うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

地震速報

2010年06月28日 06時30分03秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
久しぶりの体感地震発生です。
先ほど、午前6時3分頃、苫小牧沖の深さ60キロを震源とするマグニチュード4.9の地震が発生しました。
函館や下北半島などで震度4の揺れを観測したようです。

私の家でも、左右に数回の横揺れを体感しました。感覚的には、震度2から3程度かと思いましたが、札幌市北区の計測震度は1のようです。建物が悪いのか、地盤が悪いのか・・、やはり体感と計測で差がありましたね・・。

苫小牧沖から青森県東方沖にかけては、小規模な地震が頻繁に発生しており、時折今回のように札幌でも体感できる程度のものが発生します。
私が地震を体感したのは、今年1月以来5ヶ月ぶりのことでした・・。

部分月食

2010年06月27日 12時56分06秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
昨晩の月食、ご覧になりましたか?
あんまりニュースでも報じられていなかったので、気付かなかった人も多かったことと思います。
私は、これまで何度か月食を見たことはありましたが、その推移をきちんと見たのは今回が初めてでした。

夜7時過ぎから10時頃にかけて起こったので、月の出と重なり、欠けた状態で月が出てきて、高度を上げるに従って徐々に満ちてゆく様子を楽しめました。私のアパートの部屋は西向きで、月の出方向は見えないので、少し自転車で走り、視界の開ける篠路の跨線橋で観察してきました。

上の写真は、ほぼ食の最大時である午後8時半頃の様子です。半分以上欠けているように見えます。月食というより、どう見ても半月に見えますよね。でも、昨日の月齢は13.7で満月でした。


少し時間が経ち、徐々に月が満ちてきました。


月食の終盤。これらの写真を見て、何か違和感を感じませんか?明らかに、通常の月の満ち欠けと異なる満ち欠けをしているのです。


(Wikipedia「月齢」の写真資料より転載)
通常の月の満ち欠けは、月自体の陰が増えたり減ったりする様子が見えているわけですが、月食の場合は、地球の影が月に投影される様子が見えるので、特に半月から満月にかけての欠け方が異なってくるわけです。

半月の状態から、1時間半程度で満月に戻っていく様子を眺めていると、タイムマシンに乗って時間を早送りしているかのような、不思議な感覚を味わえました。日食とはまた違った魅力が月食にはありますね。
私が跨線橋上から写真を撮影している間も、周囲を自転車や歩行者が行き交っていましたが、月の方を見る人は誰もいませんでした。ちょっと勿体無い話ですよね・・。


昨日の夜は、薄雲が空を覆っており、月食の間は時折雲間から綺麗な月が見えていましたが、満月に戻って以降は雲間が無くなってしまい、朧月状態でした。家に帰ってからも、日の出直前まで待ちましたが、結局雲から出てくることは無く、残念ながらクリアーな満月は撮影できませんでした。まあこの写真でも、一応まん丸な月が写っていることは分かると思います。

次回の月食は今年12月の予定です。今度は皆既月食で、完全に月が地球の影に入る様子が観察できます。日食に比べるとマイナーなイメージの月食ですが、夜に起こることもあって、神秘さでは日食に劣らないものがあると思います。機会があれば、皆さんもご覧になることをオススメしますよ。

新愛車誕生!その2

2010年06月20日 21時00分03秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
今日は、昨日購入した自転車でサイクリングに出掛けてきました。
円山公園近くの自転車専門店と、藻岩山麓の札幌市中央図書館を回り、約20km走行しました。やはり快適な走りで、久しぶりに風を感じることができました。後からGoogle Earthで走行距離を測ってみて、そんなに走ったのかと驚いたほど疲れは少なかったです。


前愛車の折り畳み自転車。
前々愛車(3000円の中古自転車)の盗難を受け、研究室の先輩から譲っていただいたものです。約半年に渡って、私の唯一の足として働いてくれました。(雨の日などは、今後も使うつもりです)


破れたサドル。先輩から貰った当初から、サドルは少し破れていましたが、半年の間に重症化し、ついにフレームがサドルを突き破って飛び出てしまいました。正直痛いです。
というか、よくぞこれで1日数十キロ走っていたものですよね・・。


