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【わんちゃんの独り言 part2】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています

ハンゲショウ【ドクダミ科】

2007-07-04 | 折々の花


毎朝、コロとお散歩しているといろんなヒトとお友達になります。
だいたい同じ時刻に同じ地点でね・・・・

「ブログ読んだわよ・・・」とWさん、手に黄色い花を持ってらっしゃる
「月見草と思ってた、私も・・・」「読んでくれはったんやね、ありがとう」

そこで、Wさんすごい情報を提供してくれはった、「あの、桜の玉川のドン付きの橋を渡って少し行くとハンゲショウが咲いてるわよ」「ハンゲショウ??」
「こんなところに咲いてるわって言うてはったわ、見てきたら?」
私は自転車をそばに置いていたから、すぐ行くことに・・・

ところがずいぶんと玉川を上がって行き、ドン付きの橋を渡って山に入ると一人じゃなんだか怖くなり後ろ髪引かれる思いで引っ返すことに、それに私的にはハンゲショウって見たことなかったんだということに気がついた。

帰りしな、野草の名前を聞きにKさんちに寄り、ついでに興奮気味に伝えると、「それやったらそこに咲いてるよホラ!!」「えっえ~~~どこぉ~~これが??」



夏至から十一日目、暦の半夏生のころに白くなるのが語源・・・
白い葉っぱは花びらのように見えるドクダミの白い苞葉の祖型、
盛夏には緑変する。⇒【花おりおり】より引用

それにしてもWさんのお散歩コースのスゴイ距離
玉川をさかのぼって行くのは桜のシーズン限定と言うてはったけど、
家からだと往復10㌔はあるんとちゃうやろか???
普段でも5~6㌔は毎日歩いてはるみたい・・・
時々ご主人が一緒の時もそうでないときも・・・
毎日続けるというのはよっぽど意志が強くないとね、タイヘンよ、えらいなぁ~~


Kさんちのお庭の片隅に・・・・

【沙羅の花を愛でる会】

2007-07-02 | 折々の花
『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 娑羅雙樹の花の色  盛者必衰の理をあらわす・・・・・』と「平家物語」にうたわれた沙羅双樹の花はあまり見ることができません。
梅雨の季節に、白い椿のような花を咲かせ、雨に打たれてすぐに散ってしまうそのはかなさがひときわ心を打ちます。と、ポスターにありました。

先週、梅雨の晴れ間に妙心寺の東林院にその「沙羅の花を愛でる会」に行って来ました
そこで、あっと驚くことが・・・・

有名な樹齢300年といわれた沙羅双樹の樹はものの見事に枯れていました。
上の方の木々で作ったといわれるお数珠が樹にかけてありました。
数は108つの煩悩の半分の54個の珠の数珠でした。

丁度12年前に「沙羅の花を愛でる会」に行ってるんです私。
その時は大きな沙羅の樹が根元をちょっと上がったところで二股になってましてね、
「沙羅双樹とはお釈迦様が入定されたとき、いっせいに花開き、その死を悲しんだと言われ、仏教とゆかりの深い名木です」というのがお坊さんの説法の始まりでした。
1995年6月17日のこと、東林院の沙羅の花を愛でる会に行って来た。ザンネン1週間早かった・・・と日記帳に記してある。


今回はお寺に着くともうお坊さんの説法は始まっていました。
「形あるモノは必ずこわれてゆく。形美しきもの永遠に保てず」 なるほど・・・

お釈迦さまは「今日なすべきことを明日に延ばさず、確かにしていくことがよき一日を生きる道である」とお教えになっておられます。
沙羅の花は一日だけの命を悲しんでいるのではなく、与えられた一日だけの命を精一杯咲きつくしています。
人間の命にはいつかは限りがきます。
そこから「生かされている人生をどう生きるか。今日を無駄には出来ない」
つまり「今は今しかない、二度とめぐり来ない今日一日を大切に悔いなき人生を送らねば・・・」と、いう気持ちがわいてはこないでしょうか。
この仏縁深き花のもとで、静かに座って自分を見つめ、【生きる】ことについて考えてみてください。
と、しめくくられ、ご自分はライブも行く、特に中島みか、チャゲ・アスが好きとかおっしゃりながら45分のお説法がありました。


