外構・庭のリフォーム〔墨出し編〕

庭のリフォームの設計図面を、正式に（厳密に）現地の地面に水糸や石灰で落とし込みます。現地の実態に合わせて微調整が出てくるのが常のようで、この墨出しによって、オーダー物の門扉の寸法の確定、アウトドアリビングの位置確認などを行います。

（門扉や飾り壁の位置を石灰で書いて、オーダー物の門扉のサイズを確定させます。）

アウトドアリビングの正確な位置を水糸で墨出しします。

（黄色い水糸。外構工事などで位置決めや水平を取るために使います。私もガーデニングを精力的にやっていた時、レンガワークで水平を取るのに使ったことがあります。）

墨出しをやって微調整の打ち合わせを簡単に実施。アウトドアリビングに造り付けるパーゴラの支柱の位置も落とし込みます。

（この更地になった庭がどんな工事を経て、パース図のようなアウトドアリビングに変貌するのか、正直まだ実感がありません。）

こうやって工程を進めていく中で気付いたことですが、どうやら、住居の建築作業以上に、大がかりな庭のリフォーム工事は職人さんの腕によるところが大きいように感じました。腕利きの職人さんをいかにアサインするか、これもデザイナーさんの力量のようです。

墨出しすることでちょっと修正希望をお願いした箇所がありますので、それが無事終われば、いよいよ本格的に着工です。工事が始まったら一気に進捗するような予感。❝いいもの❞に仕上がるように祈るばかりです。