令和6年7月22日に、JA仙台宮城支店において斑点米カメムシ防除対策研修会が開催されました。
近年斑点米カメムシの被害による落等が多くなっているうえ、7月19日に、病害虫防除所から「斑点米カメムシ類の注意報」が発表され、今年も発生量が多いと予測されています。今回の研修では、防除のタイミングや注意点などを普及センターから説明し、今年は特に出穂期が早まると予測されるため、穂揃期とその7~10日後の2回防除を計画的に実施することを伝えました。昨年も2回防除で対応している方が多く、防除意識の高さが窺われました。
また、JA仙台から、前日に行ったすくい取り調査結果について報告されました。水稲の出穂前でもヒエやホタルイが残草しているほ場では、大型のクモへリカメムシやホソハリカメムシ、小型のアカスジカスミカメなどが多数すくい取られており、防除の必要性を参加者で確認することができました。
カメムシの防除は、地域で一斉に防除することが重要であるため、JAの共同防除への参加も促しながら、カメムシ被害減少に向けてJAと協力して対策を進めていきます。