緑の苔は雨がよく似合います。苔に落ちた昨日咲いた沙羅の花の白さがホントはかなげ、
でした・・・


すっごい気になることがあったので、私調べてみました・・・・
よく「沙羅双樹」と呼ばれるが、
お釈迦さまが 亡くなったときに近くに生えていたことで有名な
「沙羅双樹」は、全く別の熱帯樹のこと。
「沙羅双樹」は日本の風土では育たない。
では、なぜ夏椿がこの「沙羅双樹」に 間違われたのか・・・。
昔、ある僧侶が、仏教にゆかりのある沙羅双樹の樹は日本にもきっとあるはず、
と、山に入っていろいろ探したところ、
夏椿の木を見て「これが沙羅双樹だ!」と思い込み、
それを広めたため、との説がある。
(ちなみに、釈迦が悟りを開いたことで有名な木は 「インド菩提樹(インドぼだいじゅ)」)

夏椿の別名 「沙羅の木」(しゃらのき)。
沙羅双樹とまちがえたためこの別名がついた。

やっぱり東林院のお坊さんはお仲間をかばっておられるは・・・・
お説法の中で「夏椿」なんて一言も言わはりませんでした
「なつつばき!!」と言うよりも「さらのはな」って言う方がこのお寺には似合いますよね? そっとしておきましょう・・・・


「銀盃草」と名札あり
直径4~5㌢のお花にしては高さ10㌢ほどの茎の先に咲いていました
可愛かったので思わず石畳に膝もひじもついて・・・・
もっとそばに寄って撮りたかったのですが
「無粋なあなた、この柵を越えないで」という立て札が・・・・

6月26日のおまじない

2007-06-26 | 折々の花
アジサイの花で、女性の病気にならない「おまじない」を以前新聞の記事で読んだことがありました。

6月26日に、大きくもなく小さくもないアジサイの花を1本、
三角にした半紙で花束風にして水引で結わえる。
半紙には、呪文【う(卯)さま、みょうじんおんくらしゃん】と書いて、
生年月日、氏名も書き、トイレに逆さにぶら下げる。
一年後に古いのを燃やし、毎年繰り返す。
誰が言ったか、なぜアジサイの花なのか、なぜ26日か不明。


私も美しいアジサイの花に願いを託し、
毎年6月26日に実行してます。又あれから、1年経ちました。
今年も実行しました。



アジサイの花言葉で一般に知られているのは「移り気」
梅雨、真っ直中、花言葉が何であれ、しっとりと雨に咲くアジサイの花を見ると、
私なんか雨は好きくないですがアジサイは雨が好きなんや・・・ホントにイキイキと咲いている



アジサイは七変化とも呼ばれています。
一つの花が咲き始めから色を変えるほか、同じ株でも土壌によって色が違ってくる。
人の目を楽しませる七変化のような色変わりが、心変わりのイメージを与えてしまったのでしょうか。


土壌で色が違うのは、アントシアニンという色素の働きによるそうです。
酸性なら青、アルカリ性なら赤。
こんな仕組みを持つ花はアジサイだけという


アジサイの名誉のために、もう一つの花言葉
辛抱強い愛情、元気な女性→紫陽花
謙虚→萼紫陽花(がくあじさい)


ウチの紫陽花4株ありましてそれぞれ色が違いますが、
今年はよう咲いてくれました。
去年、お花が終わったとき友人(花達人)に徹底的に剪定の仕方教わったんです。
その、おかげなんです・・・・・

ホタルブクロとヤマホタルブクロ

2007-06-15 | 折々の花

↑0さんち

ウチの子供達が子供の頃、この辺りでも田植えの後にホタルの飛び交うのが観れた。
ホタルを入れるには丁度良い器。


↑Kさんち

白花なら幻想的に光った.。
「ホタルブクロにホタル入れて遊んだことあったよね」と子供達に尋ねると「そうやな、あったなぁ・・・」


↑奈良市内にて

色もかたちもそっくりなのに、決定的な違いがあります。
どの本を読んでも判で押したように「ホタルブクロの花には、萼裂片と裂片の間に反りかえった付属体がある。ヤマホタルブクロには反りかえる付属体を欠くのが特徴」と説明されている。へえ~~~~

