うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

帰省の始まり!

2011年03月24日 21時19分06秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
今年も、やっと春休み帰省開始です。
学部時代は毎年2月20日辺りから1ヶ月半程帰省していましたが、修士課程進学以降は研究優先で、帰省は2週間前後に限られています。
本来、3月14日から我が研究室の休暇期間に入っていたのですが、私は3月24日からの学会出張(京都)の後にそのまま帰省するつもりで準備していました。地震の影響で学会発表が中止になりましたが、飛行機のチケットはそのまま利用して、予定よりも少し早くに帰省開始することに相成りました。

今回は前日までに研究関連の用事は全て済ましていたのと、元々飛行機の時間を遅めにしておいたので、割と余裕を持って札幌を出発できました。
昼前にJR快速エアポートで札幌を出発し、新千歳空港へ向かいました。去年の1月以来の飛行機旅行ですが、空港ではお土産購入や手荷物検査などもスムーズにこなし、札幌を出て1時間ほどで搭乗待合ロビーに着きました。
今回の乗機は全日空404便、神戸行き(JA8677, B767-300)でした。機内に入ると、機体後方の中央席は殆ど空席になっていました。予約当時は既にほぼ満席だったのですが、地震の影響で観光・出張が大幅に自粛されてしまったようです。少なからず航空会社の経営にも影を落としていますね・・。

かなり早めに搭乗が完了し、定刻の13時15分に機はゲートを離れ、5分ほどでランウェイ19Rから軽快に飛び立ちました。

久々の空の旅で、気流も割合安定していたので、飛行中は快適な時間を過ごせました。


機内の様子1:千歳で買った海鮮弁当。美味でした。


機内の様子2:いつの間にか有料化されていた機内サービスのオニオンスープ(500円)。チーズパンが付いていて、こちらも美味でした。コーヒーなどのドリンクも殆どが有料化されていましたが、緑茶は無料だったので、冷たい緑茶を何杯かおかわりしました。

15時15分、神戸空港ランウェイ27に着陸しました。神戸空港周辺は関西国際空港や伊丹空港の出発・進入ルートと重複するため、独特の進入方法で着陸します。今回も、明石海峡上空から大阪湾に進入、一度神戸空港の南側を低空で通過後、左に180度急旋回して間もなく着陸するというアクロバティックな着陸を体験できました。昔の羽田のランウェイ16L着陸も凄かったですが、間違いなくそれ以上の難易度の着陸だと思いました。また、今回は神戸空港着陸進入中に、すぐ上空を関空への着陸機が並行する様子も見られて興味深かったです。

神戸空港からはポートライナーと阪神・近鉄を乗り継いで奈良・天理まで帰りました。そして天理駅まで迎えに来てくれた家族の車で三重県伊賀市の実家へ帰着。無事に帰省地へ辿り着くことができました。

今回の帰省期間は約2週間の予定で、九州への墓参り旅行や弟の高専の入学式出席などをしたいと思います。帰省の間ゆったりと羽を伸ばして、2011年度前期へ向けての英気を養いたいです。




ありがとう、250,000PV!

2011年03月23日 23時44分58秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
本日、2011年3月23日の午前0時までで我がブログの閲覧回数が25万回を突破しました。
09年9月12日:10万回、10年3月24日:15万回、10年8月 9日:20万回、11年3月22日:25万回という流れで順調に閲覧回数は伸びてきています。20万回から25万回にかけてやや伸びが鈍化したのは、ここのところ不定期更新ぶりが激しかったからでしょうね。反省・・。

普段から御覧いただいている皆様には、深く深く感謝しております。

さて、PV数の記事を書く際に恒例となっている市区町村規模との比較を今回もしてみましょう。
青森県八戸市、山形県山形市、茨城県水戸市、埼玉県春日部市、東京都墨田区、東京都府中市、神奈川県平塚市、長野県松本市、徳島県徳島市、広島県呉市などが人口25万人前後の都市です。かなり有名どころの都市名が出てきました。ちなみにこの調子で行けば、半年後に沖縄県那覇市、一年後には奈良県奈良市や北海道旭川市と肩を並べられます。


