「星のや富士」でのグランピングで体験した燻製作り。手軽さと美味しさを知って、「家でもやってみよう。」となりました。ネットでいろいろ調べた結果、燻製器はコールマンの「コンパクトスモーカー」を、チップはどんな食材にも合う初心者向けの「さくら」を購入。
(ただの鍋に見えますが、ポイントいろいろ。)
まず、網が2段タイプなので、一回でいろいろな食材を燻製できる。
(下は肉系など強い熱が伝わった方がいい食材など。)
2つ目のポイントは、上の写真ではほぼ分かりませんが、鍋の縁が浅い溝になっていて、そこに蓋が落ち着くようになっています。密閉度が高くなり、燻製中、煙が全く漏れません。(出来上がって蓋を開けると盛大に煙が出ますが。(笑))
3つ目のポイントは、見た目がいい。(笑)
(収納する時は、蓋をひっくり返すと鍋の中にすっぽり重なって、そんなにかさばりません。)
ちなみに、燻製器をネットで探していて分かったことですが、燻製=鍋の空焚きですので、素材はステンレス製でないと火力で鍋底を損傷するおそれがあるそうです。こんなシンプルなものですので、アルミ製のキャンプ用品で代用できそうな感じがしますが、何度か使用すると底に穴が空いたりするそうなので要注意。(キャンプをやる人なら常識なのかもしれません。)
さくらのスモークチップ。
(届いてびっくり。想像以上に袋が大きかった。(笑))
それでは燻製作りの実践です。煙がどれくらい出るのか分からなかったので、初回は屋外でやってみました。網の下段には、サーモンと厚切りベーコンなど。
(チップはアルミホイルを敷いて、その上に❝一握り❞強。)
網の上段には、「星のや富士」でもやって超美味しかったカマンベールチーズや、季節の野菜のアスパラや空豆を。

普通の卓上コンロで火にかけます。煙が出てきたら蓋をして10分。10分経ったら火を消して更に10分。これだけ。自力での初めての燻製作り、さて、出来栄えは、、、。
(ちょっと色が浅いような。)
下段のサーモンなども、イマイチな感じ。
(やっぱり色が浅い。)
屋外、しかもアウトドア用のコンロでなかったので、火こそ消えませんでしたが、熱が風で流れてしまって鍋に十分に伝わっていなかったようです。それでも野菜、ソーセージ、ベーコンはマヨネーズの力を借りて何とか合格点、カマンベールチーズはグランピングの時とイメージは違うけどギリ美味しくいただけるレベル、サーモンは、、、中が生だったのでキッチンのグリルで焼き直してめちゃウマの焼き鮭となりました。(笑)
翌々日、2度目の燻製作りです。初回の反省を生かして、屋内(キッチンの換気扇の下)でやってみました。食材は、スライスチーズ、仕込んでおいた味玉、下段にはソーセージ。

風の影響がないので、火をつけるとすぐにチップからモクモクと煙が出て、屋外での初回とは明らかに違います。10分燻して、10分蒸らして、、、さて、結果は、、、大成功!
(完璧な色付きです。)
この後、燻製ランチとなりました。
(盛り付ける皿のチョイスを間違いました。(笑))
味玉から燻玉になった玉子を切ってみました。
(上級者はこれを半熟玉子で仕上げるようですが、初心者としては大満足の出来上がりです。)
さっそく食べてみると、どの食材も燻製のいい香りがするのと、食材の美味しさが凝縮されているような感じで、なかなかの絶品です。これはいいですね。簡単な自炊しかできない私ですが、今までの焼く・炒めるという調理法以外に、燻製する、という新しい技を習得したような気持ちになりました。(そんなおおげさなものではないのかもしれませんが。(笑))
妻も燻製が気に入ったようで、時々やってみると言うので、道具一式と作り方のメモを置いてきました。
<(初心者の)燻製作り>
①材料の準備(ポイント:水気をふき取っておくこと)
②燻製器の底にアルミホイルを敷き、チップを置く(量はひとつかみ)
③網を置いて材料をセット
④コンロを着火(最初は強火)(フタは開けたまま)
⑤すぐに煙が立ってくるので、フタをして「10分」(ポイント:フタをしたら弱火にすること)
⑥10分経ったら火を消して、そのまま(フタをしたまま)「10分」
⑦10分経ったらフタを開けて出来上がり
※ポイントは火加減と、10分という時間厳守(それ以上火にかけるとチップが焦げて燻製がマズくなる)
私の方もすっかり燻製作りにはまりました。次の燻製作りに向けて、「燻製道士」さんの「男の手作り燻製」という本を中古で購入して勉強中です。(笑)
(ブログを本にして出版されたようです。ほぼ新品状態の中古で120円でした。)
「へぇ~」って思うような食材も燻製できるようです。
(いろいろ載っている中のツナ缶のページ。それぞれの燻製にどんなお酒が合うかも書かれていて、読んで想像するだけでも楽しいです。)
燻製作りはかなり奥が深いようですが、初心者でも簡単手軽に楽しめることをグランピングでの体験で知りました。ということで、ちょっと❝沼にハマって❞みようかと思います。(笑)