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2021.02.07 お屠蘇のこと。お屠蘇の思い出。

年末に、薬局でお屠蘇の袋を見付けたので買ったが、念のため、もう1つ
買って置いた。

数年前、ウッカリしている内に、売り切れてしまっていて、探しまわって
手に入れたことがあったので、そんなことも思い出して、そして、私は
この香りが大好きなので、念の為今回は、2袋買ってしまった。

お屠蘇は、1袋目が随分長い間あった。
それで、2袋目を使うチャンスが無かった。
そうこうして居るうちに、2月になってしまった。



そんな訳で、2月になってから新しいお屠蘇を作った。



阪神大震災で、我が家の瀬戸物の屠蘇器は、壊れてしまったので、今は無い。
震災後、お雛様用か、おもちゃか、どちらかのミニお屠蘇器を見付けたので、
一応、ままごとの様なそれを飾っている。

このガラス製の物は、実は、ハーブティー用のポットだけれど、これが、震災
で壊れずに残ったので、その後は、これを実用的な屠蘇器として使っている。



私は、この昔ながらの懐かしいお屠蘇の袋が大好きで、この袋に書いてある
「お屠蘇の起因」は、毎年読み直す。
本当は、全部頭に入れたいところだが、又、来年はうっすらと忘れている。
天皇のお名前も、嵯峨天皇であることを、忘れかけていた。今度は覚えた。

私は、このお屠蘇の香りが子供の頃から大好きであった。
この香りを,良いと思わない人が居ることを(知らないだけかも?)、最近
知って驚いた。

ちなみに、私の長兄の長男が、5〜6歳の頃、我が家でお屠蘇を飲んで、
余りの美味しさに驚き、「ずるいや、ずるいや!大人だけ、こんなに美味しい
物を飲んで!」と叫んで、大人達がどっと笑った時のことを、懐かしく思い出す。

そのとき、「たしかにそうだよね。こんな美味しい物を、大人が独り占めして
ごめんね。」と思ったものだった。子供に、お酒は無理なのだから仕方ない。
しかし、最近では、この楽しい逸話が、全然光らない。人に話しても、全く
盛り上がらない。

何故なら、お屠蘇を飲んだことが無かったり、お屠蘇を美味しいものだと
知っている人が少なくて、それどころか、最近は、お屠蘇って何?と言う人
さえいる状態なので。

え〜?
私は、子供の頃から、お屠蘇の香りが大好きで、何とも言えない芳香だと
思っていた。味も大好きだった。
世の中、変わるものなんだな〜、残念なことだな〜と、淋しく感じる今日
この頃である。


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