。

【告知】 第52回 生物物理若手の会 夏の学校 【参加者募集中】

2012年07月21日 03時28分58秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
皆さま、今週もあっと言う間に一週間が過ぎてしまった今日この頃、華の週末如何お過ごしでしょうか。。(もはや定型句ですな・・)

さてさて、ここのところ研究に加えて私が情熱を注いでいるものについて、本日は紹介しましょう。
それは、第52回 生物物理若手の会 夏の学校 in 北海道です!

説明しよう!生物物理若手の会夏の学校とは、
(生物物理研究の)様々なバックグラウンドを持つ若手研究者たちが交流を深めるゼミ形式の合宿です。夏の学校は、生物物理の分野をリードする著名な講師を招いたシンポジウムと、若手研究者自身によるポスター・口頭発表、自由参加の毎晩中続く懇親会から成ります。懇親会は、通常の学会に比べて非常に長いので、興味がある方と思う存分議論することが出来るでしょう。また、あなたの研究に非常に興味を持ってくださる方にめぐり合えるかもしれません。
さあ、新しい出会いをしてみませんか?

というイベントなのだ!(以上、夏の学校公式HPより抜粋)

で、ですね、私がこのイベントをこのブログで紹介するのは、ずばり私がこの夏の学校の実行委員を努めているからでございます。校長(主催者)の柴崎は私の友人で、同じ研究室の同僚でもあります。去年の秋に実行委員会を立ち上げる際に、友人代表みたいな感じで私も手伝うことになったわけです。
最初は本当に“お手伝い”程度のつもりだったのですが、気付けば予稿集・SNS管理などを任され、結構重要な役職を担当することになっていました。SNS管理は、ツイッターやUstreamなどでの情報配信業務、予稿集はその名の通り、参加者に配る予稿集を製作する役職です。その他にも、校長が思い悩んだときには友人としてそっとフォローしたりなどもしてきました・・。
さらに、実は私もう一つ重要な役割を担当しておりまして、それがこの記事の冒頭にデカデカと掲げてあります、告知ポスターの製作なのでした。この夏の学校の参加登録は今月11日より公式HPにて開始されたのですが、それに合わせてポスターを作り、全国の生物物理関連の主要大学や研究室に配布して掲示してもらい、告知するというわけです。
ポスターのデザイン自体は先週の頭に完成し、あとは印刷するだけ・・と思っていたのですが、印刷に結構時間がかかり、大学生協に依頼して1週間が経った今週木曜日にA2サイズのポスター200部が仕上がりました。
木曜の夕方から早速全国への発送作業に取り掛かり、ポリ袋で梱包し、掲示願いの文章を挟み込み、宛名シールを貼り、昨夜には大学事務室宛てと講師の研究室宛ての全ての準備が出来上がりました。部数としては170部分に相当します。以前の実行委員会から引き継いだ宛先リストがかなりややこしくなっていたので、一から作り直したりしたので、ちょっと大変でしたが、他の実行委員や研究室メンバーの協力を経て無事に仕上がりました。その後、札幌中央郵便局にポスターを運び込み、定形外郵便で発送しました。
ポスター製作担当としては、やっと肩の荷が下りたところです。
送り先は北は北海道から南は沖縄までで、全国の大学の掲示板に私が作ったポスターが飾られると思うとゾクゾクします。

もし、どこかの大学でこのポスターを見かけたら、「あ、もとすけが作ったポスターだ」と、少し足を止めてくれたら嬉しいです。もちろん、このポスターを見て夏の学校に興味が湧いたならば、是非是非公式ホームページをご覧いただき、参加までしていただければウルトラハッピーです。
今年の夏の学校は、講師にかなり有名な方をお迎えしており、テーマも興味深いものだと自負しております。実行委員の一人として、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

参加登録は現在のところ、8月20日までの予定です。