河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

ジュピター冒頭

2008-12-07 19:42:35 | モーツァルトに会いたい・4
交響曲「ジュピター」第1楽章の冒頭部分、
モーツァルトのひらめきが素晴らしいと思うのだけど
それをなかなか上手く説明できず

この何日か
ことあるごとに・・・たとえば、ろくの散歩しながら・・・
そのことを考え続けてた。

①「ド ソラシド ソラシド ・・・ ドドーシレード ソーファ 」
②「ソ レミ#ファソ レミ#ファソ ・・・ レレードソーファ ラーソ 」

①②の各後半部分、すなわち
①「ドドーシレード ソーファ 」
②「レレードソーファ ラーソ 」 
これらをすごく簡単に書くと

①A「シードーファ」
②A「ドーレーソ」

となる。
つまり、アッポジャトゥーラ(倚音、前打音)を略したわけ。

この①Aと、②Aを
もっと簡単に書くとこうなる。

①B「シーファ」
②B「ドーソ」

もう一度「ジュピター」冒頭部分を最初から書くと

①「ド ソラシド ソラシド ・・・ ドドーシレード ソーファ 」 
②「ソ レミ#ファソ レミ#ファソ ・・・ レレードソーファ ラーソ 」  

になるけど
これを骨格だけにするとこうなる。

①C「ド ・ ド ・ ド ・ ・ ・ シーーーファ ・ ・ ・」
  (Ⅰの和音・・・・・・・Ⅴの和音)
②C「ソ ・ ソ ・ ソ ・ ・ ・ ドーーーソ ・ ・ ・」
  (Ⅴの和音・・・・・・Ⅰの和音)

これならとても単純で
誰でも思いつきそう。

モーツァルトの天才は
この後のアッポジャトゥーラの付け方なんですね。

続きはまたあした。

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