そんなこと意識してなかったもんで、マイフォト・ギャラリー(笑って許して)の3種のホテルブクロを取り出しましたが、どっちなんやろか??
ヤマホタルブクロはヤマがついてるんだから、このあたりでは見かけることは希有なんだと思いきや、園芸店でどちらも用意してはります、ようです。

ヤマホタルブクロは食べれます(山野草カラー百科掲載)
葉っぱは生のまんま薄目の衣をつけて天ぷらに
塩ひとつまみを入れた熱湯で軽くゆで、水に充分さらして苦みをとる(苦いんや?)
おひたし、ごまあえ、からしあえ、酢みそあえ、汁の実、ウ~ンこれだけのお料理が出来るとしてもそれぞれに他の野菜使うかもね??
また、ミンチとタマネギのみじん切りを混ぜ、つなぎに片栗粉を入れて花の中に詰め、油でゆっくりと焼く、そしてソースをかけていただく。
これは目先が変わった一品となる・・・
と、載ってましたが、ちょっと勇気がいるかも?

友人がホタルブクロの写真を見て青春時代の想い出を語ってくれました。

「姉はジョン・ケネディのファンだったけど、私は弟のロバート・ケネディのファンだったのよ、姉はジョン・ケネディさんの本や写真に埋もれていたわ」
「ロバートさんのは?」
「もちろん、本とか読んだし写真も持っていたわ」と言う。
「ロバートさんのどういうとこに惹かれたの?」と聞くと
「お兄さんが亡くなってからも、名門に生まれたがために、気の進まない大統領候補にかつぎあげられたんよね、おじいさんの命令よ、それでよく思われない人達に殺されちゃったのよ、いつも、控えめなところが好きだったわ、お兄さん夫妻は結構表に出しゃばるというか、そういうとこがあるよね・・・ロバートさんは亡くなっても奥さん、全く出てこないでしょ?そういうところが好きなのよ」
「へ~~そうなんや・・・」
「ロバートさんが撃たれてから3日間ず~っと私はお祈りしてたんよ。
それでね、学校の帰りにふと、電車の中で寝てしまったのね、その日にロバートさん亡くなったのよ、もっと、ちゃんとお祈りしとけば良かったって悔やんだわ、その時はね、
庭に満開だったホタルブクロの白、紫と自分で花束にして神戸の領事館を捜して、弔意受付の献花台に花束持っていったのよ・・・」

ケネディ家のご兄弟さぁ~~ん
日本でこんなカワイイ女子学生があなた方のファンだったなんて知ってた????

マイ・ブログのホタルブクロを見たとき、ふっと、思い出したんだって・・・・・

ウチの庭で

2017.5.29 撮影


【折々の花】野菜畑のお花達

2007-06-09 | 折々の花
ナスビ

「親の小言となすびの花は百に一つの無駄も無し」

ナスビのはさみ揚げ、ようしましたなぁ・・・
挽肉に溶き卵、みじん切り葱、塩を混ぜて片栗粉をまぶしたなすびに挟んで
衣をつけてカラリと揚げます
ボリュームがあっておいしいですね。
最近はなすびを揚げて、味付け出しつゆをかけ、ショウガの絞り汁を少したらして・・が
定番になりました。

インゲン


若いいんげんだったら筋は無いですね・・・
とうがたってきたら、す~っと筋をとってもまだ口の中に筋が残るような・・・・

ゴマ和えもよし、厚揚げと炊き合わせもよし、洋食の付け合わせにバターソテーもよし

トマト


「早朝、もいだ、ヒンヤリするトマトを丸かぶりしたらおいしいよ」って友人は言うけれど、私のトマトの食べ方は、良く切れる包丁で皮をむいて六ツ切りにして種をとりいただきます。
トマトの種と皮はどうも苦手なんです・・・・

キュウリ


きゅうりのムースを作ったことがありました。
キュウリを柔らかく煮て裏ごししてふやかしたゼラチンを混ぜます
マヨネーズ、生クリーム、ウスターソース少々加えて冷やします
手間がかかった割には・・・・・