当ブログが始まったのは2005年6月。それから6年が経ちましたが、その間に私の周囲の環境も、日本を取り巻く環境も大きく変わりました。
現在、東日本では死者・行方不明者2万名を超える未曾有の災害に人々が立ち向かっています。これから先の6年間で、果たして日本はどれくらい立ち直れるのか、まだ見当も付きません。
世間の人気ブログに比べれば私のブログの情報量や影響力などほんの小さなものだと思いますが、その中でも当ブログを見てくださる人々のために、私はこれからも楽観的な文章と、より美しい写真で日常・非日常の風景を紡いでいきたいと思います。願わくば、御覧になった方々が少し幸せな気持ちになれるようなブログにしていきたいです。今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
m(_ _)m

【補完記事】さっぽろ雪まつり2011

2011年03月23日 02時28分54秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
西1丁目 J:COM広場

スケートリンク。

西2丁目 道新氷の広場 大氷像 アイス・ミュージアム「恐竜たちの世界」

氷のビヤホール。スープカレーなども食べられました。


氷の喫煙所。これ自体芸術。


恐竜たちの世界

西3丁目 HTB PARK AIR広場 スノーボードジャンプ台

ジャンプ台


宙返り

西4丁目 STV・よみうり広場 大雪像 観光王国宣言!北海道


大雪像。


シマフクロウ。


キタキツネ。

西5丁目 環境ひろば 大雪像 ミュージカル 『ライオンキング』

ライオンキング大雪像。

西5丁目 毎日新聞 氷の広場 大氷像 大田広域市市街(韓国)

大氷像。

西6丁目 食の広場 中雪像 札幌らしい特色ある学校教育キャラクター

雪ミク。

西6丁目 北海道 食の広場(Hokkaido Winter Food Park)

混雑する食の広場


かにめし屋台。かにうま

西7丁目 HBC北京広場 大雪像 天壇 祈年殿

大雪像。


正面拡大


軒先まで手が込んでる。


西8丁目 雪のHTB広場 大雪像 国宝 本願寺 飛雲閣

大雪像


こちらも手が込んでる

西9丁目 中雪像 雪だるまつり / 北海道大学 古河記念講堂

古川記念講堂


雪だるまつり

西10丁目 UHBファミリーランド 大雪像 サザエさん

大雪像


こんなの絶対おかしいよ

西11丁目 国際広場 第38回国際雪像コンクール

香港


リトアニア 優勝

西12丁目 市民の広場

チョッパー多過ぎ。


西5丁目 むかわの金次郎


西12丁目 鈴木章えもん


西4丁目 リボンちゃんでゲソ。


西7丁目 リトルベリーズ





















超満月!

2011年03月20日 02時21分22秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
深夜の更新です。
今、月がとても大きく輝いているのを観ています。
実は、今夜は月が地球に最も近い場所(近地点)にあり、かつ満月なのです。しかも、特に今回は満月の時刻(3:20)と近地点通過時刻(4:09)の時間差が小さいため、ここ20年で最も月が大きく見えるのだとか。今回の近地点までの距離は約35万6577キロメートル。地球と月の距離は大体38万キロと通常言われますから、かなり近付いていることが分かりますね。

参考:NASAのニュース記事「Super Full Moon」

前回、ここまで大きく見えたのは1993年3月だそうです。当時私は6歳、幼稚園の年長組でした。毎日砂場で山を作って遊んだり、予防接種が恐くて園内を逃げ回ったりしていた頃ですね。はるか昔だなぁ・・。


先ほどまで月は薄雲に隠れていたのですが、午前2時前に雲から抜け、眩いばかりの光を放ち始めました。


何しろ月が最接近しているわけですから、光量も最遠時の3割増しになっています。
月光による影もはっきりと見えますね。


月明かりの室内で、手持ちでも写真が撮れます(この記事の中で紹介している写真は全て手持ちで撮影)。


窓際では、月明かりで本まで読めちゃいます。(漫画「神のみぞ知るセカイ」5巻「九条月夜」編)