前愛車から一気にグレードアップした新愛車。とりあえず、まともなサドルなだけでも有難いです。5年ぶりのマウンテンバイク型自転車、太いタイヤが頼もしい奴です。太すぎて駐輪場の前輪ストッパーに収まらないのが欠点といえば欠点ですが・・。
ともあれ、地元メーカー製の自転車だからなのかどうかは分かりませんが、1万7千円とは思えない質感で、とりあえず満足です。


でも、値段が値段ですから、ちゃんとしたマウンテンバイクのような悪路走破能力は期待できません。フレームが弱いのが理由だそうです。(実際、高校時代に私が乗っていたマウンテンバイク型自転車も、最後はフレームがぽっきり折れてしまいました)

そんな新愛車に乗って、今日はサイクリングしたのですが、その目的はこれ↓、

自転車走行用ヘルメットです。
円山公園の近くの自転車の専門店にこれを買いに行ってきたわけです。
サイクリング中のもしもの事故のため、やはり頭は防御しておくべきですからね・・。(多分に格好つけの目的もありますが・・)
店頭に並んだヘルメットのほとんどは数万円もする代物。新愛車より高いものもざらで、真性の自転車乗りの世界は遥かな高嶺にあるようです。
しかも、いくつか試着したところ、ほとんどが頭に入りませんでした。頭囲63センチは伊達じゃありませんな・・(大体のヘルメットは61センチまでしか対応していませんでした)。唯一65センチまで対応のヘルメットがあり、それを被ってみましたが、イマイチフィットせず、しかもちょっとお値段が張るので、財布のひもは緩みませんでした。
店員さんに他の在庫が無いか聞いてみると、今日入荷したばかりのものがあると紹介してくれました。それが上の写真のヘルメット。被ってみたら、すっぽり入り、気持ち良くフィットしてくれました。これまで、数々の自転車や原付、軍隊のヘルメットを被ってきましたが、最も良いフィット感です。しかも流線型でなかなか格好良い。
お値段も樋口一葉さん一人分くらいだったので、思い切って買って来ました。


ちなみに、大学時代に使っていたヘルメットです。ややサイズが小さく、結構無理やり被っていたものです。デザインも、今回の方が格好良いかな・・。自転車を盗まれて以来、出番も無く、いつの間にか行方不明になってしまいました・・。


ヘルメット購入後、早速着用して走行し、藻岩山麓にある中央図書館に向かいました。
この辺りへは今回初めて来ました。上の写真は、藻岩山ロープウェー乗り場近くの風景です。実はマンションの背後に藻岩山(標高531m)が聳えています。現在、藻岩山ロープウェイ及び山頂展望台はリニューアル工事中で、来年春の完成が待ち遠しいです。
路面電車が身近にある街って、なんだか良い雰囲気ですよね。まだ乗ったことが無いので、近々全線(1路線しかありませんが)制覇してみようと思っています。


本日2番目の目的地、中央図書館に到着。
かねがね来ようと思っていましたが、今日ようやく来ることができました。
昔の子供向け百科事典を読んだりして、昼下がりのひと時を過ごした後、雨が降りそうな天気になってきたので、早めに帰路に就きました。

今日のサイクリングルートはほぼ全てが初めて通る道だったのですが、天気が不安定だったのでゆっくり街並みを楽しめませんでした。また天気が良いときに、新愛車でゆっくり街歩き(というか走り)してみたいと思います。

新愛車誕生!

2010年06月19日 22時13分15秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
本日、新たなる我が愛車が誕生しました。

その名は、「ATB AERO-FIX 2618WS DS-R」!(武田産業という地元メーカー製)。
ATB(オールテラインバイク:マウンテンバイクとほぼ同義)というタイプの自転車で、前後にサスペンションを備えた、Wサス車です。かなりかっちょいいです。18段変速可能なので、坂登りから下り高速走行まで自由自在です。
私はこのタイプの自転車が好みで、今回の自転車でATBは4代目となります。
ATBって、ちゃんとした奴だと5万円以上するのですが、今回私が買ったのは、ホームセンター「homac」で売っていた、1万7千円のなんちゃってATBです。オフロード走行能力は期待できませんが、路上走行なら十分サスペンションの恩恵に与れます。