きゅうりの酢の物の合わせ酢を作るのは次男が得意・・・

長男も次男もキュウリが苦手なんで我が家ではあまり出番が無いキュウリくん


ジャガイモ



薄紫はメークインで白い花は男爵のようです。
昔、じゃがいもの花は実を食すより観賞用の花として栽培されていたそうです

バターと相性がいいですね、
皮をむきせん切りにして塩こしょうをふり小さめのフライパンで芋を炒めながら
フライパンの形にまとめ、鍋底に焦げ目がつくまで中火で焼きます。
バターと油を鍋肌から回し入れ裏返して全体にきつね色になるまで焼きます
ケーキのように丸く仕上げます。
いただくときは人数分に切っていただきます。

薄く輪切りにしたじゃがいもを同じようにして焼いて耐熱皿の内側にバターを塗り
小麦粉を茶こしで薄くふりながら重ねていきます。
オーブンで30分焼くとありますが、ウチでは厚手の鍋で蓋をして弱火でゆっくり蒸し焼きにします。結構カラッと焼けておいしいですよ・・・

前者の方は「ポムパイヤッソン」後者の方は「ポテトアンナ」

野菜をモチーフにしての絵手紙をかく時、
添える言葉として私は「畑からの直行便」とよくかいてますねぇ・・・・



【折々の花】コロと一緒に散歩道をチェック

2007-06-01 | 折々の花
センダン(センダン科)
その花は「かれがれ(あちこち)に咲くが、かならず五月五日にあふ(同時に咲く)もをかし」と清少納言が言った・・・と、本に載っていた
また、彼女は木は好まずとも花には趣を見たそうだ。
今まで30数年この地に住んでいて栴檀の花には気がつかなかった私。
(ちょっとたいそう・・・)
GWの散歩の時にはちょっと足を延ばして栴檀のあの林まで・・・・
「えっ、まだ咲いてまへんやないの」
そうや!!旧暦なんや、と・・・・花は丁度今の時期なんですね・・・


淡い色の小さな花をつけているのが遠くから見ると薄紫に煙って見える。


そしてこの花が秋にはこんな実がなって鳥がついばみ、運ぶんですね。

この写真は去年の10月頃に撮りました。
未だその頃は花は知りませんでした。

ハナウド(セリ科)


栴檀の林からまだしばらく歩いたところに咲いていました
名前は???で、Kさんちに持ち帰り尋ねることに・・・
例の牧野富太郎博士の本が登場 。さすがに年期がいってましたね
この本は00科毎に仕分けられてあり、写真ではなく、博士の緻密な線描きで解説してあり、分厚い本ですが「手作りの本」というカンジ・・・
さて、一目見るなりKさん「セリ科やわ」ところがセリ科の植物何ページも載ってます
花の咲き具合、葉っぱの形状とか合わせ見て「ハナウドかもね??」

ノイバラ(バラ科)

又、しばらく歩くとノイバラが息をのむほど・・・・


明治以前は注目度0が、バラの改良への貢献度は大。
ツルバラ系の多花性と耐寒性にいかされ、バラの台木にも重宝される。
と、「花おりおり」より。

翌日散歩コースを変えてみました。

ノアザミ(キク科)



この紫色が私は大好き・・・・
春から夏にかけて長いこと咲いて、楽しませてくれる。
でもねぇ~トゲがあるんよ・・・・

アカツメグサ(マメ科)


四つ葉さがしに花飾り。思い出のクローバー
大昔、私達が子供の頃こんな色のクローバーありましたっけ?
花冠のワンポイントに楽しめたのに・・・・

ヒメジョオン(キク科)姫女苑


花は陰干し、葉っぱは日干し
乾燥した花と葉っぱを5㌘ずつ煎じて、お茶がわりに服用する・・・
これは糖尿病の予防に効果があるそうです。

こうして道ばたの野草の写真撮ったりしていたら
コロの友達と遭遇、お久しぶり!!