ちなみに、去年の春にも観月関連の記事を書いたことがあります。昨年5月の記事「月明かり落ちてくる夜は・・」しかし、その時の地球と月との距離は38万9007キロ離れており、今回より1割ほど遠くに見えていたことになります。


実際、前回の記事の際に撮った月と今夜撮った月の写真を比べると、結構大きさが違いますね。
(どちらも、450mm相当の望遠レンズで撮影したものを、約4倍に拡大)

一番近い星なのに3万キロ以上も軌道(の長径と短径)がブレるとは、やっぱり宇宙は規模が大きいものだと実感しますねぇ。


北海道大学大学院 生命科学院先端研究装置紹介動画シリーズ公開

2011年03月18日 23時25分21秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
昨年から製作を続けてきた、我が大学院の研究設備・装置紹介動画シリーズの製作がこの度ほぼ完了し、一挙に3作品を同時公開しました。
今回公開した動画のタイトルは、
第2弾:「蛍光相関顕微鏡」
第3弾:「SPM」
第4弾:「VCD」
です。
昨年秋に公開した第1弾:「NMR、X線装置」と合わせて4つの作品が既に公開されたことになります。現在、第5弾の編集が最終段階に入っており、来週には今年度製作分5つの動画が全て揃う予定です。
私は第1弾に引き続き、第2弾動画で監督を務め、第4弾動画で撮影・最終調整を担当しました。

以下に動画を貼付します。

北海道大学 大学院生命科学院 研究施設・設備紹介 第1回

タンパク質の立体構造を解析する、NMR(核磁気共鳴)とX線装置を特集しています。
NMRは我が研究室の専門分野です。私の研究室は正確には2つの研究室の共同講座になっており、この動画にはその共同研究室の教授に出演していただきました。(最初の作品なので身内ネタにしたわけです)
以降の動画は、この動画を雛形にしています。

北海道大学 大学院生命科学院 研究施設・設備紹介 第2回

細胞内分子の動態を観察する、FCS(蛍光相関分光法)を特集しています。私も今後研究に用いる予定の装置・手法です。
ちなみに出演していただいた教授は沖縄出身で、私も何度かゆんたくに誘われています。(近々三線を弾きにいきたいと思ってます)

北海道大学 大学院生命科学院 研究施設・設備紹介 第3回

細胞自体の動態を観察する、SPM(走査型プローブ顕微鏡)を特集しています。
ホワイトボードを使って解説されていて、分かり易いです。(何故にパンダ?)

北海道大学 大学院生命科学院 研究施設・設備紹介 第4回

分子の立体構造を解析する、VCD(赤外円偏光二色性)装置を特集しています。
PCモニターに写しだされた分子構造が自動で最適化される様子はかなり格好良いです。

[追記]
3/22
本日、残りの1作品をYouTubeに投稿し、シリーズ全作品の製作が完了しました。

北海道大学 大学院生命科学院 研究施設・設備紹介 第5回

微量なタンパク質を同定する、質量分析装置を特集しています。
先生の顔出し許可がNGだったため、個性派の作品となりました。

如何でしょうか。それぞれの研究室ごとに、研究分野に応じた先端装置を導入しています。
非日常的な装置が殆どですが、これらの動画によって、受験生や一般の方々が、少しでも私たちの研究に親しみを感じていただければ幸いです。



札幌駅前通地下歩行空間開通!

