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2007.12.14 メインは「炊き込みご飯」

(1)
いよいよ、12/4の来客時の記録の最終章、「炊き込みご飯」に
ついてです。
作った料理を改めて箇条書きにしますと、下記の通りでした。

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1.蓮根のカレー炒め
2.若布の茎の煮物
3.山くらげの酢の物
4.ごぼうのきんぴら
5.砂肝の炒めもの
6.赤目いもの煮物
7.ごぼうと牛肉のうま煮
8.白菜のマリネー
9.大根のはりはり漬
(1~9については、今迄に、ここに記載しました。)

×10.水菜と人参のサラダ(但し、これは水菜を当日に買うつもり
 で、買い忘れたため、作ることが出来ませんでした。)

11、炊き込みご飯

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(2)
この最後の「炊き込みご飯」が、来客料理のメインでした。
この「炊き込みご飯」に付いて記します。

私は、子供の頃から、炊き込みご飯から香って来る醤油の臭いが、
とても苦手でした。
つまり、炊き込みご飯が大嫌いでした。
醤油の味と香りは大好きなのに、何故ご飯に炊き込んだ醤油の臭
いが嫌なのか分りません。

それで、私の作る「炊き込みご飯」は、醤油はほんの少し色付け
程度に入れて、塩で味付けします。
これが、美味しいの、なんのって!
ほんと、自分で言うのも、気が引けるけれど、味は抜群です。

(3)
作り方は、下記の通りです。

材料は、人参(小口切り)、こんにゃく(細かく切る)、うすあげ
(細かく切る)、とり肉200g(せせりで充分、かえって美味しい)
ごぼう(ささがきにして、水でさっとあく抜きをしたもの。これは
必須)

米3合を洗って、酒少々を加えて水加減する。
少量の薄口醤油を入れ、塩を加えて味を見る。(薄味にすること。)
出汁昆布を入れる。
何より大切なのは、上質の昆布を多めに入れること。

そこへ、先の刻んだ材料を全部加えて炊飯器のスイッチを入れる。
(すみません。ご飯はまだ、チタン鍋で炊いたことはありません。
つい、炊飯器の方が慣れているもので…。Mさんに叱られそう。)

(4)
出来上がってから、私は、大鉢に移すのです。
その時、少し控え目にしていた塩気を、加減を見ながら補います。
つまり、炊飯器の中の炊き込みご飯の味を見て、荒塩を振り掛けて、
丁度良い味にして、大きな器に移し替えて行くのです。
ですから、この時点で、最適な塩加減になる訳です。

移し終えたら、上に、三つ葉を散らします。
三つ葉は、軸を小切りにして、全体に散らし、真中にちぎった葉
を飾ります。
(写真を撮り忘れたので残念です。せめて器だけUPします。)

(5)
今回のお客様全員が、炊き込みご飯のお代わりをしました。
これがあまりに美味しいので、家族に食べさせたいから、持ち帰
りたいと言う人がいたので、包んで差し上げました。
(汁気の出ない、きんぴらごぼうや蓮根のカレー炒めと共に)

昨年人を招待した時、この炊き込みご飯を4杯お代わりしてくれた
人がいて、私は感激でした。
いつも、この大きな入れ物が、空になります。

一度、私の方法を試してみて下さい。

(6)
実は、昨年、来客接待の後、酷い夏負けをして身体をこわしたので、
もう大量の料理を作ることは、打止めにしようと思っていましたが、
今回の来客は、高校時代の友人達で、転居後の我が家に始めて来る
のを楽しみにしていて、近くでランチをして、念の為、夕方お腹が
空いた時の為に、お茶漬けでも用意してほしいと言われていたので、
大層気が楽でした。
それで、品数も少な目で自分の好きなものを、適当に作りました。
いつもは、13品ぐらい作っていました。

でも、料理は、真剣勝負です。
しかも、買物やら仕込みなど、3~4日前から掛かります。
もし、出汁が失敗したり、材料が悪く満足な出来でなかった場合は、
後で疲れがどっと出ます。
満足してもらったと思えた場合は、感謝の思いで充たされ、疲れが
すっと消えてゆくことが本当に不思議です。

毎日、真剣勝負をしている料理人の方々に、頭が下がる思いです。


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