ミルキーちゃん(♀)


【折々の花】六甲高山植物園PARTⅡ

2007-05-30 | 折々の花
六甲高山植物園の今の一番人気は何と言っても「クリンソウ」ですが、
カワイイお花はほかにもいっぱいありました、だから、いっぱい撮ってきましたよ。


コマクサ(ケシ科)北海道、本州中北部
粉白色をおびた神秘的なアクアブルーの葉。
あでやかなピンクの美花。両者の調和がすばらしく、気品に満ちています。
何故か岩場に咲いて他の植物を寄せ付けず、孤高を守ります。
高さは約10㌢、花は約2㌢。
どことなく子馬の顔に似ているので駒草です。


クロユリ(ユリ科)北海道、本州中部以北
高山地の草地に生える多年草。
北海道では低地でも生えます。

高さは高山のもので10㌢、北海道では50㌢にもなります。
葉は3~4枚づつ何段か輪生して付け、先端に黒紫色の径3㌢ほどの花が1,2輪下向きに咲いています(可憐!!!)

♪くーろゆりは~ 恋の花 愛する人に捧げれば 二人はいつかは結ばれる♪
この歌が歌える人・・・ハ~~イ(*^_^*)


オオバオオヤマレンゲ(モクレン科)中国(東北部南部)朝鮮半島
オオヤマレンゲと言えば知る人ぞしる奈良県大峰山系に咲く落葉低木ですが、
このオオバ・オオヤマ・レンゲは日本産に比べその名の通り葉っぱが大きく、
雄しべの赤い葯が鮮明で、花被片の白とのコントラストが鮮やかです
径5~9㌢にもなる純白の芳香のある花がやや下向きに咲く様はこの花もまたまた可憐!!
オオヤマとは大峰山のこと、レンゲとは花被片が重なり合い、蓮を思わせるところからの名前です


サラサドウダン(ツツジ科)北海道 本州 四国
山地に生える落葉低木、涼しい場所を好み、高さは4~5㍍。
枝先から可愛い釣鐘をいくつもぶら下げます。
花には紅色の筋が入り、これが更紗(サラサ)模様。
ドウダンとは燈台が転じたモノと言われ、トウダイがドウダンに転化したのだと説明されています。


フタリシズカ(センリョウ科)北海道 本州 四国 九州
野や浅い山に多い多年草。高さは50㌢にもなります。
和名は小さな白花が点々と付けた花穂が2本出るので二人静。
また能楽の題目「二人静」からとも・・・・
一方で元気のいい株は3本から5本も花穂をあげるものもあります。
いくら物静かな女性でも、これだけ寄ったらさぞ、かしましいことでしょうね、ですって・・・・


ハナイカダ(ミズキ科)北海道南部、本州 四国 九州
山地の林中に普通に生える高さ3㍍ほどの落葉低木
雌雄異株で雄株は数個、雌株は1~3個、葉の中央に淡緑色の小さな花を付けます。
花の軸が葉と融合したためにこのような特徴的な姿となる。
和名の「花筏」は花や果実がこのように付く様子からです。
この植物園では7月頃、葉の上に黒い丸い実が可愛らしく乗っているそうです。

時間がくれば、ボランティア・ガイドのお姉さんが園内を案内してくれはります
ピタっとくっついて必死でメモる私。
そしてプラス、六甲高山植物園ガイドブック・・・・

海抜865㍍の六甲山山頂付近に位置する六甲高山植物園は、
北海道南部に相当する冷涼な気候です。

そういった気候を利用して世界の高山植物や寒冷地植物、六甲自生植物やその他の山野草など、約1500種が栽培されています。

園内には、高山植物を収集したロックガーデンや渓流沿いの湿地、ブナの木陰などそれぞれの植物環境に合わせて野生に近い状態で植栽されています。




【折々の花】クリンソウを訪ねて・・・・

2007-05-28 | 折々の花
8年前の夏の終わりに訪ねたことがありました。
クリンソウが観たくって・・・でも咲いてませんでした。
それもそのはず、クリンソウは今の時期に咲くんです(六甲高山植物園では・・・)

【クリンソウ(九輪草)サクラソウ科】
一本の花茎に2㎝前後の花を輪状に付け、さらに何段にも咲き上がっていく姿が寺院の搭上の請花(うけばな)と最上の水煙の間にある九輪を思わせるところから付いた和名
なんだそうです。
六甲の豊かな湧き水を利用したクリンソウのお花畑には、赤や白、ピンクの花々が気持ちよさそうに風に揺れていました。