2011年03月17日 02時04分47秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
改めまして、こんばんは。
東北地方太平洋沖地震の被害状況の凄まじさは、日に日に明らかになってきています。報道機関では、東日本大震災、東北関東大震災といった表現も使われており、現在もなお犠牲者数の全容は見当も付かない状況です。私の知人も被災し、同僚の親御さんには未だ連絡が付かない人もいます。これだけ甚大な被害ですと、日本の経済や社会情勢にも多大な影響が出ることでしょう。しばらくは厳しい時代が続くことと思います。
しかし、直接の被災者でない私たちが、この先の情勢を憂いて足踏みしてしまうと、きっと日本の復興はますます遠のいてしまうでしょう。多くの避難所生活者が寒い中で耐え忍んでいること、今なお瓦礫の下で救けを求めているかもしれないことはしっかり胸に刻みつつも、出来る限り今まで通りの生活を送るよう心がけねばと思います。

実は、私も今月末に発表予定だった学会の年大会が急遽中止になってしまいました。この半年以上をかけて発表の準備をしてきたので、結構ショックですが、この状況下では致し方のないことです。幸いなことに、既に発表要旨を学会運営側に提出済みのため、要旨集発行をもって学会発表したと見なすとの知らせが学会から届きました。参加費は返還されませんが、運営側は懇親会費用などと合わせた余剰金を義捐金に寄付するそうです。私の場合は元々学会出張と帰省の往路を兼ねるつもりだったので、航空券もキャンセルせずに済みましたが、相次ぐ学会の中止は観光産業に少なからず負の影響を与えているかもしれません。

さて、このような気分の落ち込みがちな状況を打破するため、今回は明るい話題を紹介します。
実は、先週末の今月12日から、札幌駅前通地下歩行空間が供用開始されました。
札幌市民にとっては大ニュースなのですが、前日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で開通記念式典は取り止めになり、やや寂しい供用開始となってしまいました。


今回開通した地下歩行空間は、札幌駅前通の札幌駅~大通間の520m区間です。既に、大通からススキノへは地下街があり、今回の地下歩行空間の完成により、札幌駅地下街と大通ススキノ地下街が一つに繋がりました。これは雪国札幌としては非常にインパクトの強い出来事です。
この地下歩行空間、単なる通路ではなく、何やらかなり工夫が凝らされた作りになっているそうなので、私も開通初日に早速散策してきました。


まず、JR札幌駅の西口から駅構内に入りました。この日のJRは、未だ津波警報が解除されていなかったため、多数の列車が運休していました。


JRの駅構内から、エスカレータで地下街に降り、地下鉄さっぽろ駅構内へと向かいました。案内板には地下歩行空間の案内が追加されています。


地下鉄南北線さっぽろ駅の西側通路をしばらく歩くと、以前は突き当たりだった場所に地下歩行空間入口が出来ていました。


歩行空間内に入ると、なかなか開放的に感じました。


地下通路なのに明るいのは、各所に天窓があるからです。天窓は最近の地下鉄駅や地下街のトレンドですね。大阪の長堀地下街などでは天窓の上に川が流れていたりします。


また、この地下歩行空間、とても幅が広いです。幅20mの道路の地下に作られており、ところどころに広場が設けられているので、単なる通路としては異例の広さとなっています。


地上への出口付近には、デジタルサイネージが設置されています。これは札幌駅構内にあるものと同様、周辺地図や交通機関の検索が可能です。なかなか未来的です。


地下広場。大型モニターを完備しており、イベントなどに使われるのでしょう。また、地下歩行空間はそこそこ距離が長いので、休憩場所としてちょうど良いところにあります。


道内でも地震による混乱は続いていましたが、地下歩行空間は通り初めの人達で大混雑していました。それほど期待が高かったということでしょう。


この地下歩行空間、特に冬場は雪を避けて長距離を往来できるので、大勢の人が使うと思われます。これまで札幌駅と大通・ススキノは商圏が分断されていましたが、今後はデパート間の行き来など、回遊性が高まります。
私も、ススキノでの飲み会帰りにはきっと使うことと思います。ナイス土木工事です。

