おじいちゃんの入院。。。

　ダーリンパパが、肝臓の検査のために入院した。
・・・はずやったのに、医者から告げられたのは、すでに肝臓がんという病名。

　20年ほど前も、肝臓に影があるということで、右わき腹を大きく切開して、肝臓の10分の1を摘出している。
その時は、良性のしこりやったみたいで、身体に大きな傷は残ったけど、大事には至らなかった。

　あれから20年、MRIに写った影は、肝臓の１部分が輪切りにしたところに薄い影が全部に写っていた。
組織を採って調べるまでもなく、肝臓がんやそう。
カテーテルで、抗がん剤を注入しつつ、薬で様子を見ながら治療をしていくらしい。

　それにしても、最近は、患者を前にしてすぐに病名を言うのだろうか
家族に対しても何の前触れもなく。

　ダーリンパパは覚悟していたと見えて、表面上は普通にしていた。
きっとショックやったに違いないはずやのに…。
強い人や。

　あたしのパパやったら・・・。
実際肺ガンになった時も、医者に「絶対、本人には言わないでほしい」とあたしは頼み込んだ。
自分は絶対にがんにはならへんと信じ切っていたパパには、地獄を見るに等しい宣告やと思ったから…。

　最後は、眠るように息を引き取ったが、今でも本人に知らせなくてよかったと心の底から思っている。
14日のバレンタインデーは、初めて抗がん剤をカテーテル注入する日となる。
頑張れ、おじいちゃん、あなたはいつもついてる