ちなみに、これまでの私の自転車遍歴を記しますと、
物心つくまで  :オートバイ型の三輪車(黄色)
3歳くらい~8歳:パトカー型デザインの子供用自転車(白&黒)
8歳~12歳頃 :子供用ATB(青色)
中学時代    :通常のシティサイクル27インチタイヤ(銀色)・・盗難後発見
高校時代    :WサスATB(黄色)・・制限重量超過のため、損壊
大学1年生   :WサスATB(銀色)・・盗難
大学院M1当初 :3000円の中古シティサイクル(銀色)・・盗難
大学院M1~現在:研究室の先輩から譲り受けた折り畳み自転車(黒色)
本日~     :WサスATB(黒色)

新品の自転車購入は、琉球大学入学時以来実に5年ぶりのことです。おニュー(死語?)な自転車を買った日って、高揚感が凄いですよね。これに乗ってどこへ行こうかと考えて、眠れなくなりそうです。

夜8時過ぎに買ったので、既に日は暮れていましたが、早速自宅から北大までひとっ走りしてきました。感想は「超気持ちE!」でした。これまで乗っていた、折り畳み自転車(しかもサドル破れてる)が原付とすれば、ハーレーのような走りでした。ちょっとした段差程度なら難なく越えられ、一漕ぎで進む距離は比べ物にならないくらい長く、比較的高速で安定して走行できるので、いつまでも乗っていたいほど気持ち良く感じました。

明日は、できればこの新愛車でどこかに走りたい(今日も旧愛車で手稲まで走りましたが・・)と思います。ただ、明日は降水確率50パーセントだそうです・・。

はやぶさ、帰還の日

2010年06月13日 00時06分08秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
日付が変わりまして、6月13日午前0時のMHKニュースをお伝えします。
本日深夜、小惑星探査機の「はやぶさ」が、7年ぶりに地球に帰還します。
探査機本体は大気圏突入時の熱で燃え尽きる見込みですが、小惑星の砂が入っている可能性のあるカプセルは事前に切り離され、オーストラリアの砂漠に落下する予定です。

日付変更と同時に、Google日本版のトップページも、「はやぶさ」帰還仕様に切り替わっています。


小惑星探査機「はやぶさ」は、2003年5月に当時の宇宙科学研究所のM-Vロケットによって打ち上げられ、2005年夏に小惑星「イトカワ」(近日点では地球公転軌道の内側、遠日点では火星軌道の外側を公転する)に到達、同年秋には着陸に成功、小惑星の試料採取に挑んだ後、数々の機械トラブルに見舞われながらも、満身創痍の状態でこの度地球へ帰ってきました。総飛行距離は60億キロにも及ぶそうです。
また、この「はやぶさ」、様々な世界初の偉業を成し遂げています。
・マイクロ波放電型イオンエンジンの運用
・宇宙用リチウムイオン二次電池の運用
・イオンエンジンを併用した地球スイングバイ
・地球と月以外の天体からの離陸
・地球以外の天体における、着陸した姿のままでの離陸
・世界で初めて、宇宙機の故障したエンジン2基を組み合わせて1基分の推力を確保
(Wikipediaからの引用)
そして、現在「はやぶさ」は月軌道付近を地球に向かって飛行中ですので、上記に加えて、
・月以外の天体からの地球帰還(固体表面への着陸を伴う天体間往復航行)
も成功しつつあります。

本日午後8時頃に小惑星回収サンプルが入っている(はずの)カプセルを探査機から分離、午後11時頃には、大気圏へ突入する予定となっています。
60億キロ、7年もの大航海の終止符が、今日打たれるわけです。一時は、通信も制御も出来ず、帰還は絶望的とも言われましたが、こうやって再び地球に帰ってくる。私は、今日の夜、「はやぶさ」に向かって(残念ながら日本からは見えませんが)、「オカエリナサイ」と言ってやるつもりです。


ちなみに、某巨大掲示板では、こんなAA(アスキーアート)も登場していました。すごく可愛らしいですが、「イトカワ」を丸ごと持って帰ってきちゃっているあたり、かなりデンジャラスです。

レモン牛乳

2010年06月09日 12時32分12秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
栃木での教育実習を終えて戻ってきた、研究室の後輩のお土産がレモン牛乳でした。


