河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

ジュピターについて何を語る?

2008-11-22 23:40:59 | モーツァルトに会いたい・4
今日は、夜7時にOS嬢が来宅。
ジュピターとフィガロ序曲を練習。

OS嬢には、「魔笛」のナレーションもお願いするため
その原稿を今日少し音読してもらったが
漢字の読みが独特なこと(?!)判明、
明日の練習に期待。

プログラムノートについては
「魔笛」は一応書けたのだが
「ジュピター」について何を書くかまだ思案中。

さっきもコープマンのジュピター聞きながら
なんでこんな音楽考えつくの、と思わずつぶやいてしまうほど
この音楽に惚れてるけど

ジュピターの中の
たとえば第2楽章のこの部分が素晴らしい、と思っていても
それを、読者に伝えるのは至難の技。

楽譜を使ったり
楽器を使えば簡単に説明できることもあるけど
プログラムノートには、それは無理。

かといって
モーツァルトがジュピターを作曲した頃は
借金の手紙を書きまくっていました、と書くのも・・・。

ところで、
今日練習していてあらためて気づいたのは
第1楽章冒頭の8小節だけでも、ほんとーに素晴らしい、ということ。

「ド ソラシド ソラシド ・・・ ドドーシレード ソーファ 」
「ソ レミ#ファソ レミ#ファソ ・・・ レレードファーミ ラーソ 」

この各後半の「ドドーシレード ソーファ 」「レレードファーミ ラーソ 」が、
良くできてる、というより
すごいヒラメキ、という感じ
(バスや内声は省略しますが、もちろんそこも素晴らしい)。

なんでもないようで、このメロディ
とてもイロッポイ。

①「ドドーシ レード ソーファ 」と②「レ レード ファーミ ラーソ 」の二つが
対応しているようで
微妙に違うからでしょうね。

①「ド・シ・レ・ド・ソ・ファ」の音程関係と
②「レ・ド・ファ・ミ・ラ・ソ」の音程関係を調べてみるとわかる。

①「半音・短3度・全音・完全5度・全音」
②「全音・完全4度・半音・完全4度・全音」

こう書いてしまうと全然色気ないけど
実際に弾いてみると
①と②の曲線の曲り具合の違うのが、なんともイロッポイのです。

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