約一万株あるという花々の合間に木道もあり、可憐な花を愛でながら散歩が出来るんです
名付けて「プリムローズ・プロムナード」(サクラソウの散歩道)

やっと出会えたクリンソウ・・・・
この木道を歩きながらワクワク、ドキドキする気持ちはフシギでした。


クリンソウは、日本のサクラソウ属の中で一番大きいもの・・・だそうです。


【エンコウソウ(キンポウゲ科)】
明るい日射しをいっぱいに浴びて径2㎝ほどの黄金色の花が輝いていました。
株を中心に、四方に伸び広がる茎をサルの腕に見立てて猿猴草と書きます。




昭和天皇が行幸のおりにこのエンコウソウがたいそう気に入られ、皇居のお庭に持ち帰られたと看板がありました。
ふと、根を見ますとね、ず~~っと横に続いてるんですよ・・・・



雨あがりの朝

2007-05-26 | 折々の花
昨日は一日中雨、雨、雨、雨、走り梅雨にしてはいくらなんでも早すぎる??



野の草に雨の雫が・・・・キレイ!!!


くもの糸にも雨の雫が・・・・



竹藪の笹にも雨の雫が・・・

今朝はちょっとムッとする空気でした、ちょっと歩けば汗ばむほど・・・・
野の草にかかる雨の雫を撮りたくて、デジカメと一緒、コロも一緒、

母の日にテッセン

2007-05-18 | 折々の花
母の日とテッセン。。。
何故かピッタリやなぁ・・・と思いませんか?
世間ではカーネーションが羽振りを利かせてますが、テッセンの方が似合うと思いませんか?
私の独断と偏見なんですが・・・・

↓テッセン

↓クレマチス


クレマチスの和名は「鉄線」であると思われがちですが、
これは誤りで、テッセンもクレマチスの原種のひとつ。
クレマチスとは、カザグルマ、テッセンなどの原種および、それらの交配から生まれた園芸品種全体を指します。 (花の本より引用)

知り合いに生け花のお師匠はんがいはりましてね、聞きましたよ、
「テッセンやと思ったらクレマチスやてぇ、どう違うの?」
そうやねぇ・・・・
黒くて固い針金のような蔓に、鮮やかな花の色を見せるテッセンは、初夏から夏にかけて生け花に使われることの多い花材のひとつやねんわ・・・
独特の茎の姿から和名では、「鉄線」の字をあててますやろ。
テッセンの原種の特徴は、黄色味のかかった白い六弁の花のようにみえるガク片の中に、おしべが多くあり、花糸と呼ばれる葯をささえる柄の部分は、扁平に変形して紫色をしているわなぁ、ほらこっちの写真がそれ(エヘン、我が家の庭にあり)
このテッセンは、クレマチス属のひとつで、もともとは中国中部の原産で、わが国には江戸時代初期、十七世紀中ごろに渡来したんよ。
江戸時代にはね、テッセンの人気は相当なものだったらしいよ、浮世絵に描かれたり、寺院の天井を飾ったり、着物の柄になったりしてるわ・・・
しかし、現在私らが生け花に使っているテッセンは、ほとんどがテッセンを含む、カザグルマや、ラヌギノーサ、ヴィティケラなどを交配させた、クレマチス属の園芸品種やねんわ。
あのバラエティーに富んで見える花は、実は平開するガク片で、ほんとうの花はなくなっているか、または、小形でへら状をしているのよ。
花後は花柱が伸びて羽毛のような、きれいな種をつけるから、注意して見ときよ。
いけるには、水揚がりがよくないので、根元を砕いたり、薄荷(はっか)油につけたりするんよ。
と、丁寧に教えてくれました。

単なる花を花器に生けるだけではなく、花そのものを深く知った上で・・・・
生け花も奥が深いなぁ・・・・・

↓クレマチス

↓クレマチス
 

いずれも、ここ何年かで 《自分で買いました》 (>_<)

↓付録


蒲公英

2007-05-14 | 折々の花
よく見かけるタンポポは「セイヨウタンポポ」です。
日本産のタンポポは総苞片(そうほうへん)が反り返っていないので区別は容易です。
そのようにして注意深く観察すると,我々の回りにあるのはほとんどがセイヨウタンポポであることがわかります⇒花の本より