秘密のケンミンSHOWやらで、レモン牛乳なるものが栃木にあることは知っていましたが、実際に目にしたのはこれが初めてです。
関東・栃木という製造者名について不思議に思い、ちょっと調べてみたところ、納得の理由がありました。元々このレモン牛乳は、関東乳業が「関東レモン牛乳」という名前で販売していたのですが、2004年に関東乳業が廃業したため、一度は生産中止に追い込まれたのです。しかし、その4ヵ月後、製造を引き継いだ栃木乳業によって、「関東・栃木レモン」という商品名で再発売となり、現在に至るとのことでした。


原材料欄を見ると、面白いことにレモンのレの字も見当たりません。牛乳と糖類が主成分のようです。Wikiなどの説明によれば、香料でレモン風味を出しているようです。
「レモンを牛乳に加えたら凝集するんじゃなかったっけ?」という素朴な疑問はこれで解消しました。


コップに注いでみると、見た目は確かにレモンっぽい色。紅花着色料の色ですけどね。
ぐぐいっと飲んでみると、なかなかに美味。分かりやすく言えば、ヤクルトがレモン風味になった感じですかね。何故か子供の頃によく食べた、「ハイレモン」(ラムネ)の味も思い出しました。
私はココアやコーヒー牛乳が大好きなので、このレモン牛乳も、近所で売ってればお気に入りにすると思います。


研究室の冷蔵庫の中には、レモン牛乳の在庫がまだこんなにありました。うちの研究室は結構大所帯で、30人以上の人間が所属していますから、私もお土産には結構悩みます。(春休みのお土産は「せんとくんクッキー」でした) そんな中、ほぼ全員分の飲料をわざわざ持って帰ってくるとは、素晴らしい心意気ですね。栃木からだから、多分飛行機利用ですから、かさ張って大変だったことでしょう。

私も次回は飲み物をお土産にしようかと思ったのですが、沖縄なら「ハイサイ!ゴーヤ茶」とか「ミキ(ライスドリンク)」とかがありますけど、奈良の名物飲料って何かありましたっけ・・。葛湯とか・・?

暑い!

2010年06月06日 17時02分19秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
今日は午前中から久々に部屋の掃除をしました。
机の天板が数ヶ月ぶりに姿を現したので、一安心して横になったら、部屋が物凄く暑いことに気付きました。

我がアパートの居室は西向きで、前にも書いたように、カーテンを付けていないので、西日ががんがん入ってきます。そもそも、冬場の寒さのことを考えて、少しでも暖かい部屋にしようと考えてこの部屋を選んだのですが、その分夏場はとんでもなく暑くなるようです。

室温は現在セ氏30度を超えています。沖縄の室内なみに暑いです。二重窓の内側に至っては、40度以上ですよ・・。
寒冷地ですから、暖房はあっても冷房はありません。
さすがに扇風機買おうかな・・。

あ、そもそもカーテンが無いから西日が入るわけで、遮光カーテンを付ければ良いのか・・。
そうだ、ホームセンターに行こう。

-追記-
とりあえず、玄関・台所(2畳くらい)と部屋(8畳くらい)の間を仕切るカーテンを取り外して、窓側に取り付けました。紺色のカーテンなので、かなり遮光性は高いようで、付けた途端に部屋は夜のような暗さに・・。室温も、徐々に下がりました。
ただ、カーテンを完全に閉めてしまうと、ちょっと暗くなり過ぎるので、本当は簾のようなものを垂らすのが最良なんでしょうけどね。
今(深夜)は、窓を開けて過ごしていますが、夜はさすがに涼しく、室温は23度に落ち着いています。

雨の楡陵祭

2010年06月03日 21時26分59秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
今日から、北大の大学祭、北大祭が始まりました。木金土日の四日間開催されます。
北大祭は、各学部が主催する「各祭」(理学祭とか、農学祭とか・・)と、全一年生やサークルが催す「楡陵祭」から成っています。
楡陵祭の方が、いわゆる大学祭らしい内容となっていて、模擬店やサークル展示が行われています。

ちなみに、研究室は通常通り営業(?)中ですので、まだあんまり学祭の雰囲気は味わえません。(明日からは理学祭が始まるので、ちょっとは楽しくなるかな・・)

楡陵祭初日の今日は、残念ながら小雨が降る悪天候。平日ということもあり、お客さんも少なかったですね。
実験の合間に、理学部近辺に展開している留学生の模擬店を見て回りましたが、みな呼び込みに必死そうでした。

週末から晴れるそうなので、またここで詳しく紹介しようと思います。