ヤシマ作戦進行中。

2011年03月16日 23時53分34秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
東日本大震災の被災地の電力支援や、東電管内の複数の原子力発電所の機能停止による電力不足を補うため、各地の電力会社が電気の融通を行っています。我らが北海道電力でも、青函海峡の「北本連系設備」を使って設備容量の最大値である60万kWを本州方面に融通しています。火力発電所などの出力を高めて発電量を増やした分で送電しているため、北海道で使う電力には余裕はあるそうなのですが、道内でも社会的立場から節電の取り組みが広がっています。
このような日本各地での節電の取り組みを指して、「ヤシマ作戦」と呼ぶ声がどこからともなく出て、定着しつつあります。
「ヤシマ作戦」という呼称、アニメ好きならすぐに分かるのですが、私が愛する「エヴァンゲリオン」の劇中で行われた、全国一斉停電を伴う使徒(敵)迎撃作戦の名称が由来となっています。

まあ一応、そのアニメの世界観と、劇中での「ヤシマ作戦」について詳しく触れておきましょう。
『時に、2015年、セカンドインパクトによる被害から立ち直りつつあった日本。芦ノ湖畔に存在する要塞都市、第三新東京市を、「使徒」と呼ばれる巨大怪獣が突如襲撃し始める。それに対して、第三新東京市地下のジオフロントに本部を置く、国連所属の特務機関NERVは汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」(操縦者は14才の選ばれし子供たち)で迎撃し、度重なる襲撃から街を守る・・・』というのが「エヴァンゲリオン」のストーリーです。
(正確には、90年代にテレビアニメで放映された「新世紀エヴァンゲリオン(通称旧世紀版)」と、現在鋭意製作・公開が続いている「ヱヴァンゲリヲン新劇場版(通称新世紀版)」の間で、ストーリーに若干の違いがあり、上で紹介したのは旧世紀版の話です。)

・・・アニメ耐性が無い人には、さっぱり分からないでしょうね・・。

ま、ようは巨大ロボットSFアニメの一種です。

で、アニメ劇中の「ヤシマ作戦」は、第5番目の使徒「ラミエル」という正八面体の物凄く強い敵をやっつけるため、主人公の碇シンジが操縦するエヴァンゲリオン初号機による超長距離射撃を試みるという内容です。その攻撃には、Eva専用改造陽電子砲Nerv仕様(ポジトロン・スナイパー・ライフル)という非常に電力を食う(1億8千万kW)武器を使うため、日本全国を一時停電させて電力を徴用します。今回の節電の取り組みを「ヤシマ作戦」と呼ぶのは、この話が元になっているわけです。
(ちなみに、「ヤシマ作戦」のヤシマは那須与一(超遠距離から的に矢を当てた)の「屋島の戦い」と、日本の別称「八洲」が由来です)

と、まあここまで長々とアニメネタを書いてしまいましたが、この「ヤシマ作戦」が北海道でも行われているのです。
北大周辺でもその様子が見られたので、ご紹介します。


まずは札幌駅西口のヨドバシカメラ。入口のネオンが消灯していました。(中は普段通り明々としていましたが)




セブンイレブンやローソンといった全国チェーンのコンビニも看板照明を消していました。
(ちなみにセイコーマートはいつも通り電気が点いていました)

ススキノでも、相当数のネオンが消灯しているそうです。
毎日新聞北海道版の記事
北海道電力の発電能力には十分余裕はあるそうですが、発電燃料の節約などの観点からは悪くない取り組みだそうです。
私も、買い物や飲食で萎縮するのは日本の経済復興上好ましくないと思いますが、こういった事態を契機に節電が進むのは良い流れだと思いますね。
皆さんもどうでしょう、「ヤシマ作戦」に協力してみませんか。

宮城県沖で巨大地震発生。

2011年03月11日 16時40分13秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常

本日午後2時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード8.4の巨大地震が発生しました。
私は確定申告のために北区の税務署に行った帰りに、路上で揺れを体験しました。地図を見るため自転車を停めてケータイを触っていたら、かなり大きな振幅で前後に体が揺すられました。周囲を見渡すと、上空の電線が揺れ、車も複数が緊急停車、道に面した建物から人が出てきたり、建物の窓から外の様子を伺う様子がみえました。揺れは数分間続き、眩暈のような気持ち悪さを感じました。
かなり長周期の揺れだったので、高層建築である北大の我が研究室の建物の状況が心配になり、急いで北大に戻ったのですが、その間にも断続的に大きな横揺れを感じました。路上で、見知らぬ人から「地震あったよね?」と話しかけられたのも印象的でした。
北大の我が研究室は11階建て(高さ約50m)の7階にありますが、同僚に聞いたところ、大きく揺れたものの被害はありませんでした。落下物なども無く、ケータイのワンセグで常に情報を確認しつつ、通常業務に戻りました。

