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2008.5.9 Mさんは元々生ゴミを作らない人

前回、生ゴミのお話になりましたが、箕面のMさんは、私は、いつも、
感心していたのですが、実は、元々「生ゴミを作らない方」なのです。

彼女は小さな頃から、使用人に囲まれて育ち、特に母親が嫁入りの時に
連れて来たばあやに育てられ、その言い付けを良く守っていたそうです。

ばあやは、お料理が殊の外上手で、同居人や使用人を入れて40~50人
になる大世帯を切り盛りする、名家政婦だった様です。

そのばあやさんから、食べ物を粗末にしてはいけないと、口を酸っぱく
して教えられていたMさんは、長じてもいまだに教えを守り、食べ物は
野菜の芯迄、全部使うそうです。
白菜などの野菜は、しなびて来たら、糠漬けにして、全部食べます。
(本来、白菜など水気の多いものは、糠床がびしゃびしゃにならない様
に、わざわざ干して水気を少なくしてから漬けるくらいですから、この
場合、丁度、好都合でもある訳ですね。頭が良い~!)

そして、冷蔵庫の中の野菜や食べ物を、古くさせて捨てるということは、
まず、無いそうです。

季節毎の、質の良い野菜や豆類を、吟味して採っておられて、魚は食し
ますが、肉食は全くせず、外食も一切されません。
質素とも言える程の、しかし、豊かな食生活をされています。

Mさんの言葉の中に、「うちのばあやがこう言っていました。」と言う
言葉が、いつも出て来ます。
ばあやさんの知恵を、沢山受け継いで、それを教訓にして居られる様に、
こころ暖まるものを感じます。

その度に、Mさんは、素直な子供だったんだろうなと、いつも思います。
何故ならば、そうで無ければ、こうして砂が水を吸い込む様に、記憶に
留めてはいないでしょうし、又、ばあやさんも、彼女に伝えようとはし
なかったと思うからです。
(私も、母に言わせれば、とても聞き分けの良い子供だったそうです。
他に、自慢するところが無いので、ここで言っておかねば…。^^;;
母も私に沢山のことを教えてくれました。でも、私はそれらのほとんど
を忘れてしまっている様に思います。Mさんの記憶力には驚かされます。)

そして、彼女の、生ゴミを出さない、そのきちんとした生き方を私など
は心して見習いたいものだと思いました。
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