セイヨウタンポポ


ニッポンタンポポ


ウチの庭にもタンポポが咲いてます。
ちょっと興味があったので、見てみました。
すると、どうでしょう、和と洋と両方咲いてるんです。

よく見ると確かにガクが反り返っているのと、そうでないのとですね・・・
反り返っている方がおそらく西洋タンポポでしょう
そうでない方は日本タンポポでしょうね、
葉っぱのカタチもビミョウに違います。
和の方はギザギザが深くて洋の方はヘッコミはあるけど、ちょっと丸っぽいですわ・・・

コロとの散歩道にもたくさんたくさん、タンポポ咲いてます。
ほとんどが西洋タンポポのようです
ウチの日本タンポポ何処から飛んできたのでしょうかねぇ・・・

わかったこと
日本タンポポは春の間だけ咲き、虫が受粉させ、総苞片は反らない。
これに対し、セイヨウタンポポは関東以西ではほぼ周年開花、虫なしの単為生殖で、猛烈に繁殖し、在来種を駆逐されたとされる、もう、日本タンポポはアカンのかと思いきや、ここで、西洋種と日本種の雑種が発見されてるそうです⇒湯浅浩史 談。
ひょっとしたらウチの日本タンポポと思ってるのがその雑種かも????


あの綿帽子、風に乗ってずいぶんと遠くまで飛ぶようですね。
あの綿帽子、耳かきのフワフワに似てません?
あの綿帽子耳の中に入ったら中耳炎になるという噂でした
遠い昔の子供の頃・・・・

タンポポの葉っぱは天ぷらにすると美味しいそうですよ、ちょっと苦みがあるところがいいんですって・・・・
私は試してませんが・・・・


Kさんちの庭を訪ねて・・・

2007-05-02 | 折々の花
ウラシマソウ

「これはマムシ草みたいやけど・・・」「マムシ草によう似てるけど、あっちはミドリでこっちはねウラシマソウって名前なの」なんでもウラシマは浦島太郎さんのことらしい。
「それがどうなん?」と聞けば「この細長いのんが浦島太郎さんの持つ釣り竿の糸になるんよ」と言う。「へぇ~~~」

カンアオイ

これ、どっかで見たことあるわ・・・
そやそや「そよかぜさん」のブログですわ・・・
http://soyokaze-jp.cocolog-nifty.com/blog/ 【そよ風のなかで】
↑にチョー詳しく載ってます。興味ある方はどうぞ・・・
「ねぇ、この葉っぱはギフチョウの食草って聞いたよ、ギフチョウってこの庭に来るん?」
「さぁ~知らんわ~山の方やったら来るかもね」

ギフチョウの居るところにはカンアオイが咲いているのか?
カンアオイの咲いてるところにはギフチョウが居るのか?
どっちやったかなぁ???教えてもろたんやけど・・・

十二単

「私ね、ムラサキが好きなんよ、特にこの花のムラサキが・・・」と言う彼女の指さす方を見ればアッと息をのむ!!という表現がピッタリ、庭の隅の一角が「十二単」の小さな群生地になっている・・・
この花の名前が美しい。
「なんで、こんな名前なんやろ?」と質問「花穂はあんまり長ないけど、この小さな花が重なってるんが可愛いし、そうたとえたんとちゃうやろか?」と答えてくれた。

「私もねコロと一緒に散歩しててね木津川の河川敷で雑草見てて、ちょっと名前がわかるようになると楽しいわ・・・」
「そうやね、そやけどマキノさんは世の中には雑草なんて無いって言うてはったんやけど、みんなちゃんとした名前がついてるって」
「マキノさんて?」
「牧野富太郎さんよ、私が小学生の時に亡くならはって、私が高校生の時やっとマキノさんの本買えたんよ、近くの本屋さんが月賦にしてくれはってね、もう私の宝物」

なんかスゴイ分厚い本らしい、スゴイ本のようで「見せて見せて」とは言えなかった。

ちなみにKさんちはウチから100歩以内で行けるところにあります。

清水寺(胎内めぐり) 夜の特別拝観

2006-12-03 | 折々の花

清水寺の関係者さんから招待券をいただいたので、友人と3人で出かけました。

「清水の舞台から飛び降りた気分で・・・」と結構、物事はりこむときの言い回しがありますね。
この舞台に立つと夜の京都市内が一望出来、チラチラと明かりがきれいでした。
遠くに京都タワーが浮かび上がって見えました。
京阪五条で降りてトコトコ歩いていくと、さすが清水焼の本場です、
高級陶器のお店が並んでます。
清水さんのそばには”ちゃわん坂”と命名された通りもありました。