今回の地震、長時間揺れが続いたので、当初から海溝型地震だと分かりましたが、揺れの大きさから十勝沖辺りが震源かと思いました。まさか、三陸沖でこれほど大きな規模の地震が起こるとは・・。
地震発生から2時間経った現在も、まだ被害の状況ははっきりと確認出来ていませんが、NHKなどの中継映像では物凄い勢いで津波が押し寄せており、相当甚大な被害が出ているようです。
少しでも被害が小さく収まるよう、祈っています。

[追記]
気象庁がマグニチュードを8.8に修正(3月11日 17:40頃)。
当初は7.9と発表していましたから、ほぼ30倍の規模に修正したことになります。
明治以来の、日本での観測史上、最大規模の地震とのことです。

[追記2]
今回の地震は、東北地方太平洋沖地震と命名されました。
地震発生から、3月13日午前1時現在までに起きた有感地震の発生状況(震源及び震度の情報)について、気象庁HPでの発表画像を動画に纏めてみました。(3月13日 1:30)

東北地方太平洋沖地震後の地震発生状況


地震は主に東日本各地を震源に、既に200回以上発生しています。
また、北陸や紀伊半島沖など西側の地域にも震源は分布しており、少し気になります。

[追記3]
気象庁が東北地方太平洋沖地震のマグニチュードを9.0に再々修正。さらに約2倍の規模であったことになります。
三陸海岸の複数の市町村で、住民の大半が行方不明とのこと。想像を絶する事態が起きたことが明らかになりつつあります。(3月13日12:30)

[追記4]
12日朝には中越地方でM6.6(最大震度6強)、秋田県沖でM6.4(最大深度4)の地震が発生し、誘発地震ではないかと言われていましたが、15日夜には静岡県東部の富士山直下を震源とするM6.4(最大震度6強)の地震が発生。日本の地下で一体何が起きているのでしょうか・・。
[追記5]
東北地方太平洋沖地震の前震と思われる三陸沖M7.2(9日昼前に発生)から10日間の地震発生の様子を動画に纏めました。
東日本太平洋沖地震前後10日間の地震発生の様子

550回もの地震が発生しており、極めて活発な地震状況です。徐々に収まりつつあるようなので、このまま穏やかな日々に戻ってくれることを祈ります。


【雪まつりの裏で】「はやぶさ」帰還カプセル見学。

2011年03月07日 23時23分00秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
もうひと月近く前の話ですが、さっぽろ雪まつり期間中に札幌青少年科学館で小惑星探査機「はやぶさ」の帰還カプセルの実物が展示されていたので、見学してきました。

最近のニュースで「はやぶさ」と言えば、東北新幹線の新型車両E5系の列車名である「はやぶさ」をよく目にしますが、この小惑星探査機「はやぶさ」の方も全国の科学館で現在巡回展示されており、壮大な惑星間飛行を成し遂げた実物を身近に眺めることができます。

北海道でも、札幌市と釧路市、そして大樹町(航空公園があります)で展示が行われました。
札幌での展示は雪まつり期間中の2月11~14日まで行われました。


見学整理券。
1階の玄関ホール脇に特設の整理券配布場が設けられており、会場内混雑防止のため、事前にそこで整理券を貰う必要がありました。
と言っても、札幌市中心部から青少年科学館のある新札幌へは結構離れており、あまり大々的に宣伝していなかったこともあって、直前に来館してもすぐに見学することはできました。(実際、私が行った時も待ち時間10分程度でした)


こちらが特別展示会場前の様子。
整理券配布場からの道中、前を歩くカップルの会話が聞こえてきたのですが、「ねぇねぇ、動物園じゃないのになんではやぶさなの?」という女の子の質問には少々唖然としました・・。(人類史上初の偉業を達成した探査機だっつーの!)


