創造

創造主とセルフイメージの世界

十字架と復活・破壊と創造

2011-04-22 16:17:28 | 福音

今年の聖受難日は22日で復活日が24日(日曜)です。

主は、われわれの罪の裁きを自ら受けられて十字架刑に処せられました。

いつもは「父よ」と神との親密な呼びかけをしておられた主ですが、この時

「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」と叫ばれました。

単に肉体の死だけでなく、「霊において神から引き離されるもっとも恐るべき死」

を主は体験されたのです。

ペテロの手紙では「地獄にいる霊をすくうために地獄に下った」とあります。

十字架は破壊であり、神の御子を引きずり落とすサタンの業でありますが、そのことに

よって、闇の世界に光を招きいれるという逆説が起こったのであります。

今日、神からもっとも遠いところにあると見える世界、神から見捨てられたように思われる

ところにも、主は居られます。

サタンが勝利したかのような時に、サタンは敗北したのです。

そもそも堕落した天使、サタンのもくろみは、人を神から引き離し自分の配下におこうと

することです。そのため、人の心を創造主からそらせるために一見善きもの(被造物)

を見させそれに依存させようとします。アダムの場合は知識の木の実でしたし、ダビデの

場合は自国の軍団でした。たぶんヨブにとっては豊かな財であり麗しい家庭であり、

アブラハムにはイサクが神よりも慕わしい存在になりえたでしょう。

天使ルシファ―にとっては、己の美と知識自体が神に代わりうるものだった訳です。

ですから被造物へ依存(偶像化)へと誘うことが堕落天使の性質になりました。

そして己の支配にした瞬間に、サタンは牙をむいて襲いかかってきます。

ヨブを襲った災難もパウロの人体に何らかの障害をもたらしたものも、サタンの介入があったと

聖書は述べております。

申命記28章にあるように、自然の法則よりも強い神の法則(十戒)を破ることがサタンの介入

としての呪いを招き、これを守ることが天使の介入としての祝福をもたらします。

律法を守れない旧約の民に代わって、毎日子羊が殺されその血の償いによって民は呪いを免れ

祝福されました。自然の法則を人間が勝手に変えることができないように、神と人間の法則も

変えることはできません。

 神の御子の十字架の血潮は、私たちのあらゆる罪を償う力を帯びております。

この贖いにお頼りするときに(信じてたよるときに)、地獄に主がおくだりになられたように

私たちの心の闇に聖霊なる神が降りてくださり、いままでサタンによって支配され神と分断されて

いた心底が光り輝きます。霊の永遠の解放であり、救いであります。

聖霊と共に私たちは神に「父よ」と最も親密に祈ることができます。

主の血潮は、私たちの霊と心と体と環境に聖霊の介入を招きいれてくださり、破壊されたところを

再創造して下さります。

 

 

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