うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

戦車日和3

2010年05月31日 02時29分14秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
ブログに戦車ばかり出てきて、暑苦しいとお思いの人もおられたことでしょう。
というわけで、その3では、戦車関連以外の東千歳駐屯地での出来事をご紹介します。


ふれあい広場。
戦車パレードや訓練展示は午前中に終わったので、午後はふれあい広場(平時はヘリポートの場所)での模擬店や遊具、音楽隊の演奏などで楽しみました。
模擬店のテントが軍用品のカーキ色のものなので、そこに人々が列を成す様子は、さながら難民キャンプのように見えたり、見えなかったり・・。


いや、やっぱり難民キャンプに見えますね・・。こういったイベントでの模擬店は、炊き出し訓練の一環でもあるのかも。


模擬店群の一角に、こんなコーナーが・・。的当て・・ですね。
先生、突っ込みどころが満載です!\(^o^)/
飲酒運転撲滅の意気込みだけはひしひしと伝わってきます。


突っ込みどころといえば、遊具の中にこのようなものがありました。
一昔前は、ミニSLと言われていた乗り物ですね。私も幼き日にはよく乗ったものです。
最近は、ミニSLにも電化・高速化の波がやってきたようです。
根本的な何かがおかしい気がしますが・・。


上の写真を撮った直後、車両故障により鉄橋上で立ち往生していました・・。


ふれあい広場には、自衛隊以外に、地元の名産品店も出店していました。その中で、目に付いたのがこちら。
圧力で米を膨らまして出来るポップコーンのようなお菓子、「どん」です。私の地元(奈良県)では「ポン菓子」と呼ばれていて、時折駅前などに売りにきていたのを買って食べたものです。最近は全国的に同好会が作られていて、こんな感じでイベントに出店しているようですね。「どん」という呼び名は初めて目にしたので、新鮮に感じました。


午後1時から音楽隊の演奏会が行われました。
私は首尾よく茣蓙の最前列に陣取り、すぐ近くで演奏を楽しめました。
ロッキーのテーマ、ゴセイジャーのOP、酒とバラの日々のテーマ、また君に恋してる、テキーラ、行進曲メドレーの6曲の演奏でした。総じて、自衛隊の音楽隊は演奏レベルが高いのですが、東千歳駐屯地の音楽隊は特に個人技に力を入れているようで、サックスやトランペット、フルートのソロ・パートを所々に入れていました。また、「また君に恋してる」では、坂本冬実そっくりの歌声で女性隊員の方が歌っていました。音楽隊の演奏でカラオケって、ちょっと珍しい気がします。

ちなみに、YouTubeで各地の駐屯地の音楽隊演奏が見られるのですが、今年の流行は「ハートキャッチプリキュア」のOPだそうです。自衛隊と最も縁遠そうな曲を、隊員が真面目に演奏している様子を見ていると、笑いがこみ上げてきます。東千歳駐屯地でもちょっと聞いてみたかったです。

Alright! Heart Catch Pretty Cure ハートキャッチプリキュアOP by 自衛隊音楽隊

参照URL
http://www.youtube.com/watch?v=UkGH_zDnlNw&feature=related
下志津駐屯地の音楽隊演奏だそうです。


和太鼓演奏。
音楽隊による演奏の後は、有志による和太鼓演奏が行われました。
東千歳駐屯地は機甲師団の拠点なので、戦車のエンジン音をイメージした曲、「鉄騎兵」を筆頭に、力強い演奏を披露していました。
この演奏の途中で、私は帰りのバスの集合時間になってしまったので、後ろ髪を引かれつつ、ふれあい広場を離れました。

駐屯地を離れて、ものの1時間ほどで札幌駅に帰着。時間はまだ午後3時過ぎで、札駅周辺は平和な日曜日の風景そのもの。つい先ほどまで戦車の砲音が轟く場所にいたのが嘘みたいでした。
沖縄でもそうでしたが、北海道も、基地や自然が都会のすぐ近くにあるので、非日常的体験がすぐ近くで味わえるのが面白いところですね。
今後も、非日常的な場所に、積極的に首を突っ込んでいきたいと思います。

戦車日和2

2010年05月31日 00時49分59秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
戦車パレード終了後、音楽隊によるドリル演奏を挟んで、訓練展示が行われました。
今日の訓練展示は、敵戦車部隊によって占拠された地域を、ヘリを含めた陸自の戦力で奪回するという内容でした。空砲でも戦車砲の音は半端なく、地を揺るがし耳をつんざく大音響が数百メートル離れた私達のところまで容赦なく伝わってきました。


偵察?のため降下する隊員。結構高さがあるので、命懸けですな。


敵戦車役の74式戦車の大砲が火を噴きます。音は90式戦車よりも74式戦車の方が迫力があった気がします。
-追記-
90式戦車は空砲の発射が出来ない仕様だそうで、主砲と同軸上に据え付けられた、74式車載7.62mm機関銃を代わりに撃っていたようです。道理で音が小さかったわけです。ちなみに、夏に行われる富士総合演習では実弾を用いるため、90式戦車の本来の発射音が聞けるそうです。(行って見たいですな・・)


対戦車ヘリやりゅう弾砲の援助を借りながら、味方戦車部隊は敵陣地の攻略を進めていきます。写真の下に見えているのは、91式戦車橋と言う、自走式の仮設橋です。


最終制圧のため、敵陣地へ近付く90式戦車。やばい、男心がくすぐられまくりだ・・。


敵戦車の攻撃に応戦する90式戦車。(確かに主砲の脇から火が出ていますね)

この後、ついに敵戦車の無力化に成功し、陣地を奪回しました。
これまでミリタリー雑誌で何度か訓練の様子を見たことはありましたが、やはり実際に見てみると、迫力が桁違いでした。