会場内の模式図。
待合室でしばらく時間調整した後、順番に展示室に誘導されました。
待合室でもパネル展示がされていて、探査機「はやぶさ」の情報が詳細に紹介されていました。


外から見た展示室の様子。
完全にパーテーションで仕切られていて、外から中を伺い知ることはできませんでした。
この壁の向こうに「はやぶさ」帰還カプセルの実物が有ったのですが、会場内写真撮影禁止だったため、肝心の写真はありません。
しかし、世の中情報化社会になり便利になったもので、YouTubeで当日の会場の様子が公開されており、その映像中でカプセルや展示品の様子が見られます。

「はやぶさ」カプセル 札幌で展示 (2011/02/11) 北海道新聞


映像を見て分かる通り、帰還カプセルのシールドは超高速での大気圏突入による熱で焼けただれており、それが本物であることをよく表していました。
実際の見学時間は、歩きながらの見学だったため、せいぜい5分程度でした。しかし、宇宙探査機の実物を確かにこの目に焼き付けることが出来ました。

地球15万周に相当する60億キロを7年かけて航行し、数々の災難に遭いつつも遥か彼方の小惑星の物質を地球に持ち帰ってきた。改めて考えると日本の宇宙航空技術者は凄いことをしてしまったものです。今後は、「はやぶさ」が持ち帰った微粒子を我等が北大の研究装置でも解析するそうなので、その結果が非常に楽しみです。
私もどこかで宇宙の研究に携わりたいなぁ・・と妄想しています。(蛋白質などの有機分野も宇宙研究で結構注目されているので、可能性はなきにしもあらず・・)

今週の写真報告

2011年03月05日 22時22分35秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
月曜日

研究室の追い出しコンパ
すき焼きという名の鍋でした。(inすすきの)

火曜日

ゲルがー!
抗菌活性実験で3層重ねのゲル板を作ったら、2層目を注ぐ際に冷め過ぎてしまっていたらしく、翌朝結果を確認したら蓋にゲルがくっついていたという・・。

水曜日

鉄道研究会の卒業記念レクチャー、追い出しコンパ
我が研究室の同僚でもあるO君が専門分野である夜行列車について解説しているところの写真です。
このあと、北24条の焼き鳥屋で6時間近く飲み会が催されました。

木曜日・金曜日

国際シンポジウムの準備・手伝い
我が大学院の専攻科主催の国際シンポジウムが金曜日に学内で行われました。私も、専攻科所属のSTAとして会場設営やシンポジウムでのマイク係などの手伝いをしました。


国際シンポジウムでの動画展示
私のSTAとしての業務である、公式動画製作の成果をポスター発表会場で展示しました。既に完成済みの動画を3本放映したところなかなか好評で、とある研究室の教授から、「今度は是非うちの装置の取材に来てよ」というお言葉を頂きました。
監督冥利に尽きます。


猛吹雪
今週はひたすら雪が降りました。特に金曜日は、一日で40センチ程も雪が積もって一気に真冬の景色に戻ってしまいました。


白色ですね?いいえ、元は黒です。
外に放置していた自転車。風も強かったので、自転車の車体に綺麗に吹き付けられていました。


完全埋没。
木曜日の夕方に撮影。自転車が風で倒れ、その上に大量に積雪した結果、ハンドル部分を残して埋没してしまいました。掘り起こすのが大変だった・・。


雪の厚み
埋もれた自転車を掘り起こすと、雪の厚みは10センチ以上ありました。
関東以南で10センチも積雪すれば、大騒動になりますね。

以上、ものすごく手抜きですが、今週の経過を紹介しました。
平日5日間中、3日間がアルコール有りの食べ飲み会という、贅沢な一週間でしたね。