5:00にお昼の拝観を閉め切って、6:30から再び開門されます。
大勢だったため開門が繰り上がったみたい・・・
空いている関係者入り口から入るってちょっと優越感がありますね。

きれいに紅葉した木々にはライトアップされていてますます見事でした

胎内めぐりも又楽しからずや・・・・
大随求菩薩の胎内に見立てた真っ暗闇の中を数珠を頼りに進んでいきます。
左手でテニスボールくらいの数珠をなぞりながらすり足で一歩ずつそろりそろり・・・・
この悲母菩薩を象徴する梵字ハラを印した随求石が浮かび上がります

「大悲母(だいひぼ)のお腹の中へ一度戻ってみませんか。
目・耳・鼻・舌・体と意(こころ)は、どのように働くでしょうか。
暗闇の中で一点の光明を発見したとき、心身の新生を覚えるに
違いありません」と説明して下さいました。
私も真っ暗闇の中でこの明かりを発見したとき、なんともたとえようのない
安心感というか、ぱぁーっと心の中の何かが落ちていくようなカンジでした。

清水寺は西国三三ヶ所札所巡りの第16番目のお寺でもあります。
納経帳を持っていきました。2回目です。
同じページに日付を印していただいて、朱印を重ねていただきます。
「重ね判」といいます。以前、観音霊場巡りの折りに教えたいただいたんです。
そのご婦人はこの西国33ヶ所札所巡りが10回目だと、
真っ紅になった納経帳を見せてくれはりました。

一緒に行った友人も二人とも「私らはここから一回目で始めるわ」って・・・

 

 

 


花おりおり

2006-11-07 | 折々の花

オールカラーの植物エッセイ
五巻からなっています。
そもそもは朝日新聞の朝刊一面に2001年~2006年までの5年間、毎日花のコラムが連載されていました。
連載の回数は1564を数えたと言われてます。

私は一回目から毎日毎日切り取って集めていました。
切り取った紙面がアルバムに出来るノートが新聞社からいただけました。毎日毎日ノリで貼っていきます。
そのノートが6冊になってます。
この記事が愛蔵版として一冊の本になったのは2002年でした一年に1回のペースで一巻づつ出版されて五巻になりました
一巻毎には季節毎に分類されてあります。
第五巻には全巻総目次収録とあります。

この本のおかげで私はたくさんの花を知りました。
でも、花の名前が解らなかったら見れないと思ってましたが、例えば木津川の河川敷をコロと散歩の時に可愛い花を見つけて、名前は?どんな花なの?を知るには咲いている季節の項目を開ければ何でも教えてもらえることが解ったんです。
但し、季節はずれに温室で咲く花はこの本は得意分野じゃないですね。自然に咲く山野草が得意ですよ。

もともと載っていたのは新聞の顔である一面だったんです。
毎日毎日長年に渡って連載できたのは熱烈ファンの読者の支えがあったからだと作者はおっしゃってます。

花や緑が人を和ませ、癒す効果は、日本人に深く根ざしていると言えます。本シリーズが、さらに花への理解を深める一助になれば、望外の喜びです。とも湯浅浩史先生はおっしゃってます。



七段花(シチダンカ)

2006-06-19 | 折々の花
山紫陽花・七段花
幻の紫陽花と言われているそうです。
関西では宇治の三室戸寺と六甲森林植物園にだけ咲いているそうです。
どんなんか観たくてずっと憧れていました。

宇治の三室戸寺へ梅雨の晴れ間にあわただしく行って来ました。
平日なのにたくさんの人々
木陰でひっそり咲くシチダンカは
大きなアジサイに負けて
たくさんの人々にも気付かれなかったようです。
本当に控えめな楚々とした花です
でも、それだけに心魅かれるものがあります。

何年かしてウチの庭でシチダンカが咲くようになりました⇒こちら