見る？

地震に続く台風。　しかも
災害の勢いが、どんどん強
力になって行くような気が
します。

いったい、日本はどうなっ
てしまうのか、そう思って
いたら、今度は北海道で地
震．．．

突然、脚下照顧（きゃっか
しょうこ）という言葉を、
思い出しました。

自分の足元を、よくよく照
らして、しっかりと見る。
うーん、ただその、見る目
が濁っていなければ良いの
ですが．．．

見世物？

マンションが、グラッと揺
れました。　今まで経験し
たことのない強風。　地響
きに似た、風の轟音．．．

民放のテレビを点けてみた
ら、その、風速何十メート
ルという風の中、水辺でリ
ポーターが屋外に．．．

あきれるより、腹立ちです。
立っていられないほどの風
の中で、何を見せようと言
うのか？

これでは、報道ではなくて
「見世物」です。　これが、
今の日本のジャーナリズム
なんでしょうか．．．

それしか？

必ずあるのが、台風が通過
している最中、屋根を治し
に上がった、外出していた。
うーん．．．

人間の判断は、どんなに論
理的に考え、結論を出した
つもりでも、その足元は怪
しい。

あれをやらないと、やって
おかないと．．．　そう思
うだけで、そうした場合の
マイナス面は見えなくなる。

災害が近づいたら、なんと
か首をすくめ、ただ逃れ隠
れて、やり過ごす。　人間
は、それしかできないんで
すね．．．

一目で？

また台風。　しかも毎回、
豪雨だ強風だ・・・　大変
な災害なんですが、これほ
どはっきりしているのは珍
しい。

どこで発生して、どう発達
し、どう来るのか、気象情
報を見れば、一目で分かる。

避けられない被害はあって
も、避けられる可能性のあ
る被害は、推測できます。
だから事前に避難できる。

ですが、災害が通り過ぎた
後、何故か、避けられたは
ずの被害を、まともに受け
た話が報道されます。