2年前、リオ・デ・ジャネイロ滞在中にいろいろなミュージシャンたちがピシンギーニャの話をしてくれた。Cliff Korman(p)やCarlos MaltaのCDにもたくさん彼の曲がカバーされていた。本当に彼の曲がいつまでも尊敬され、愛されていることを肌で感じ「ブラジル音楽の父」と呼ばれていることに深く納得するのだった。(今までピシンギーニャを知らなかった私がとても恥ずかしかった・・・。)
そして、仲良くなった Calros Maltaの家に遊びに行くと・・・ピアノの譜面台には一冊の本が開いていた。「ピシンギーニャ集」のまさに、このCarinhosoだった。メロディが美しかったので思わずiphoneで写メり、いつか演奏したいな、と思っていた。
そして、先月行われたジスモンチの「ナナ追悼公演」で彼は「ナナが最も愛していた曲です。」と静かに弾き出したのが・・・このCarinhoso。思わず涙が溢れてきた。そうだ、やっぱりこの曲を演奏しなくちゃ。
以来、TReSのレパートリーにもしている名曲です。1917年の古き良きブラジルを彷彿とさせるメロディがたまりません。
「Carihnos」
私の心はなぜかあなたを見ると幸せにときめく
ああ、私の愛の深さをあなたに知ってもらえたら
あなたが私から離れてゆく事はもう無いだろう・・・・
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