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河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/5(金)19時 日暮里サニーホール クララ・シューマン「ピアノトリオト短調」R.シューマン「ピアノトリオニ短調」他

パルティータ 3番、4番

2018-06-15 01:21:19 | バッハ
6月18日午後2時、京都大丸近くの、NHK文化センターにて、パルティータ3番と4番全曲弾きます。
詳しくはこちらへ。

いつもは土曜日ですが、今回は月曜日開催になりました! 

3番と4番、対照的な2曲ですが、弾いてて感激というか、ほんと楽しくて!!

2010年~16年、モーツァルトのピアノ協奏曲全曲を2台ピアノ(共演・上野真氏=第1日目はソロ河野、オケ上野、第2日目はソロ上野、オケ河野)で演奏しましたが、
その時から考えていること

= モーツァルトがソロパートを初演(自作自演)しているわけですが、
どう考えても忙しすぎて練習している時間はゼロのはず(演奏会当日にまだスコアが書きあがっていなかった・・・!)。

であるのに、一応弾けた、ということですね。

バッハも、多数の自作の鍵盤曲を必ず弾いていたはずですが、
それを時間をかけて練習していたことは考えにくい(忙しすぎて)。

即興(しかもフーガ!)の逸話も伝わっていますから、
ある一曲を練習してようやく弾ける、ということはなかったはず。

指使いを含め、手や指の使い方のコツみたいなものがあると。。。

最近の私の練習は、いわばそのコツを見つけること、みたいになってきました。

で、その一つの感覚として浮かび上がってきたのが、
渦巻きというか螺旋というか、回転するしなやかな曲線!


残されたバッハやモーツァルトの楽譜の中に、DNAみたいな螺旋がいっぱい!!


パルティータ!

2018-04-27 00:56:28 | バッハ
明日土曜日、とうとう「パルティータ」突入です!

バッハシリーズ、今まで「フランス組曲」「イギリス組曲」それぞれ全6曲計12曲を終えて、
満を持しての!!

バッハが生涯で初めての出版楽譜に選んだ自信作。


ほんとうに弾いててしあわせ。(^^)


 

バッハ先生、ご乱心

2018-03-09 19:15:36 | バッハ


明日、「生演奏でバッハを~イギリス組曲・最終回~ 5番、6番」(NHK文化センター京都教室・13時30分)です。

バッハ先生、なんかいっちゃってます! 

この5番、6番とも、バッハ先生は異常=錯乱状態。
特に、二つのジーグ。

アップした楽譜は、6番の後半ですが、
内声の、半音を昇っていくのはまだわかるとして、
バスの、この音型はなんじゃ?!

まあ、バス単独ならわからんでもないけど、
上の内声と合わさり、しかも、
ソプラノではラ(+♭シ)のトリルが気狂いのようにつづく。。。(他にもあり)

イギリス組曲は、フランス組曲より早い時期に書かれたと言われてますが、
バッハの若い頃の、このいっちゃってる感、ほんとうに凄い!

プレリュードも集中力が必要で、
特に5番、だんだんと弾いているうちに、手の使い方が啓示のように降りてきた・・・!

バッハ楽長の弾き方って、手前にまるめるように(引っ掻くように?)弾いていた、
っていう伝承みたいなのがありますが、
それプラス「回転」だと思います。

音型がみんな渦を巻いてる。
回転してる。

手もまたしかり!


イギリス組曲3番、4番

2017-12-02 20:43:20 | バッハ
一週間後の土曜日です。

バッハって、ほんとにどんな曲弾いてもたのしい。
全曲弾きます。

今回は、その「たのしい」のはなぜなのか、のお話。
身体感覚について。

つまり、一つはダンスのリズム。
もう一つは、音型自体がしなやかな曲線を描いている=手が感じるバネみたいな感じ。

ぶつかる音=アッポジャトゥーラの連続も快感!


イギリス組曲 第1番、第2番

2017-10-24 00:30:08 | バッハ
今度の土曜日です。

イギリス組曲の中で、第1番ってほとんど取り上げられないイメージですが、
今回弾いていみて、なんかのめりこんでます。(^^) 

やたら弾きにくい、という点や、
クーラントがⅠⅡとあり、しかもⅡには二つのドゥーブルがあるという点で、
他の5曲とちょっと別の時期に書かれたような気が。。。


フランス組曲3番、6番弾きます!

2017-09-29 00:25:36 | バッハ
明後日土曜日午後1時30分より、
バッハ「フランス組曲」シリーズ(NHK文化センター京都教室)の最終回。

3番ロ短調と、6番ホ長調を全曲演奏+お話します。

今まで弾いてきて、今回ハッと気づいたのですが、
1番~4番はそれぞれ曲調はまったく異なりますが、
4曲通して共通のモティーフが、鎖のようにつながってる!

5番6番も、表裏一体のモティーフが!

1番~4番の出自と、5番6番の出自が異なるという有名な話、とても納得です。


その共通のモティーフについて、
数ある解説書の中で、なんで誰もそのこと書かないのかしら。


。。。このエッセイは、以前、毎日新聞に書いたものです。


ロ短調ミサ

2017-09-25 00:15:16 | バッハ
BSでブロムシュテット指揮バッハ「ロ短調ミサ」in ライプツィヒ放映中。

バッハと言えば「マタイ受難曲」が何かと言及されますが、
わたしは「ロ短調ミサ」こそしんそこ凄い音楽とおもいます。

なんでこんな曲がこの世に存在するんやろ???