河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

シンクロニシティ?

2008-11-07 21:02:01 | 他のジャンルと音楽
11月2日の京都新聞、第14面と第15面。

光華小学校の訪問授業の記事「目を閉じて、耳を澄まそう」掲載、
カラー写真がけっこうたくさん載りました。

授業では、まず最初に4階の音楽室の窓を開け、5分間目を閉じて
耳を澄ましてもらいました。

何が聞こえるかな~?

5分後、聞こえた音と、感想を書いてもらいました。
なかなか面白い結果でした。

その後、私自身の音楽体験のお話、演奏、和音のお話など。
5年生40人の皆さんに声も出してもらいました。

1時間半近くの授業でしたが、
紙面では上手く記者さんがまとめて下さいました。

おもしろかったのは
その第14面見開きの反対側の、短歌のページ。

真ん中に、林和清さんのエッセイ「秋虫の音色」、
その下が、河野裕子さんの「短歌 実作教室」。

林クンも、河野先生も私の親しい人たちです。

林氏のエッセイでは、
「日本の音楽は、西洋のようにほかの音を遮断して、
純粋な一音をもとめるというやりかたではなく、
自然の音とともにあじわうあいまい微妙なものであったという。

『源氏物語』にも音楽はかかせない要素であるが、
庭や野外で笛を吹いたり、あけはなった屋敷で琴を弾いたり、
風の音や鳥の声などと響きあわせるという場面がほとんど・・・」

「四季によって演奏法がかわり、それを聞きわける耳のするどさがもとめられた・・」

などなど、私の授業「耳を澄まそう」と
まったく相通じる内容。

こういうことって時々あるのです。

たとえば、私が書いたエッセイ。
それが載った同じ紙面の、他の記事に
そのエッセイと相通じるような内容のものが載る、ということ。

不思議だけどとてもおもしろい。
こういうの、シンクロニシティって言うの?

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いよいよ

2008-11-01 22:45:19 | モーツァルトに会いたい・4
11月に入り
いよいよ「モーツァルトに会いたい4」の本番(11月24日)が近づいてきました。

今回は、「ピアノ連弾で聞くオペラと交響曲」という
やや変則的なもので、
実は私自身
オリジナルのピアノ曲ではないものを
本番で弾くって
案外経験がないのです。

オーケストラスコアと全く同じに弾こうとすると
音域が重なる、という実際的な問題もあり
さまざまな変更が加えられた連弾用楽譜を弾くって
思っていたより煩雑な作業が必要。

原典(スコア)を知りながら
それをピアノ1台でどういうふうに音にするかを決めるのは
案外試行錯誤を繰り返す、たいへんな作業なのです。

ペーター版の連弾楽譜を使用しつつ
その響きを聞きながら
臨機応変に
音を変更したり加えたり・・・・。

通常のオリジナルのピアノ曲では
とりあえずは
楽譜に書いてある通りに弾けばよいので

その点でいえば
オリジナルの曲を弾く方が
ずっとラク・・・・。

今回は
弾くことよりも
スコアを勉強することに時間がかかりそうです。

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